お知らせ

【奈良高専・和歌山高専】「第33回 日本MRS年次大会」参加レポート

更新:2023年11月24日

去る令和5年11月14から16日、産業貿易センター(神奈川県横浜市)で第33日本MRS年次大会が開催されました

本大会では2017年の大会以来、高専教員がオーガナイザーを務める「社会実装材料研究」セッションを毎年開催しています。本年度、『GEAR防災・減災(エネルギー)』からは奈良高専・山田研究室と和歌山高専・綱島研究室が参加しました。教員は、ユニットリーダー・⼭⽥裕久准教授(奈良⾼専)、松本充央特命助教(奈良高専)、綱島克彦教授(和歌⼭⾼専)の3名が、学生は8名(奈良高専:3名、和歌山高専:5名)が参加しました。

集合写真
参加した山田研究室と綱島研究室の学生と教員

1日目は奈良高専の専攻科生2名と綱島克彦教授が口頭発表を行いました。発表は特別講演と同じ大きな会場で行われ、多数の聴講者で大変盛況でした。学生は大学教員や高専教員の前でも堂々と研究成果を発表していました。

学会発表
発表会場の様子と質疑応答に応じる奈良高専の学生

2日目は奈良高専の学生1名と松本充央特命助教が口頭発表を、和歌山高専の学生5名(専攻科生1名、本科生4名)がポスター発表を行いました。大学院生の発表が多い中で、高専の研究にも多くの興味・関心が寄せられている様子が伝わってきました。

ポスター発表する学生
ポスター発表する和歌山高専の学生
ポスター会場
ポスター会場の様子

代表で数名の学生に、本学会に参加した感想を聞いてみました。

奈良高専 物質創成工学専攻1年 縄手祥希さん
「今回の発表を通じて、現状の研究結果の課題点、目標を再認識することができました。ご清聴いただいた先生方から貴重なアドバイスをいただき、モチベーションアップにつながりました。また、他高専・大学の発表から、他分野の新たな知見、研究のアプローチを勉強させていただきました。今後の研究、発表へ繋げていきたいです。」

和歌山高専 生物応用化学科5年 井上明日香さん
「今回、日本MRS年次大会で初めてポスター発表を行いました。
口頭発表とは違い、他の高専や大学の方と意見交換できる機会が多く、自分の研究分野について新たな知識を取り入れられる、とても良い機会となりました。
また、先生方からは、普段では得ることの出来ないアドバイスをいただくことが出来ました。」

和歌山高専 生物応用化学科5年 川畑慶悟さん
「研究室配属からおよそ9ヶ月経ち自身の研究に対する理解も深まってきたという時に、今回日本MRSで発表させていただきました。ポスター形式ということもあり、様々な分野の専門家からのご指摘や質問をいただくことができてとても有意義な時間を過ごしました。」

Gear5.0事業では、このような学会発表を通じた研究成果の発信と学生の教育にも力を入れています。大学院や企業など、それぞれの進路先で活躍できる人材を輩出できるようこれからも活動を継続していきます。

ページのトップへ