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【8月11日 打上げ成功】本校専攻科生が観測ロケット実験に参加します!
電気工学科 芦原 佑樹 准教授が関係する「観測ロケットS-520-32号機実験」が、令和4年7月10日~9月17日(予備期間含む)に内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝属郡肝付町)において実施されます。
JAXA 観測ロケットS-520-32号機実験の実施について
https://www.jaxa.jp/press/2022/05/20220518-1_j.html
この観測実験は、本校と京都大学、富山県立大学、東北大学、東海大学(以下、共同実施機関)が共同で国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)に提案し、採択されたものです。
また、文部科学省宇宙航空科学技術推進委託費宇宙航空人材育成プログラム「観測ロケット実験を通した宇宙機器エンジニアリングスキル養成プログラム(令和元年度~3年度)」の採択も受け、奈良高専および共同実施機関が担当する観測機器の新規開発や内製化について学生が中心となって取り組んだ成果になります。芦原研究室はGNSS(Global Navigation Satellite System、全球測位衛星システム)を使った電子密度観測装置を担当し、同研究室所属学生が設計開発・製造した観測装置が観測ロケットに搭載されます。この観測装置の開発には、基礎研究を含めると11年を費やし、その間11名の学生が卒業研究・専攻科特別研究として取り組んだ成果が集結しています。
今回実施される打ち上げオペレーションには本校専攻科生2名も参加し、観測装置の最終動作確認と観測データ取得を行います。オペレーションへ参加する学生は、観測装置の設計・製作、ロケット搭載のための耐環境試験、ロケット搭載時の他観測機器との統合試験、打ち上げオペレーション、観測データ解析等を行います。
実験・観測の目的から、満月の前後等打ち上げの条件が限定されます。打ち上げがうまくいくよう、皆さんも応援よろしくお願いいたします!JAXAにて観測ロケットへの組込み作業を行う本校専攻科生 電離圏擾乱観測の概念図:GNSS衛星からの電波を観測ロケット機上で受信することで、プラズマ電子密度の鉛直・水平構造を観測する 観測ロケット打上げの概要等はこちらをご覧ください。
PR TIMES https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000169.000075419.html打上げ等の中継はこちらで視聴できます。→ http://blog.nvs-live.com/?eid=705