参加者に実験を説明する大井さん
マイクを持つことは、元放送部で得意な方なんです。授業でプレゼンなどを行っているので、何とかなる!と思って臨みました。
ですが、参加者が小学低学年の子供たちが多く、どのように実験の説明をしていいのか最初は戸惑いました。
そこで感じたのは、子供たちのワクワクした気持ちでした。
私としては、教科書でちらっと見たような実験でしたが、参加者にとっては、「すごいこと」だったようで。
pH試験紙はクエン酸の水溶液にを入れると赤に変わるのですが、「赤に変わった!」と目を丸くしてお父さんに伝えたりしているのが、印象的でした。
最近、発表するといえば、私よりも発表内容を理解している人前だったので、アドバイスを受けることはあっても、教えることはありませんでした。
自分自身が、当たり前に自然にできていることを教えたり、伝えたりすることは難しいことだと感じました。
また、1年後くらいには後輩が入ってきて、自分自身の実験を伝えないといけません。
その時に、この経験を活かしていこうと思いました。
私はこのイベントで一番思うことは「実験のワクワクを思い出した!」ということでした。また、初心に返って実験に臨みたいと思います。
イベントの様子
「機械が好きだからです!」
どちらかというと手先は器用な方ではないんです。でも、機械が好きなので高専にしました。
小さいころから母が工場見学ツアーなどに沢山連れて行ってくれました。そこで、とても大きな機械が動いてるのを見て、
触ってみたいと思うようになりました。
それと、私にとって学校の理科室は大好きな空間だったというのも理由の1つです。
高専の存在は母から聞き、中学3年の時に高専祭で実験をしているのを見て、「わぁ!かっこいい!受けてみよう!」というものでした。
『好き!』が今も続いています。
グローブ・ボックスを使う大井さん(山田研究室にて)
学校の先生は偏差値で行ける学校を選ぶと思うけど...
ぜひ、実際に足を運んで、見て欲しいと思います。
私自身が、奈良高専の高専祭に行ってみて「この学校に行きたい!」と思ったんです。
行ける学校より、行きたい学校に進学するのがいいと思います。
高専でも学校見学や体験入学などもあるので利用してほしいです。
大学院に行きたいと考えています。まだ、職業まではピンと来ていません。
ただ、機械(機器)を使いたいと思っています。
興味があることはたくさんあるので、これから絞っていくのが大変だなあと思います。
奈良高専には沢山の機器があるので、全部の機器を使ってみたいです。
奈良工業高等専門学校 物質化学工学科
山田 裕久 准教授