奈良工業高等専門学校

社会貢献

Contribution

HOME 社会貢献 科学教室・出前授業 出前授業 「パズルの達人」(令和7年10月3日(金)於 矢田小学校)

社会貢献

出前授業 「パズルの達人」(令和7年10月3日(金)於 矢田小学校)

令和7年10月3日(金)、大和郡山市立矢田小学校において、情報工学科 山口 賢一 教授、岩田 大志 准教授が「パズルの達人」をテーマに出前授業を実施しました。

(出前授業は児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、奈良県大和郡山市及び生駒市と学市連携協定を締結し、創造性や科学的な考え方を育むことを目的に、教育委員会や小中学校からの依頼により、実施しているものです。)

今年度も、矢田小学校で年に一度行われる保護者等が企画する授業と併せての開催となり、6年生の児童33名及びその保護者21名の計54名に受講いただきました。「パズルの達人」は、スライドパズル(15パズル)を使って、パズルの動かし方には非常に多くのパターンがあること、効率的に解くための方法があること、また実生活にも繋がっていることに気が付いててもらえることを目的としています。

スライドパズルについての説明があり、まず3パズルの場合での配置の組み合わせを考えます。
その後15パズルについても配置の組み合わせが何パターンあるかを考えますが、なんと約20兆通り!
またこの配置の内、約10兆通りは絶対にパズルの完成にたどり着きません。

15パズルを完成させるのは難しそうということが分かった上で、受講者全員に15パズルを配付し15パズルに挑戦しました。
なかなか完成させることができませんでしたが、先生と補助学生が法則性などのアルゴリズムを伝えると、すぐに完成させた歓声も上がっていました。
その後、受講者は補助学生や保護者と完成させるまでの時間を競争するなど、楽しんでいました。

このようなアルゴリズムを活用することにより、宅配便が荷物を運ぶ際の順路を、最も短い道筋で運搬するなどの活用があります。
ここから、世の中には解けない問題もあること、答えの求め方にはいくつも方法があること、また現代のコンピュータはさらに難解な問題を解くことができることなどの話がありました。

授業で使用したスライドパズルは奈良高専が3Dプリンターを使って作成したものであり、受講者にプレゼントしました。
パズルを通して奈良高専や理系科目に興味をもって頂ければと思います。


今回使用したスライドパズル(色違いあり)。なお、裏面は奈良高専のロゴマークが印刷されています。

20251003-puzzle43-1.jpg 20251003-puzzle43-2.jpg

PAGETOP