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出前授業(大和郡山市)「光を探る」(令和6年3月11日 於 矢田小学校)
令和6年3月11日(月)、大和郡山市立矢田小学校5年生を対象に、電子制御工学科 玉木隆幸 准教授が講師を務め、本科5年生および専攻科の補助学生スタッフ4名とともに、以下の通り出前授業を実施しました。
(出前授業は児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、奈良県大和郡山市及び生駒市と学市連携協定を締結し、創造性や科学的な考え方を育むことを目的に、教育委員会や小中学校からの依頼により、実施しているものです。)
①スタッフ・奈良高専紹介:
講師・学生スタッフ、奈良高専について紹介②光について学ぶ(講義):
光の性質は、光通信(インターネット)や美容、バーコードの読み取り等、身の回りのあらゆるものに応用、利用されているという様々な事例紹介をしました。また、ある物体がその色として人間の目に見える仕組み(色の引き算)について説明をしました。③光を探る(分光実験):
講義の実践として、プリズムを用いて光の正体を見る実験を行いました。懐中電灯、スリット(懐中電灯の光を細めるもの)、プリズムを用いて、懐中電灯に含まれる光の色を出現させます。スリットやプリズムの位置を微調整することで、出てくる色の鮮明度等が異なってくるため、児童の皆さんは夢中で実験に取り組んでいました。④まとめ:
最後に学んだことのまとめとして、講義や実験から学んだこと、光に関して今後調べてみたいことを記入する振り返りシートを作成、数名の皆さんに発表してもらいました。今回の出前授業により、身の回りの光について不思議だな、調べてみよう等の興味を持つきっかけとなれば幸いです。科学教室 「手作りモータを作ろう!(大和郡山市)」(令和5年11月18日 於 奈良高専)
令和5年11月18日(土)、大和郡山市との学市連携協定事業の一環として、科学教室「手作りモータを作ろう!(電気工学科担当)」を本校で開講し、大和郡山市内の小学5~6年生9名が参加しました。
電気工学科 池田陽紀講師が講師を務め、本科5年生および専攻科の補助学生スタッフ7名とともに以下の内容で実施しました。
①自己紹介:
講師・学生スタッフの自己紹介、および、研究室で取り組む研究テーマについて紹介②エネルギー、モーター、電流と磁界のお話:
身の回りにはいろんなエネルギーがあり、そのいろんなエネルギーを電気エネルギーに変えるのがモーターの仕事になります。今回参加者の皆さんに、モーターの仕組みを少しでも理解してもらった上で、製作に臨んでもらうため、実演も交えながら説明しました。③モーター製作:
モーターにはいろんな種類があり、今回はコイルが作る磁界のそばで磁石が回るタイプを製作します。
皆さん手順のとおり製作していましたが、すんなり磁石が回転した参加者は少なく、学生スタッフと共に試行錯誤や調整を重ね、プロペラを回すところまでたどり着きました。お土産用に準備した単極モーターは、3Dプリンタでパーツを作成した特別品です。銅線の形状や本数を変えてみたり、磁石の位置を変えてみたりして、なぜ?どうして?を考えてみて欲しいと思います。科学教室 「いこまっこチャレンジ教室『ペーパークラフト分子模型でフラーレンを作ってみよう』」(令和5年10月1日 於 生駒市)
令和5年10月1日(日)、生駒市との学市連携協定事業の一環として、いこまっこチャレンジ教室with奈良高専「ペーパークラフト分子模型でフラーレンを作ってみよう(物質化学工学科担当)」を生駒市コミュニティーセンターで開講し、生駒市内の中学1~2年生5名が参加しました。
物質化学工学科 宇田亮子教授が講師を務め、専攻科の補助学生スタッフ5名と以下の内容で実施しました。
①概要説明・スタッフ紹介:
最初に、受講者やスタッフの緊張を和らげるため、科学研究を1枚のアート作品として表現したカバーアート(学術誌表紙)について紹介を行いました。今回の教室に持参したのは、生駒市かつ炭素分子にちなんだ作品で、「高山竹あかり」がモチーフになっている美しい作品です。
