8月24日、25日に、東京ビッグサイトで「大学見本市2023~イノベーション・ジャパン」が4年ぶりに展示場で開催されました。
これは、JST(科学技術振興機構)が主催するイベントの一つで、大学や公的研究機関などから創出された研究成果の社会還元や産学連携等のマッチング支援をする事を目的として開催されています。
このイベントに高等専門学校から5校が出展しました。GEAR5.0防災、減災(エネルギー)ユニットからはサブリーダーの米子高専の谷藤尚貴教授が5年生の篠田和希さんと「革新的高容量を有する有機系二次電池材料の開発」と題するテーマで出展しました。
展示は、米子高専で開発された2000h/kgを超える高容量密度の有機硫黄系の正極活性物質に関するもので、課題となっていた材料の劣化を独自の有機ポリスルフィド系正極活性物の有機基を調合する事で解決の糸口を導いたという内容です。
ブースでは、日刊自動車新聞からの取材を受ける等、活発な議論が行われていました。
また、奈良⾼専のGEAR-KEA⽵原信也准教授と、GEAR-KRA湯浅貴之⽒も各校の技術動向の調査目的で本イベントに参加しました。