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「紀伊半島~山陰縦断!イオン液体コンファレンス」学生ワークショップ 米子・計算科学入門編 開催

更新:2024年01月30日

GEAR5.0防災・減災エネルギー事業 高専間連携事業の一環として、令和6年1⽉27と28日に米子工業高等専門学校図書館2F 創造ゼミ教室1,2において「紀伊半島~山陰縦断!イオン液体コンファレンス」学生ワークショップ 米子・計算科学入門編を開催しました。本ワークショップは2023年9月にも開催しており、本年度2回目の実施となりました。

前回の学生ワークショップの様子に関しては下記の記事をご覧ください。
https://www.nara-k.ac.jp/k-smart/post-13.html

今回のワークショップでは、開催校である米子高専・土田研究室の学生が中心となり、和歌山高専・綱島研究室、奈良高専・山田研究室、鈴鹿高専・兼松研究室から合計で15名の学生が参加しました。また、土田裕介助教・清水剛志特命助教(米子高専)、綱島克彦教授・舟浴佑典助教(和歌山高専)、山田裕久准教授・松本充央特命助教(奈良高専)、河合里紗助教(鈴鹿高専)が教員として参加しました。

1日目は本ワークショップの世話人である綱島先生とGEAR5.0防災・減災エネルギー事業のユニットリーダーである山田先生の開会挨拶から始まり、その後、清水先生と土田先生の2名にご講演をしていただきました。

講演会
米子高専 清水剛志 特命助教

清水先生からは、計算科学の必要性や目的、計算科学を行う上で重要な量子化学(シュレリンガー方程式)の基礎、ならびにシュレリンガー方程式をコンピューターで近似的に扱うためのハートリー・フォック理論と密度汎関数理論についてご講演いただきました。

講演会
米子高専 土田裕介 助教

土田先生からは、上述の理論に基づいて実際に量子化学計算を実施するためのソフトウェアの紹介と操作方法、計算条件を指定する際の考え方や注意点についてご講演いただきました。

ワークショップ
ワークショップの様子
講演会の様子
講演会の様子

2日目は土田先生から説明・指導を受けながら、Gaussian(Gaussian社)を用いた量子化学計算の実習を受けました。最終的には、参加者全員がエラーを発生させることなく計算を実行できるようになりました。先に計算を実行できた学生は発展的な課題に着手したり、他高専の学生をフォローしたりする様子が見られました。

共通機器見学
共通機器について説明する清水特命助教
集合写真
ワークショップ終了後の集合写真

最後に、参加者は土田先生と清水先生の解説の下、米子高専内の共通分析センターを見学し、本ワークショップを終えました。

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