ナノ粒子はある特定の製造方法を選択することで0次元~2次元という自由に形態を制御することができます。使用用途によっては化学反応性や電気・光学特性に適した形態や、新規機能性を高めた構造へ設計することも可能です。
従来のセンシング材料はμm~mmサイズの物質から構成され、その性能と応答性は限定的なものでありました。ナノ粒子を目的に応じて形態制御することで、これまでは実現不能であった極微量な生体ガスの検出が可能となり、肺がん等の初期診断や極弱光をつかった環境浄化が可能となります。また微量な生体ガスを検知することで指紋とは異なる人物認証システムへ応用も可能となります。また、有機食物の生育を助長する施肥の植物中の輸送現象モニタリングやミネラル成分のドラッグデリバリーへの展開も検討可能となります。高感度生体ガスセンシングの向上センシング性能の評価
奥山 哲也(おくやま てつや)researchmap
久留米工業高等専門学校 材料システム工学科 教授 (連携教育プログラム担当・副校長)
ナノ構造を活用した応用面について興味がある方はご連絡ください。
詳細は以下の研究室URLをご覧ください。
https://nanolabo.kyu-kosen-ac.jp/
ナノ粒子形態の精密制御
生体ガスセンシング
光触媒活性
植物への施肥やミネラル成分を輸送したドラッグデリバリーシステム
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