令和8年度 大和郡山市「少年少女パソコン教室」の年間計画(全14回)のうち、奈良高専情報工学科が担当する「アニメーションを作ろう」の全3回を開催しました。
アニメーションは、絵や写真を動かして楽しむだけではなく、「どうすれば相手に伝わるか」「どのように動かせば思いどおりの表現になるか」を考える創造的な活動です。今年も受講者の皆さんは、画像編集やコマ撮り撮影、作品制作に挑戦しながら、コンピュータを使ったものづくりを体験しました。
3回の講座を通じて、一人ひとりのアイデアが少しずつ形になり、最後には個性あふれる作品が完成しました。
【第1回:6月20日】 アニメーションについての基礎知識(担当:松尾 賢一 教授)
第1回は、アニメーション制作の基礎となる画像の仕組みや色の表現について学びました。
画像が小さな点(ピクセル)の集まりでできていることや、光の三原色(赤・緑・青)の仕組みを学んだ後、画像の切り取りやサイズ変更などの基本的な編集作業を体験しました。
また、小雨の降る中でしたが、初めて訪れる高専キャンパスの風景を楽しみながら、学生スタッフとフォトスポットを探しながら記念写真を撮影しました。その後、撮影した画像を使った編集作業にも挑戦しました。



【第2回:7月4日】 モデリングクレイによる動くアイコン作成(担当:上野 秀剛 教授)
第2回は、アニメーションがどのような仕組みで動いて見えるのかを学びました。
まずは複数の静止画をつなぎ合わせて簡単なアニメーションを作成し、少しずつ変化する画像が「動き」として認識されることを体験しました。その後、粘土(モデリングクレイ)を使ったコマ撮りアニメーション制作に向けて、キャラクターや小道具など、思い思いの作品づくりを行いました。
受講者の皆さんは、「どんなストーリーにするか」「どんな動きをさせたいか」を考えながら、試行錯誤を重ねて制作に取り組んでいました。また、受講者同士や学生スタッフとの会話も弾み、作品のアイデアを共有しながら和気あいあいとした雰囲気の中で作業を進める様子が見られました。



【第3回:7月11日】 モデリングクレイによるアニメーション作成(担当:衛藤 優 助教)
最終回では、前回制作途中だったキャラクターやパーツを完成させ、デジタルカメラによるコマ撮り撮影に挑戦しました。
アニメーションを滑らかに見せるためには、パーツを少しずつ動かしながら何枚もの写真を撮影する必要があります。根気のいる作業でしたが、「もっと動きを加えたい」「ここで向きを変えよう」など、作品をより良くするための工夫を重ねながら撮影を進めていました。
撮影後は静止画をつなぎ合わせてアニメーションを完成させました。完成した作品は共有画面で披露されました。ユニークなアイデアや、教員・学生スタッフも感心するような演出など、それぞれの個性が光る作品が次々と映し出され、楽しそうに見つめる様子が印象的でした。
受講者の皆さんの発想力や表現力に、教員・学生スタッフもたくさんの驚きと元気をもらうことができました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!


