参加者に説明する東さん
『子供たちの目が輝いている!』目が純粋なんです。
和歌山高専の公開講座などにも参加しているので、いつも思うんです。
大それたことをしているわけではないけど、子供たちが楽しそうにワクワクしているのを見て、
自分自身、ハッとします。
振り出しに戻るイメージになるんです。
今は、周りもみんな高いレベルの研究を行っている、そして私自身もまた、その中で当たり前のように
高いレベルの研究を行っている‥
私自身が初めて実験をして、ワクワクしたことをを思い出すことができました。
一生懸命メモをとったり、オルゴールが鳴るかどうか耳に当てて聞いてみたり。
見ているだけでも、楽しい、嬉しい気持ちになりました。
参加者の親子に声を掛ける東さん
母の勧めで和歌山高専の公開講座、オープンキャンパス、出前講座などに参加しました。
中学2年生の夏に参加し、『これは、面白い!』と思ったのがきっかけです。
そこで、運命的なものを感じました。
小さい頃から、ちっちゃな、なんでかな?と、どうでもいいことが気になる子供でした。
「ガードレールはなぜ、ここにあるの?」「カーブミラーはなぜこの角度?」
不思議に思うことを「なんで?」と考えては父や母に質問していました。
小学生の時には、『地球の誕生、なぜ水がある、月は動く?』常に疑問に思っていたのを覚えています。
理科が好きならチャレンジしてみてほしいと思います。
『理科が好き』が大切だと私は思います。
理科の成績が良いだけでは、長続きしないんではないかな。
もし、成績が伴わなくても、好きなら頑張れると思います。
専攻科に決めたときには、大学院に進学するかということも悩んでいました。
専攻科は「今やりたいこと」を続けられると思って選びました。
来春からは県内企業で研究職に内定をもらっています。
「中小企業で長く働き続けたい」と思っていたので、希望通りの会社に内定がもらえ、嬉しく思っています。
今の研究とは異なる農薬の原料の会社です。
実家は農家で、農薬を使うこともあり、興味を持ちました。
新しい研究をすることにワクワクしています。
和歌山工業高等専門学校 生物応用科学科
綱島 克彦 教授