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平成30年度 スイッチング電力変換機器の開発人材育成ベーシックコース実施の様子(第10回)
【11月18日】
名古屋大学 未来・材料システム研究所 附属未来エレクトロニクス集積センター 山本 真義 教授にお越しいただき
「車載用パワーエレクトロニクス技術最前線~日産リーフの分解に見る次世代車載用パワエレ技術の未来~」
と題して特別講演を実施いただきました。
外国勢との競争にさらされる日本企業の技術的、ビジネス的課題、将来の展望にも触れて、
パワエレ全体のイメージを分かりやすく解説いただきました。
極めてシビアな環境で日本企業が勝ち残るために何が必要か力説され、
身近な製品においてどう使用されているかを具体的に示していただきパワエレ技術を分かりやすく解説いただきました。
講演後、受講生からの質問に丁寧に回答いただきました。
引き続き、テレダイン・レクロイ・ジャパン株式会社より鳥越 大 様にお越しいただき
「最新の計測機パワエレ解析手法」と題して特別講演をいただきました。
講演後、受講生からの質問に丁寧に回答いただきました。
引き続き、受講生は互いに相談、確認しながら熱心にIHインバータの製作と評価に取りかかっています。
完成品をお手本とし、受講生は補助員にアドバイスを受けています。
余談ですが、IHで温められたコーヒー缶はアツアツでじっと手に持てないくらい加熱されていました。
組み上がった回路を通電させて検証しています。トライアンドエラーの繰り返しでの地道な作業ですが、
受講生は根気強く取り組んでいます。
石飛准教授より、これまで講義で学習してきた内容の振り返りがありました。
パワエレ技術は日本の技術・産業を支えるだけでなく、国そのものを支える極めて重要な技術であることが理解できました。
なお、今回の実習で完成まで至らなかった方のために平成30年12月1日(土)に補講を実施します。
開始時間等、詳細は追って連絡いたします。
10回の講義、半年間本当にお疲れ様でした。受講生の皆様の努力が実り、今後のお仕事にお役にたてましたら幸甚です。
皆様の益々のご活躍をお祈りしております。
平成30年度 スイッチング電力変換機器の開発人材育成ベーシックコース実施の様子(第9回)
【11月11日】
第9回は、いよいよIHインバータの製作に2人1組で取り組みます。
冒頭、服部特命助教より製作にあたっての事前説明がありました。
その後、受講者は、製作に必要な部品をチェックし、部品を集めました。
まずは、製作説明資料をもとに回路の設計に取り組みます。
必要に応じ、教員・学生がサポートしています。
次は、設計に沿い、製作です。細かな部品を丁寧に半田ごてで基板に装着していきます。
テスターを使い、チェックを繰り返しながら進めていきます。
服部特命助教が資料の補足説明を行い、受講者からの質問にも適宜対応しています。
2人1組のペアが連携しながら製作を進めています。
最後に、オシロスコープを使って製作した回路のチェックです。