奈良高専は、平成29年10月27日(金)に、奈良市立三笠中学校で行われた「キャリア教育参観」の中の3年生
対象「高校授業体験」の1プログラムとして出前授業を行いました。
この催しは、三笠中学校が周辺の高校から様々な教科担当の教員を招待し、生徒さんに高校で行われている
ような授業を受けてもらうという内容になっています。
本校は理科の授業体験担当で、情報工学科 松村 寿枝 准教授による「音を見てみよう-フリーソフトで音を分析
する-」と題した授業を行いました。
授業では、まず奈良高専について簡単に紹介があった後、松村准教授が普段研究している音声工学・音響工学
について説明がありました。
続いて、フリーソフトを使用してどこまで高い周波数の音を聞き取れるかという可聴域のチェックを行いました。
周波数が高くなるとともに、聞き取れる生徒さんの数は減っていきましたが、何とか聞き取ろうと皆さん耳を澄ま
して聞いていました。
次の実験では音に含まれる周波数成分を見ることができるフリーソフトを使用して、様々な音の分析を行いました。
今回は、声や生徒さんが持ってきてくれた楽器(ハーモニカ、鍵盤ハーモニカ、木琴、アルトリコーダー、ソプラノリ
コーダー)の分析を行いました。



授業の最後には、一人の生徒さんが代表して、お礼の挨拶とこの日の感想を話してくれました。
1時間半近くの授業でしたが、皆さん楽しんで授業を受けられていました。お疲れ様でした。
この日、実験で使用したフリーソフトは誰でもインターネットでダウンロードできるので、興味のある方はぜひ検索
してみてください。