固体外部からのインピーダンス測定等により,食品等の個体内部における細菌の有無や活動状態を把握する技術の開発に取り組んでいます。
細菌細胞は電気的に絶縁性の細胞膜と導電性の細胞内液によって構成されます。そのため,外部からの電界印加によって,細胞内液が分極するため,細菌を含む個体検体は容量性の特性を示すようになります。また,細菌が固体内部における生命活動により産生する,導電性代謝物や,死滅した菌から漏出する細胞内液により,固体インピーダンスは低下します。これらの菌の存在や生命活動,死滅による電気的特性の変化を観測することで個体内部における細菌の状態を把握します。なし(試験管レベルの実験段階です)
池田 陽紀(いけだ ようき)researchmap
奈良工業高等専門学校 電気工学科 講師
生物学的テーマに対して異分野からのアプローチで,またスタートして間もないテーマですが,殺菌技術や細菌検知技術に関するノウハウをお持ちの研究者やご興味をお持ちの食品加工業界で企業様,技術相談や共同研究をご検討の際にはご連絡ください。
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