続いて、講師およびスタッフが自己紹介を行い、今回表現する炭素の分子構造について、概要説明を行いました。
②分子模型作り:
ペーパークラフト製作に慣れるため、まずはメタンや水などの比較的少ないパーツで表現できるもので練習した後、少しパーツを増やして黒鉛(鉛筆の芯)の分子構造(グラフェン)の一部を製作しました。
そして、いよいよフラーレンです。フラーレンは五角形と六角形が組み合わさったサッカーボール状分子で、炭素60個からできています。炭素60個版はかなりの製作時間となるため、今回五角形だけで球を作るC20フラーレン製作としました。炭素が20個、結合30個と言ってもかなり集中しての作業が必要となり、受講者の皆さんは学生スタッフと協力しながら組み立てを進めていきました。完成したフラーレンはペーパークラフトでも、丈夫な構造であることは皆さんにも実感いただけたのではないかと思います。皆さん美しい球状のフラーレンを完成させていました。
③まとめ:
教室の最後には、フラーレン分子やナノカーボンに関するまとめを行い、受講者全員に修了証書とともに、炭素60個版フラーレンのパーツをお土産としてお渡ししました。
是非、学校やクラブ活動等の合間を縫って、炭素60個版に挑戦して欲しいと思います。また、11月には一般の方も参加可能な「高専祭」を開催しますので、是非奈良高専へ遊び、学びに来てください!
今回の教室実施にあたっては、本ペーパークラフト分子模型「PuzMol」考案者の千葉工業大学工学部山本典史教授にパーツの提供等全面的にご協力いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。科学教室 「いこまっこチャレンジ教室『音博士から教わり、調べてみよう!』」(令和5年9月30日 於 生駒市)
令和5年9月30日(土)、生駒市との学市連携協定事業の一環として、いこまっこチャレンジ教室with奈良高専「音博士から教わり、調べてみよう!(情報工学科担当)」を生駒市コミュニティーセンターで開講し、生駒市内の小学4~6年生23名が参加しました。
情報工学科 松村寿枝教授が講師を務め、本科生の補助学生スタッフ2名および教職員2名とともに以下の内容で実施しました。
①自己紹介・概要説明:
奈良高専・講師・学生スタッフ紹介、音についての説明②可聴域チェッカー、周波数分析の実演:
一般的に年齢を重ねると高音が聞き取りにくくなると言われており、受講者や保護者の皆様とフリーソフトの可聴域チェッカーを用いて、高音の聞き取りチャレンジを実施しました。続いて、代表の受講者が発声して得た音の周波数を分析しました。③音の伝わるしくみ、糸電話製作:
音が伝わるしくみを実感してもらうため、受講者の皆さんに糸電話を製作してもらいました。作ってもらうのはただの糸電話ではありません。タコ糸を毛糸に替えてみたり、紙コップの大きさを替えてみたり、紙コップの底を取り替えたりと、いろいろな工夫をし、音の伝わり方や伝わりやすさの変化を実感してもらいました。4者通話にチャレンジした受講生もいました。④まとめ:
教室の最後には、音の大きさを計測できる「騒音計」を用いた大声チャレンジでは、電車が通るときのガード下に相当する100dBを超える受講生もおり、盛り上がりました。
受講者の皆さんには、音に関するいろいろな講義や実演、製作を体感してもらいました。是非家に帰ってから、音に関する不思議を掘り下げてもらえたらと思います。また、11月には一般の方も参加可能な「高専祭」を開催しますので、是非奈良高専へ遊び、学びに来てください!出前授業 「磁石の不思議 君も磁石博士だ!」(令和5年9月12日(火) 於 矢田小学校)
令和5年9月12日(火)、大和郡山市矢田小学校4年生を対象に、電気工学科 池田講師、芦原准教授が「磁石の不思議 君も磁石博士だ!」と題した出前授業を実施しました。
(出前授業は児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、奈良県大和郡山市及び生駒市と学市連携協定を締結し、創造性や科学的な考え方を育むことを目的に、教育委員会や小中学校からの依頼により、実施しているものです。)
