お知らせ

『脱炭素を実現する夢の水素エネルギー』イベント参加
 奈良高専 専攻科1年 大井佑莉さん編

更新:2022年08月10日

~ 高専を目指す中学生に読んでほしいシリーズ⑦ ~

奈良県主催イベント『脱炭素を実現する夢の水素エネルギー』で科学教室を担当しました。GEAR5.0K-§MARTユニットリーダーである、奈良高専 物質化学工学科 山田准教授が昨年度に引き続き行っている科学教室です。奈良県内での水素エネルギーへの理解、普及を目的に行われました。科学教室には老若男女、幅広いご参加がありました。
GEAR5.0事業の一環として行われた科学教室に山田研究室 物質創成工学専攻1年の大井佑莉さんは、マイクを持って実験の説明をしました。3回にわたって行われた科学教室でどんどん成長された大井さんに話をききました。



科学教室

科学教室名:『脱炭素を実現する夢の水素エネルギー』奈良県主催イベント内、科学教室「燃料電池を作ってみよう」
開催日:2022年7月31日10:00~16:00
会場名:イオンモール大和郡山イベント広場


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参加者に実験を説明する大井さん


科学教室の講師を務めて

マイクを持つことは、元放送部で得意な方なんです。授業でプレゼンなどを行っているので、何とかなる!と思って臨みました。
ですが、参加者が小学低学年の子供たちが多く、どのように実験の説明をしていいのか最初は戸惑いました。
そこで感じたのは、子供たちのワクワクした気持ちでした。
私としては、教科書でちらっと見たような実験でしたが、参加者にとっては、「すごいこと」だったようで。
pH試験紙はクエン酸の水溶液にを入れると赤に変わるのですが、「赤に変わった!」と目を丸くしてお父さんに伝えたりしているのが、印象的でした。
最近、発表するといえば、私よりも発表内容を理解している人前だったので、アドバイスを受けることはあっても、教えることはありませんでした。
自分自身が、当たり前に自然にできていることを教えたり、伝えたりすることは難しいことだと感じました。
また、1年後くらいには後輩が入ってきて、自分自身の実験を伝えないといけません。
その時に、この経験を活かしていこうと思いました。
私はこのイベントで一番思うことは「実験のワクワクを思い出した!」ということでした。また、初心に返って実験に臨みたいと思います。


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イベントの様子


高専に入学したきっかけ

「機械が好きだからです!」 どちらかというと手先は器用な方ではないんです。でも、機械が好きなので高専にしました。
小さいころから母が工場見学ツアーなどに沢山連れて行ってくれました。そこで、とても大きな機械が動いてるのを見て、
触ってみたいと思うようになりました。
それと、私にとって学校の理科室は大好きな空間だったというのも理由の1つです。
高専の存在は母から聞き、中学3年の時に高専祭で実験をしているのを見て、「わぁ!かっこいい!受けてみよう!」というものでした。
『好き!』が今も続いています。


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グローブ・ボックスを使う大井さん(山田研究室にて)

中学生へメッセージ

学校の先生は偏差値で行ける学校を選ぶと思うけど...
ぜひ、実際に足を運んで、見て欲しいと思います。
私自身が、奈良高専の高専祭に行ってみて「この学校に行きたい!」と思ったんです。
行ける学校より、行きたい学校に進学するのがいいと思います。
高専でも学校見学や体験入学などもあるので利用してほしいです。

進路について

大学院に行きたいと考えています。まだ、職業まではピンと来ていません。
ただ、機械(機器)を使いたいと思っています。
興味があることはたくさんあるので、これから絞っていくのが大変だなあと思います。
奈良高専には沢山の機器があるので、全部の機器を使ってみたいです。

指導教員

奈良工業高等専門学校 物質化学工学科
山田 裕久 准教授


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