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スタートアップマインドセット座談会を開催しました!
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スタートアップマインドセット座談会を開催しました!
令和6年12月20日(金)の放課後、本校ものづくり実験実習棟多目的室において、教育支援センター・女性エンジニア養成推進センター共催で「スタートアップマインドセット座談会 ~コトづくりに寄与するデジタルものづくり~」を開催しました。
このイベントは、起業家のマインドや体験談、事業創出法などをテーマに、高専卒業生が後輩学生に話題提供する機会を設けることを目的に開催しました。
起業に関する基本知識、最新のデジタルものづくり技術開発に関する講演の後、フリーディスカッションも行われました。
まず初めに、長岡高専をご卒業され、現在は自ら起業された株式会社プロッセルで代表取締役CEOをされている横山和輝氏による「運を掴むために高専時代にやってきたこと」をテーマとした講演が行われました。
横山氏は、起業した経験談、コミュニケーションの重要さやその方法、ご自身の生い立ちから高専入学までに軽く触れたのち、高専在学中の経験談を中心に講話をされ、フィンランドに留学した話、1~3年時は300点台だったTOEICの点数を4年時で600点台にした話、多種多様なアルバイトを経験した話など、学生たちには非常に興味深い内容のご講演でした。
続いて、本校をご卒業され、現在は大陽日酸株式会社のイノベーションユニットAMイノベーションセンターで勤務されている吉井將人氏による「なぜ100年の歴史を持つ産業ガスメーカーが金属3D事業に注力するのか。~イノベーション戦略とそこで活躍する高専生~」をテーマとした講演が行われました。
吉井氏は、現在関わっておられる金属3D事業について、わかり易い図を用いて説明され、革新的な取り組みや事業におけるご自身の役割など、将来、研究者を目指す学生たちには大変役立つ内容でした。また、物質化学工学科をご卒業後、物質創成工学専攻科に進学された在学中の経験談も話され、一夜漬けを多用していた話、横山氏が話されていたTOEICの点数やアルバイトの話にも触れ、和やかな雰囲気のご講演となりました。
5分の休憩を挟み、講師のお二人と学生たちに大陽日酸株式会社の人事部の方、機械工学科の藤本教員及び谷口教育支援センター長も加わり、テーブルを囲んでフリーディスカッションが行われました。
フリーディスカッションでは、センター長の差し入れのお菓子が振る舞われ、学生たちの事項紹介に始まり、前半の講演の内容にも触れた質問が交わされるなど、ざっくばらんに話が進みました。
フリーディスカッションは予定時間に終了しましたが、その後も話が尽きず、学生たちは講師の方や大陽日酸の方と交流を続け、下校時間が近づいても終わる気配はありませんでした。下校時間になり、後ろ髪を引かれながらも全員解散となりました。
今回の座談会は、本科1年生から専攻科1年生までの幅広い学年、複数の学科の学生たちが集まり、学年や学科の垣根を超え交流でき、先輩方からもたくさんのアドバイスをいただくことができ、参加した学生にとって有意義な座談会となりました。
横山 和輝 氏 (株式会社プロッセル代表取締役CEO)
1998年生まれ、富山県出身。長岡工業高等専門学校専攻科に入学後、留学先であるフィンランドのビジネスコンテスト(以下、ビジコン)で優勝。帰国後は学生団体・プロッセルを立ち上げ、ビジコンを通した就活支援事業に従事。高専卒業後、2020年に法人化。同年、新潟県ベンチャー協会主催「第1回NVAピッチ」にて準優勝。2021年には経済産業省J-Starttupプログラムの地域版「J-Startup NIIGATA」の20社に選出。NEDO NEP事業 Accompany Runner。
吉井 將人 氏 (大陽日酸株式会社)
令和6年3月 奈良高専専攻科物質創成工学専攻卒業、4月より大陽日酸株式会社イノベーションユニットAMイノベーションセンターに所属し、金属3D造形による新規ものづくり事業に従事。
以下、座談会の様子をご紹介します。長岡高専卒業生 横山和輝氏によるご講演の様子本校卒業生の吉井將人氏によるご講演の様子高専生といえば「一夜漬けのうまい集団」???高専時代の逸話には興味深く聞き入り質問も飛び交う講演の後はフリーディスカッションまだまだ続くディスカッションお菓子を食べながらで話も弾む(おいしそう~)終了後も積極的に交流まだまだ続く交流タイム(そろそろ下校時間ですよ~)