この「磁石の不思議 君も磁石博士だ!」は、小学3年生で学んだ磁石の復習と発展に利用してもらうために行っています。また、小学校の通常の授業では行わない様々な実験を通して子供たちに驚きを与え、磁石の開発の歴史に日本人が大きくかかわっていることも知ってもらい、「科学する」ことにチャレンジする心を養うことも目的にしています。
児童の皆さんは6つの班に分かれて、本校学生の指導の下でいくつかのクイズと実験に取り組みました。かなり難しい問題もありましたが、友達や指導学生と積極的に相 談して、各班の考えを発表してくれました。
出前授業を機会に科学に対して興味をもって頂き、高専祭などのイベントに来ていただければと思います。出前授業 「中国語で遊ぼう」(令和5年9月7日(木) 於 郡山北小学校)
令和5年9月7日(木)郡山北小学校において、一般教科 松井 真希子 講師が「中国語で遊ぼう」をテーマに出前授業を実施しました。当日は3年生86名に対し3回の授業を実施いたしました。
(出前授業は児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、奈良県大和郡山市及び生駒市と学市連携協定を締結し、創造性や科学的な考え方を育むことを目的に、教育委員会や小中学校からの依頼により、実施しているものです。)
松井先生より奈良高専について紹介があり、その後自己紹介がありました。松井先生は台湾に1年間語学留学し、その時中国語を習得しました。
授業の最初は、「中国語で使われている漢字を知ろう」と題して、画面に表示された中国語の簡体字が日本の漢字の何に当たるか、児童の皆さんに答えていただきます。日本の漢字とよく似ているものもあれば似ていないものもあります。
その後、児童の皆さんのお名前を簡体字で書いた名札を配付し、日本語で書いた漢字と比較してもらいました。引き続いて、じゃんけんで使う「はさみ」「石」「布」についても説明があり、実際にみんなでじゃんけんをしてみました。最後は皆でじゃんけん大会。優勝した児童には表彰状が授与されました。
普段何気なく使っている言葉の中にも中国語がたくさんありますが、正しい発音などを学ぶことができたのではないでしょうか? 元気いっぱいの児童の皆さんたちと授業ができて楽しかったです。お疲れ様でした。
出前授業 「超低温の世界を探る」(令和5年9月6日(水) 於 学科指導教室「ASU」)
令和5年9月6日(水)学科指導教室「ASU」において、一般教科 榊原 和彦 教授が「超低温の世界を探る」をテーマに出前授業を実施しました。
当日は、生徒9名教職員10名の方に受講頂きました。
(出前授業は児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、奈良県大和郡山市及び生駒市と学市連携協定を締結し、創造性や科学的な考え方を育むことを目的に、教育委員会や小中学校からの依頼により、実施しているものです。)
榊原先生から液体窒素の性質・特徴について説明します。
床の上にこぼした液体窒素は一瞬で蒸発し予想外の動きをします。
続いてお花を液体窒素に沈めると水分が多く含まれる花弁はカチカチに凍り、握りつぶすことができました。
バナナも液体窒素に沈めるとカチカチに凍り釘を打つことも可能です。
続いてティッシュはどうなるでしょう?榊原先生からは、実験では、予想し仮説をたて、なぜそうなるかを確認する事が大切と説明があり受講者も予想し実験を進めていきます。ティッシュは変化しませんでしたが、水を濡らしたティッシュでは、木に刺さるほど固くなりました。
あっという間に授業も終了し、終了後には感謝の言葉を頂きました。
これを機会に1人でも多くの子ども達が理科に興味持ち奈良高専でまた会えることを期待しております。
科学教室 「親子で楽しく作る6足歩行ロボット(大和郡山市)」(令和5年8月19日 於 奈良高専)
令和5年8月19日(土)、大和郡山市との学市連携協定事業の一環として、科学教室「親子で楽しく作る6足歩行ロボット(電子制御工学科担当)」を奈良高専で開講し、大和郡山市内の小学4~6年生と保護者等の8組が参加しました。
