K-§MART SEEDS集放射線など劣悪環境下でも動作する電子部品の実現を目指します
概要
半導体素子を中心に、放射線環境下における耐性評価、劣化原因特定並びに、補償回路の設計を行っています。放射線耐性が高いとされる宇宙用半導体素子は、放射線照射試験や製造工程のトレーサビリティを補償するために高額ですが、民生半導体素子にも放射線耐性が高いものが多くあります。安価で入手が容易な、民生半導体デバイス使った電子機器設計を研究しています。
- 従来技術
- 電子部品、特に半導体素子は、一様に放射線耐性が低いと認識されており、宇宙空間や原子炉など放射線環境下で活動するロボットに搭載するためには、相応の制限がありました。
- 優位性
- 実際に、各種素子の放射線耐性を評価すると、耐性の高い素子もあることが分かり、電子機器設計の制限を緩和させることが可能です。
特徴
人工衛星用半導体素子の放射線照射試験
廃炉ロボット開発のための電子部品の耐放射線強化
- 実用化イメージ・想定される用途
- ・放射線環境下で安定動作する電子機器
- 実用化に向けた課題
- ・素子単体の種類が多く、すべてを照射試験することは不可能であり、選定が必要
・ユニット化された電子機器では、内部回路がメーカーから公開されておらず、劣化原因特定が困難
研究者紹介
高倉 健一郎(たかくら けんいちろう)researchmap
熊本高等専門学校・情報通信エレクトロニクス工学科・准教授
研究者からのメッセージ
電子素子の耐環境評価試験を実施しています。
- 研究キーワード
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電子部品の耐環境強化
放射線損傷
- 知的財産権
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