お知らせ

第3回「紀伊半島~山陰横断!イオン液体コンファレンス」 学生ワークショップ 続・計算化学編

更新:2024年09月30日

GEAR5.0防災・減災エネルギー事業 高専間連携事業の一環として、令和6年9月19日から2日間に渡り、和歌山高専と道の駅「かえるの港」コワーキングスペースにおいて「紀伊半島~山陰横断!イオン液体コンファレンス」 学生ワークショップ 続・計算化学編を開催しました。本ワークショップは令和5年度に引き続き、3回目の開催です。

集合写真
記念撮影

今回のワークショップでは、開催校である和歌山高専・綱島研究室・舟浴研究室と、奈良高専・山田研究室から合計で15名の学生が参加しました。また、綱島克彦教授・舟浴佑典助教(和歌山高専)、山田裕久准教授(奈良高専)・土田裕介助教(米子高専)が教員として参加し、和歌山高専、技術職員の菊地聖也氏、綱島研究室の技術補佐員2名も参加しました。

セミナー
舟浴助教によるGaussian活用セミナー
ディスカッション
ディスカッションの様子

奈良高専参加者アンケート(1部抜粋)

●計算化学という、今まで勉強したことのない内容のセミナーでしたが、舟浴先生が噛み砕いてお話ししてくださったおかげで、興味深くお聞きすることができました。あまり馴染みのない分野の理論を、自分の研究にどう活かしていくか考える良い機会でした。
●今回、研究時に使う計算化学について教えて頂きました。普段、授業やテストで計算することがあっても、研究に計算化学を使うことはあまり無かったので馴染みが無く、非常に難しかったです。しかし、計算ソフトの使い方や種類、どういった場面で使うのかなどを知ったので、今後は自身の研究に使う良い調味料となりそうです。
●実験化学者が使う計算科学ということで、我々がどのように計算科学をもちいて活用するのか
ということについて、講演をしていただき、またDFTをもちいて簡単な計算を体験しました。
また、講演後、和歌山高専の学生とディスカッションを行い、計算科学をそれぞれの実験への活用の仕方を話し合い、いろいろな意見を聞くことが出来ました。
●もともとGaussianについて存在は知っていたが使ったことはなく、無意識的に避けていたが今回のセミナーで分かりやすく教えて下さったので、今後の研究に生かせそうだと感じた。

などの声が寄せられており、参加した学生が色々な一歩を踏み出す、きっかけになった事でしょう。


2日目は道の駅「カエルの港」コワーキングスペースにて、学生によるポスター発表が2グループに分けて行われました。5年生の中には、今回の初めてポスター発表する学生もいたようです。最後には学生のみの投票が行われ、最優秀発表賞に和歌山高専生物応用化学科5年佐原佑布子さんと、奈良高専物質化学工学科5年の西井想来さんが、優秀賞には同じく5年の根来香糸さんが選ばれました。

ポスター発表
ポスター発表の様子
表彰
最優秀賞の西井さんと山田准教授

2日目奈良高専学生アンケート(一部抜粋)

●和歌山高専の皆さんとの合同のワークショップに参加することで、自分にはない視点からの新たな気づきがあり、とても貴重な経験をすることができました。
また、自分とは異なる専門分野ならではの意見もいただいたので、これからの研究に活かしていきたいと思います。
●初めて和歌山高専の方とお会いしたのですが、「イオン液体」という共通のテーマがあるためか、ポスター発表では沢山の意見交換ができ、とても楽しかったです。
和歌山高専の方々から鋭い質問を受け、イオン液体について更に教えて頂いたりしました。「負けてられないな」と、同じ高専生として良い刺激になりました。
また、同じ高専でお隣の県とは言っても、高専によって特徴が全然違うため、お話を聞いていて面白かったです。ぜひ、またこのような機会があれば参加したいです。

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