令和8年3月14日(土)~15日(日)において、久留米高専応用固体力学研究室(佐々木 大輔 准教授)が主管となり、第三回高専マテリアルコンテストが開催されました。本コンテストは、高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業 "GEAR5.0(未来技術の社会実装教育の高度化)" エネルギー・環境分野の採択高専(佐世保高専、 豊田高専、鈴鹿高専、奈良高専、久留米高専、大分高専)の取り組みの一つであり、産・官・学の有識者で構成された企画委員会(文末の委員会名簿リンク参照)が主催者である他、多くの協賛・協力企業がサポートする、極めて特徴的な高専教育イベントです。
本コンテストの基本ルールは単純明快、高専生が「強靭な鋼」を製作してコンテスト会場へ持ち寄り、その製作プロセスのプレゼンテーションの評価も含めて、最も優れた成績をおさめたチームがマテコン大賞を獲得する、というものです。本校は、令和6年度の第二回コンテストに機械工学科チーム(指導教員:谷口 幸典 教授)で初出場し、マテコン大賞は逃したものの、次点となる優秀賞を獲得しました。
今回、硬さと衝撃強さの二つの異なる強度指標を同時に達成する試験片という、学術的に高度な課題が設定されていました。にもかかわらず、全国高専の様々な学年学科から昨年を上回る計8チームが久留米高専に集いました。本校は昨年と同じチームで、浸炭処理で硬さを向上させ、粘り強さは焼なまし処理および圧入で向上させるというアイデアで、苦労しながら試験片の作成に取り組みました。
コンテスト本番、硬さ試験で首尾よく第二位の成績をおさめて一日目を終了し、その夜は遅くまで宿舎で繰り返しプレゼン練習をし、二日目に臨みました。昨年の参加経験で得た貴重な学びとともに、今回直面したトラブルと、それに対していかに対処したのかを、関西の高専生らしく、会場の笑いを大いに誘う楽しいプレゼンとして披露しました。一転、質疑応答では製作プロセスを普段の授業で学んでいる知識を交えて説明できました。運命の衝撃破壊試験では、奇しくも前回マテコン大賞を獲得し、今回も他チームをはるかに凌駕する硬さの試験片を作製してきた群馬高専チームとの一騎打ちとなり、会場は大きく盛り上がりました。結果、本校チームが僅差でマテコン大賞に輝きました!
奈良へ戻る道中は、大賞を獲得できたことよりも、参加者全員が分け隔てなく交流できる本当に楽しい2日間を過ごすことができたことが何よりの喜びとなっていました。この素晴らしいコンテストを主催してくださった企画委員会ならびに久留米高専の関係者にこの場をお借りして深く感謝いたします。
なお、高専マテリアルコンテストは今回より持ち回りの優勝杯が設けられ、次年度も引き続き、主管校を群馬高専に移して実施される予定となっています。本校学生は早くも新たなチーム結成を考えており、連覇を目指して、引き続き知識と技術の習得に励んでいきます!
受賞スピーチの様子

破壊後の試験片の写真

第三回高専マテリアルコンテスト日程
令和8年3月14日(土)
13時~ 企画委員会メンバーと参加学生によるグループワーク:
「危険予知トレーニング」
14時~ 硬さ試験
15時30分~ 交流会:「材料のここが面白い!ポスター製作」
令和8年3月15日(日)
10時~ 硬さ試験結果の発表~学生プレゼン~質疑応答
13時~ シャルピー衝撃試験
15時~ 審査員講評、結果発表・表彰式
以下、関連リンクです。
*第三回高専マテリアルコンテストのルール(久留米高専応用固体力学研究室HP内)
第3回高専マテリアルコンテストレギュレーションについて|久留米高専応用固体力学研究室
*高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業について(高専機構HP内)
高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業(GEAR 5.0/COMPASS 5.0) | 国立高等専門学校機構
*高専マテリアルコンテスト企画委員会名簿(久留米高専応用固体力学研究室HP内)
高専マテリアルコンテスト企画委員会名簿|久留米高専応用固体力学研究室