K-§MART SEEDS集大気圧プラズマを用いた濡れパターン制御技術の開発

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概要

常温大気中で表面処理が行える大気圧プラズマジェット(APPJ)処理に注目し、APPJコーティング(疎水化)、およびAPPJ酸化(親水化)の両方が行える装置を試作し, 様々な材料表面の超撥水化や超親水化が可能である。
さらに、超撥水/超親水濡れパターン制御が可能であることから、表面処理公邸に限らず、マイクロ流路など新たな分野への応用も期待できる。
研究開発の概要

従来技術
真空プラズマは減圧チャンバーや真空制御機構が必要であることから、処理面積に制約があり、設備が効果にならざるを得ない。
優位性
減圧チャンバーを必要としないためインラインで使用できる、気体源を変えることで生成する活性種を変えるれる、処理温度が比較的低温で素材の放電損傷が少ない、環境負荷が小さい、高速処理が可能など利点が多い。

特徴

フッ素を用いずに大気圧プラズマにより簡便に多様な材料に対して超撥水膜を製膜することができる。また、本超撥水膜は大気圧プラズマに限らず、エキシマランプ処理により超親水膜を形成する特徴を持っている。したがって、マスク処理をするだけで多様な材料表面に濡れパターンを形成することが可能である。テキスタイルの濡れ制御ポリマーフィルムへの適用 研究関連設備

実用化イメージ・想定される用途
・マイクロ流路
・機能性材料とのハイブリッド化
実用化に向けた課題
・膜の密着性

研究者紹介

山田 裕久(やまだ ひろひさ)researchmap

yamada(α)nara.kosen-ac.jp(α)を@に置き換えてください

研究者からのメッセージ

大気圧プラズマ技術の社会実装を目指しています。本技術にご興味ある方はお気軽にご相談ください。
多様な機器分析もお引き受けできます。

研究キーワード

大気圧プラズマ

大気圧プラズマジェット

CVD

知的財産権

学術博士 後藤 景子校長

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