電子制御工学科 玉木隆幸准教授、櫟弘明教授が講師を務め、教育研究支援室の登技術専門職員及び補助学生スタッフ6名とともに以下の内容で実施しました。①全体説明:
開講挨拶、講師・スタッフの紹介、受講生の自己紹介、作製ロボットの概要及び障害物を避けるセンサの仕組み等の説明
②工具等の説明:
工具の説明、はんだごて使用時の注意点の説明、はんだごての使い方実習
③ロボット製作:
基板の組み立て、基板の動作確認、メカの組み立て、ロボットの調整
④まとめ
はんだ付けが必要な個所は多数あり、受講生の皆さんは慣れない作業に悪戦苦闘しながらも、補助学生スタッフのアドバイスや補助を受けて、着実に作業を進めていきました。メカの組み立てでは保護者等の皆さんと協力しながら組み立てていきました。
今回製作に用いたキットは、組み立て点数が非常に多く、集中力が求められる細かい作業も多数あったと思います。約5時間にも及ぶ科学教室となりましたが、苦労や工夫をした分、完成の喜びは倍増するように思います。受講生の皆様、長時間の作業お疲れさまでした。今回の科学教室が、モノづくりに関する事や奈良高専に興味を持つ一助となれば幸いです。
科学教室 「少年少女パソコン教室(大和郡山市)」(令和5年7月 於 奈良高専)
2023年度(令和5年度)大和郡山市「少年少女パソコン教室」の年間計画(全20回)のうち、「アニメーションを作ろう」として3回の講義を奈良高専情報工学科が担当し全3回を終了しました。受講者の皆さん楽しんで学べましたでしょうか?
本校が担当するパソコン教室は終了となりますが、年間計画の残りのパソコン教室もがんばってください。【7月15日(土)】
第3回目の最終回は、情報工学科 山口賢一 教授が担当し、前半の時間で撮影に用いるモデリングクレイを完成させ、デジタルカメラによる撮影を行いました。後半は、撮影した静止画を繋ぎ合わせてアニメーションを製作しました。
撮影ではアニメーションのストーリーを頭にイメージしながらコマ撮りを行うため、難しい作業でもありますが、撮影しながらその場でモデリングクレイを変形させたり、滑らかな動きになるよう多数のコマを撮影したりと、楽しみながら創意工夫している様子が見られました。
完成したアニメーションは次々と披露され、その動画の名前のユニークさも含めて、様々な工夫が見られる素敵な作品が完成しました。【7月8日(土)】
第2回目は、情報工学科 上野秀剛 准教授が担当し、アニメーションの仕組みに関する講義の後、モデリングクレイを用いたアニメーション作りの準備を行いました。
まずは、アニメーションの仕組みとして、マウスで連続性のある複数枚の絵を描き、それらをフリーソフトでつなぎ合わせ、静止画からアニメーションが作成できることを体験しました。次に、モデリングクレイ(粘土)で作成したペンギンの3枚の写真を連続動作となるよう配置し、ペンギンが歩く様子のアニメーションを各自で作成しました。
続いて、パソコン教室から移動して、受講者の皆さんがアニメーションとして動かしたいキャラクター等を、モデリングクレイを用いて作成し始めたところで、第2回目の講義は終了となりました。次回は作成途中のモデリングクレイを完成させ、写真撮影、アニメーション作りとなります。
【7月1日(土)】
第1回目の講義は、情報工学科 松尾賢一教授が担当し、アニメーションの基礎知識として、画像の仕組みや光の三原色(赤・緑・青)、画像処理について説明しました。三原色の話では、動物(犬や猫)が見えている色の世界を、三原色の明るさを変化させ説明するなど、難しい話も体感を伴ってイメージしやすくなるような工夫をしています。
その後、校内を散策しながら思い思いの場所で受講者同志が写真撮影し合い、教室に戻って、ソフトウエアを用いて自分の顔部分を切り取るなどの画像処理方法を学び、第1回目の講義は終了となりました。出前授業 「超低温の世界を探る」(令和5年7月11日(火) 於 郡山東中学校)
令和5年7月11日(火)郡山東中学校において、一般教科 新野 康彦 准教授が「超低温の世界を探る」を
テーマに出前授業を実施しました。
