- HOME
- 「紀伊半島縦断!イオン液体コンファレンス」学生ワークショップ開催
「紀伊半島縦断!イオン液体コンファレンス」学生ワークショップ開催
更新:2023年10月30日
去る2023年9月21日(木)22日(金)、奈良工業高等専門学校 地域創生交流室において、学生ワークショップを、GEAR5.0防災・減災エネルギー事業 高専間連携事業の一環として和歌山高専が主催し開催しました。
参加校は、和歌山高専、綱島研究室、舟浴研究室、奈良高専、山田研究室と、GEARマテリアル分野から鈴鹿高専、河合研究室の3校で、教員は、奈良高専、山田ユニットリーダー、松本特命助教、和歌山高専、綱島サブユニットリーダー、舟浴助教、鈴鹿高専、河合助教が参加しました。
参加学生と先生方1日目第一部は奈良女子大学から2名の先生をお招きし、ご講演をしていただきました。終了後のアンケートでどのような点が学びになったか?との問いに対して、『第一線で活躍されている大学の先生の講義が聞けた。』、『吉村先生の講演で自分の研究の範囲について深く知ることができた。』などの声が多くありました。
講師名 |
題目 |
奈良女子大学 研究院工学系 山本 健太郎 准教授 |
放射光X線による電子・局所構造分析に基づいた二次電池正極材料の設計 |
奈良女子大学 研究院自然科学系 吉村 倫一 教授 |
両親媒性構造をもつイオン液体の特異な界面・バルク挙動 |
奈良女子大学 山本健太郎 准教授
講演に聞き入る学生
奈良女子大学 吉村倫一 教授
質問する学生
第二部では、数あるテーマから、グループ毎にテーマを選び、グループディスカッションを行いました。グループ毎に発表も行い、他者の考えを聞く良い機会となり、アイスブレイクにもなったようです。終了後のアンケートでも、他高専の学生との交流が刺激になったという学生が多くみられました。
グループでディスカッションする学生2日目第一部は、学生が中心となり、ポスター発表を行いました。前日に、高専間で親睦も深められており、活発なポスター発表になっていました。
ポスター発表する学生
第二部は、2チームに分かれ、奈良高専の専攻科生が研究室や、共通機器管理センターの案内を行いました。
共通機器センター見学
【 学生の声 】(参加学生アンケートより、抜粋)
Q : 今回のワークショップはあなたの研究活動にとってどれくらい学びになりましたか?
- ◦自分の研究分野以外で知らなかった事を知れた。
- ◦他の高専はイオン液体を研究していると言っても、違った角度から研究していて、その内容が学びになった。
- ◦テーマが同じ研究はなくとも、全く内容が分からないと言うことがなく同じ分野で共通している部分が多くあることを実感しました。
- ◦他の方の研究と自分の研究の重なる点だけでなく、重ならない点についても自身の研究にどのように活かせるかを考えながら聞いたことで、新たな考え方を学ぶことが出来た。
Q : 3高専の合同のワークショップを開催したことについてお聞かせください。
- ◦イベントの運営は難しいかったけれど、各高専の方との交流や助け合いによりなんとか開催できてよかったです。
研究内容を聞いてもらえる機会というのは、ありがたいですし何より、研究が面白いと思ってもらえるのが嬉しかったです。
Q : 今後も、このような合同ワークショップの開催を希望しますか。
- ◦難しいとは思いますが、もっと規模を大きくして開催したいと思いました。
- ◦他高専との交流はなかなか経験できるものではないので、今後の高専生にとっても非常に価値のあるものだと思うのでぜひ今後もあることを願います!
ありがとうございました!
- ◦他の高専も巻き込んで、近畿合同とかまで発展していけたらいいなと思います。
- ◦今回はこのような機会をいただき、ありがとうございました。私は専攻科2年ということで、来年以降参加というのは難しいですが、このような機会は高専生に取って非常に大きな経験値となると思いますので、是非来年以降も開催していただけたらと思います。2日間ありがとうございました。
- ◦2日間通して、同級生、先輩、後輩、先生と、世代の違いを越えて胸襟を開いて語り合い、楽しむことが出来ました。
この経験を今後の高専生活にも反映していくとともに、
この試みが日本の高専で活発に行われ、高専と言う大きな機構を繋げ、動かすGEAR(歯車)となっていくことを祈願しております。