奈良工業高等専門学校

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【重要】通常授業の開始について

                                    令和2年7月13日

学生及び保護者の皆様へ

                                           奈良工業高等専門学校長 後藤 景子

                             通常授業の開始について

 新形コロナウィルス感染症への対応として、5月11日から遠隔授業を実施しました。
その後、1年生のクラス単位でのショートオリエンテーションの実施、さらに7月
6日から対面授業を一部開始しました。各科や各研究室においても登校による教育・
研究活動を段階的に開始しております。この間のご理解とご協力に深く感謝申しあげ
ます。
 さて、5月25日に緊急事態宣言が解除されてからは、ウィルスと共存しつつ、人間
の活動をできるだけ止めないようにしていこうとする考え方や試みが社会的に容認
されつつあると思います。すでに高等学校や一部の大学が通常授業に移行しています。
 本校では、遠隔授業の開始にあたり心配された通信環境に大きな支障がなく、学生
のアンケート調査結果からも一定の成果が確認されています。しかしながら、実験実
習を中心とした実践的な高専教育では、分野や授業形式による差異はあっても、一般
的には対面授業の教育効果が高いと考えられます。また学校は、知識や技術の習得の
みならず人間性やコミュニケーション力を育成する場であり、それには友人同士や教
員との触れ合いが不可欠です。長期に亘り登校できないことで、生活習慣の乱れや心
身に与える影響も心配しております。また、9月14日からの前期末試験の実施に先立
ち、一定期間の登校による通常授業の実施が必要と考えております。
 これまでの期間に感染防止のための環境整備を行ってきました。学校医や関連機関
とも相談し、手洗い用石けん、アルコール消毒薬、清掃用スプレー洗剤、使い捨て手
袋、フェイスシールド、非接触型体温計等の確保、流し台、自動水栓、網戸等の設置、
学校の活動基準、感染症対応のガイドラインとハンドブックの作成、その他の準備を
進めてまいりました。
 このような状況を総合的に勘案し、今後の授業実施形態につきまして検討しました
結果、7月27日(月)より登校による通常の学校活動を段階的に開始することといたし
ます。ただし、7月6日より2週間の実施状況を確認したいので、最終判断は7月20
日にさせていただきます。学生の体調に留意し、感染防止対策を徹底しながら教室で
の対面授業を行い、課外活動も徐々に開始する予定です。登校に不安があるなどの場
合は、まずは学級担任にご相談ください。合わせて学生寮も開寮しますが、詳細は別
途通知いたします。
 新型コロナウイルス感染症の完全な終息には、まだまだ長い期間が必要と推察され
ます。学校で決めたルールに従い適切に感染防止に努めますが、学生や保護者の皆様
全員の協力が不可欠です。
 なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、新型インフルエンザ等対策特
別措置法に基づく緊急事態宣言が発令される等の状況が発生した場合、実施方法等を
再検討し、変更する場合があります。
 通常授業開始につきましてご理解とご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げま
す。

 

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