(出前授業は児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、奈良県大和郡山市及び生駒市と学市連携協定を締結し、創造性や科学的な考え方を育むことを目的に、教育委員会や小中学校からの依頼により、実施しているものです。)
まずは奈良高専の説明から始まり、液体窒素の性質・特徴について新野先生が分かり易く説明。
生徒たちは既に前のめりで授業を受けています。
いよいよお楽しみのバナナで釘打ち!児童たちが挑戦してみますが、見事に成功!このような体験は、なかなかできない貴重な体験です。
バラもあっという間にカチカチに凍りバラが、バラバラになりました。
新野先生からは、普段の勉強では間違わない事が大切ですが、研究や実験では間違えることが大事であり、その間違いや失敗から多くの事を学んで欲しいと生徒たちに熱く語っていました。
生徒の皆さんも間違いを気にする事無く、気になったことを色々質問し興味津々に授業に臨んでくれました。ありがとうございました。
これを機会に1人でも多くの子ども達が理科に興味持ち奈良高専でまた会えることを期待しております。
科学教室 「いこまっこチャレンジ教室『手作りモータを作ろう!』」(令和5年3月5日 於 生駒市)
令和5年3月5日(日)、生駒市との学市連携協定事業の一環として、いこまっこチャレンジ教室with奈良高専「手作りモータを作ろう!(電気工学科担当)」を生駒市コミュニティーセンターで開講し、生駒市内の小学5・6年生7名が参加しました。
電気工学科 池田陽紀講師が講師を務め、同学科主任 石飛学教授、本科5年生および専攻科の補助学生スタッフ7名とともに以下の内容で実施しました。
①自己紹介:
講師・学生スタッフの自己紹介、および、研究室で取り組む研究テーマについて紹介
②エネルギー、モーター、電流と磁界のお話:
身の回りにはいろんなエネルギーがあり、そのいろんなエネルギーを電気エネルギーに変えるのがモーターの仕事になります。今回参加者の皆さんに、モーターの仕組みを少しでも理解してもらった上で、製作に臨んでもらうため、実演も交えながら説明しました。
③モーター製作:
モーターにはいろんな種類があり、磁石のそばでコイルが回るタイプもありますが、今回はコイルが作る磁界のそばで磁石が回るタイプを選択しました。
皆さん手順のとおり製作していましたが、すんなり磁石が回転した参加者は少なく、学生スタッフと共に試行錯誤や調整を重ねる参加者の様子が印象的で、プロペラが回りだすと思わず歓声があがるなどしていました。今回製作したモーターですが、改良を加えてより滑らかに早く回転するようにしたり、飾りつけするなど見栄えを良くしたり、お家でも楽しんでもらえたらと思います。皆様お疲れさまでした。
科学教室 「3次元プリンタ入門!」(令和4年12月10日 於 奈良高専)
令和4年12月10日(土)、大和郡山市との学市連携協定事業の一環として、大和郡山市高専教室「3次元プリンタ入門!~サンタさんをプリントアウト!~(機械工学科担当)」を奈良高専で開講し、大和郡山市内の小学5・6年生15名が参加しました。
本イベントは本校機械工学科1年生1名および3年生7名が、教員(須田准教授、谷口准教授、福岡准教授)とともに講師を務め、受講生が機械技術者必須の3D-CAD(パソコンを用いた3 次元設計支援技術)を経験し、3D プリンタで印刷し、設計から試作までのモノづくりの流れを実感できる内容となっています。
3D-CAD に用いたSOLIDWORKS Apps for Kidsの対象年齢は4~14 歳で、楽しく3D デザインとエンジニアリングの概念を学ぶことが可能なツールです。このツールはインターネットで(クラウド上で)動作するため、高専にあるハイスペックなパソコンでなくても、ご家庭のパソコンやタブレット端末でも動かすことが可能です。
今回使用する3D プリンタ(3次元プリンタ)はシングルヘッドタイプのFFF 方式(Fused Filament Fabrication 方式)FLASHFORGE Adventurer3 です。本校機械工学科では17 台導入し、3D Print Farm を運営しています。
