奈良工業高等専門学校は、Panasonic×KOSEN連携協定のパイロット校として、パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社 人事部門 モノづくり研修所 より辻 崇雄 様を講師にお迎えし、2月18日(水)に3年生を対象とした特別講義を実施しました。
講義では、「社会人とは何か」「働くとは何か」をテーマに、アイスブレイクやグループワークを通して主体的に考える機会が提供されました。特に「地獄の1分間ゲーム」では、聞き手が話を聞かない体験と、真剣に"傾聴"する体験を比較し、コミュニケーションにおける傾聴力の重要性を実感しました。
また、社会人は「社会に価値を届ける存在」であり、その根底には経済的・精神的な"自立"があることが示されました。企業が求める資質として「主体性」「チームワーク」「実行力」「学び続ける力」「柔軟性」が紹介され、パナソニックの創業者である松下 幸之助 氏の「学ぶ心」の精神も共有されました。
講義の終盤では、「仕事に100%の正解はない。大切なのは考え抜くプロセスである」というメッセージが示され、学生は自己理解や将来の目標について深く考える契機を得ました。
講義後の振り返りでは、学生の多くが「働くこと」に対する理解が具体化したことや、自身の将来像を主体的に考える必要性に気づいたことを示しました。また、傾聴体験を通じて、相手を尊重する姿勢やチームで協働することの意味についての認識が深まった様子がうかがえました。本講義は、知識の習得にとどまらず、態度や価値観の形成に働きかける学びとなりました。
奈良高専は今後も産業界と連携し、社会に価値を創出できる実践的技術者の育成を推進してまいります。
酒井教務主事による、Panasonic×KOSEN連携協定の説明
講義中も学生とのコミュニケーションを大事にされていました。
講義終了後の学生からの問に気さくに応じるPanasonicモノづくり研修所の方々