<3D Print Farm> まずは、基本的な操作方法の習得です。
基本を習得したら、いよいよ本番でサンタさんをモデリングします。学生スタッフが作ったサンタさんも参考にします。
だんだんサンタさんができてきました。
このCADではできあがった3Dモデルにお絵描きも簡単にできます。
そろそろ3Dプリンタで印刷です。
3D プリントの様子はみなさん興味津々です。
このような感じで下から順番に印刷されていきます。
プリントアウトができたら色塗りです。
完成作品の一例です。
最後に学生スタッフのみなさんが心を込めて書いたメッセージと、歯車とスパナをモチーフにしたスマホスタンドのお土産が、須田教員から手渡されました。
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。3 次元設計教育の一助になれば幸いです。学生スタッフのみなさんのおかげで、大盛況のうちにイベントを結ぶことができとても感謝しています。大和郡山市をはじめ関係してくださった皆様の益々のご発展をお祈り申し上げます。
<疲れたけど充実した笑顔の学生スタッフと担当教員> <<おまけ>>
受講者の作品例です。
科学教室 「いこまっこチャレンジ教室『6足歩行ロボットを作ろう!』」(令和4年11月13日 於 生駒市)
令和4年11月13日(日)、生駒市との学市連携協定事業の一環として、いこまっこチャレンジ教室with奈良高専「6足歩行ロボットを作ろう!(電子制御工学科担当)」を生駒市コミュニティーセンターで開講し、生駒市内の小学1~4年生と保護者等の9組が参加しました。
電子制御工学科 玉木隆幸准教授が講師を務め、教育研究支援室 道下貴広技術専門員、補助学生スタッフ4名とともに以下の内容で実施しました。
①自己紹介、ロボットの説明:
講師・スタッフの自己紹介、奈良高専の紹介と様々なロボットの説明
②6足歩行ロボットの製作:
製作方法やポイントとなる項目をスライドでお見せしながら、製作の過程は要所にチェックポイントを設け、そのチェックポイントの通過を補助学生が確認してスタンプを押印するスタンプラリー形式で進めていただきました。
③ロボコン:
最後に、完成したロボットを用いて、「生駒市×奈良高専 競技用コート」でのタイムアタックによるロボコンを実施しました。生駒山を背景に、スムーズなコーナリングとゴールへの鮮やかなシュートが求められる難易度の高いコースに、観戦している方も思わず力の入る戦いとなりました。
参加した小学生は保護者の皆様、奈良高専スタッフの手を借りながら、熱中してロボットを製作していました。タイムアタックまでに十分な練習時間を取れず、うまく操縦できなかった参加者もいたと思いますが、持ち帰ったロボットを用いて、競技ルールは自身で自由に発想し、引き続き楽しんでいただけたらと思います。皆様お疲れさまでした。
科学教室 「セッケンって油から作れるんだ」(令和4年9月10日 於 奈良高専)
令和4年9月10日(土)、大和郡山市との学市連携協定事業の一環として、科学教室「セッケンって油から作れるんだ~やってみて、感じて、語る科学実験~(物質化学工学科担当)」を奈良高専で開講し、大和郡山市内の小学5・6年生と保護者等の12組が参加しました。
物質化学工学科 宇田亮子教授が講師を務め、補助学生スタッフ4名とともに以下の内容で実施しました。
①アイスブレイク・全体説明:
講師・スタッフの自己紹介、受講者による申込み動機の共有、実験内容および注意事項等説明
②実験:
小学生)アーモンド油・やし油・コーン油からセッケンを作成する実験(高専生が学生実験で受講するような、本格的な実験です。)
保護者等)溶かしたクリアソープから任意の色・形のセッケンを作成する体験、セッケンを入れる箱作り
③振り返り・感想共有:
小学生と保護者間で各自の実験の振り返り、感想の共有、振り返りシートの作成と発表
振り返りシートの発表では、油の種類によるセッケン作成過程における違いや油由来のセッケンの泡立ちの差に関すること、油を湯せんして混ぜる行程が大変だったこと等様々な気付きや体験が得られたことがわかりました。また、講師・学生スタッフにおいても、小学生の純粋な驚きや実験に臨む姿勢、実験中に交わした会話等から、普段の授業等では得られない気付きを得たとのことでした。
今回の科学教室をきっかけに、化学に関する事や奈良高専に興味を持っていただけると幸いです。
科学教室 「少年少女パソコン教室(大和郡山市)」(令和4年6・7月 於 奈良高専)
2022年度(令和4年度)大和郡山市「少年少女パソコン教室」の年間計画(全20回)のうち、「アニメーションを作ろう」として3回の講義を奈良高専情報工学科が担当し、全3回を終了しました。受講者の皆さんお疲れさまでした。本校が担当するパソコン教室は終了となりますが、年間計画の残りのパソコン教室もがんばってください。
【6月11日(土)】
第1回目の講義は、情報工学科 松尾賢一教授が担当し、アニメーションの基礎知識として、画像の仕組みや光の三原色(赤・緑・青)、画像処理について説明しました。画素数の説明では、その数の多さを大和郡山市や大阪府の人口と豆球に置き替えて説明するなど、難しい話を小中学生にもイメージしやすくなるような工夫をしています。
その後、校内を散策しながらデジタルカメラで集合写真等を撮影し、教室に戻って、ソフトウエアを用いて自分の顔部分を切り取るなどの画像処理方法を学び、第1回目の講義は終了となりました。【6月25日(土)】
第2回目は、情報工学科 上野秀剛准教授が担当し、アニメーションの仕組みに関する講義が行われ、モデリングクレイを用いたアニメーション作りの準備を行いました。
まずは、アニメーションの仕組みとして、連続した動きのある複数枚の絵を描き、それらをフリーソフトでつなぎ合わせ、静止画からアニメーションが作成できることを体験しました。次に、モデリングクレイ(粘土)で作成したペンギンの3枚の写真を連続した動きとなるよう配置し、ペンギンが歩く様子のアニメーションを作成しました。
続いて、パソコンのある教室から移動して、受講者の皆さんがアニメーションとして動かしたいキャラクター等を、モデリングクレイを用いて作成している途中で、第2回目の講義は終了となりました。次回はモデリングクレイを完成させ、写真撮影、アニメーション作りとなります。【7月2日(土)】
第3回目の最終回は、前半の時間で撮影に用いるモデリングクレイを完成させ、残りの時間でデジタルカメラによる撮影と撮影した静止画を繋ぎ合わせたアニメーションを製作しました。
撮影では完成させたいアニメーションのストーリーを頭に描きながらコマ撮りを行うことになり、難しい作業でもありますが、竹串を使って宙に浮かしたり、滑らかな動きになるよう多数のコマを撮影したりと、楽しみながら創意工夫している様子が見られました。
最後に、完成したアニメーションをみんなで鑑賞し、驚きの声があがるなど、個々の工夫が見られる素敵な作品が完成しました。科学教室 「超低温の世界を探る」(令和2年12月19日 於 三の丸会館)
令和2年12月19日(土)に大和郡山市との学市連携事業による科学教室『超低温の世界を探る』を開催しました。
本校、一般教科 新野 康彦 准教授が講義を担当しました。
榊原和彦校長補佐(総務担当)より、受講生のみなさんに挨拶がありました。
新型コロナウイルス禍の折、大和郡山市教育委員会と連携して感染予防対策を講じての実施となりました。
液体窒素の温度を計っています。-195℃をモニターで確認します。
床にこぼした液体窒素が、流れず「転がる」様子に受講生も驚いた様子でした。
定番のバナナを凍らせて釘を打ち付ける実験。見事成功しました。
バラの花を凍らせています。バラがバラバラになりました。
液体酸素は薄青くとてもきれいです。
燃えている線香を液体酸素につけると激しく燃えだしました。
液体の中で燃えるという現象に受講生も驚きの表情でした。
様々な実験を織り交ぜながら受講生のみなさんとコミュニケーションを取りながら進行し、
とても明るく元気な教室になりました。
消毒をしながら超伝導体の浮遊を受講生に体験してもらいました。
重たいネオジム磁石が、冷却された超伝導体の上でつかず離れず浮遊することに
受講生は興味津々となっていました。
1時間10分の講義でしたが、受講生は熱心に新野先生の講義に聞き入り、
長時間にわたり集中力が途切れない様子に感心しました。
物理現象を通じて理系科目に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
科学教室 「いこまっこチャレンジ教室『超低温の世界を探る』」(令和2年11月28日 於 奈良高専)
令和2年11月28日(土)、生駒市との学市連携事業による「いこまっこチャレンジ教室『超低温の世界を探る』」を実施しました。
本校、一般教科 稲田直久教授が講義を担当しました。
榊原和彦校長補佐(総務担当)より、受講生のみなさんに挨拶がありました。
新型コロナウイルス禍の折、生駒市教育委員会と連携して感染予防対策を講じての実施となりました。
床にこぼした液体窒素が、流れず「転がる」様子に受講生も驚いた様子でした。
定番のバナナを凍らせて釘を打ち付ける実験。見事成功しました。濡れたティッシュペーパーも見事、釘になりました。
燃えている線香を液体酸素につけると激しく燃えだしました。
液体の中で燃えるという現象に受講生も驚きの表情でした。
様々な実験を織り交ぜながら受講生のみなさんとコミュニケーションを取りながら進行し、
とても明るく元気な教室になりました。消毒をしながら超伝導体の浮遊を受講生に体験してもらいました。
重たいネオジム磁石が、冷却された超伝導体の上でつかず離れず浮遊することに、
受講生は興味津々となっていました。1時間10分の講義でしたが、受講生は熱心に稲田教授の講義に聞き入り、
長時間にわたり集中力が途切れない様子に感心しました。このような物理現象を通じて理系科目に興味を持ってもらえたらうれしいです。
出前授業 「磁石の不思議 君も磁石博士だ!」(令和2年2月17日 於 生駒北小学校)
奈良高専では、児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、今年度も出前授業を実施しています。
平成30年3月には、新たに生駒市と学市連携協定を締結し、生駒市内でも協定に基づいた出前授業を行っています。
令和2年2月17日(月)、生駒市立生駒北小学校において、電気工学科 藤田 直幸 教授、芦原 佑樹 准教授、
池田 陽紀 講師が「磁石の不思議 君も磁石博士だ!」と題した出前授業を行いました。授業は、クイズや実験をグループに分かれて挑戦してもらいました。各グループには本校の学生と教員が補助として
1名ずつ入りました。次のクイズから難易度が上がります。まずは磁石の先にくっついたクリップ(鉄)の先はどうなるかというもの。
皆さんには答えだけではなく、なぜそのようになるのか理由も考えてもらいました。続いて、磁石振り子(吊るされた磁石とその下の台の磁石の磁力を利用した振り子)をどのチームが一番早く停止させ
られるかを競うゲームをしました。磁石振り子は台の上の3つの磁石の配置によって、動きが変わります。
各チーム、試行錯誤して磁石を配置した磁石振り子で競争を行いました。
競争後には、藤田教授から試行錯誤(実験・工夫)から発明・発見が生まれるとお話がありました。
磁界観察器や磁界観察シートを使って、磁界を見てもらいました。最も強力な磁石であるネオジム磁石についての実験です。この磁石同士をくっつけると、大人の力でも引き離すの
は難しいです。小学校の先生もくっついた磁石をまっすぐ引っ張って引き離すことはできませんでした。
また、2つの小さなネオジム磁石の間に手を入れ磁石同士を近づけると、手を挟むことができるほど強力です。
皆さんにもネオジム磁石に触れてもらい、その磁力を体験してもらいました。
また、皆さんにネオジム磁石同士を反発させて足場を浮かせた台にも乗ってもらいました。大人の小学校の先生が
乗っても足場は浮いています。ネオジム磁石の磁力の強さに改めて皆さん驚かれていました。台は最後に、全員に
乗ってもらいました。磁石の歴史についても勉強しました。磁石の発明には多くの日本人が関わってきたことが紹介された後、ここで
「ネオジム磁石を発明したのはどこの国の人か?」というクイズが出されました。
磁石の発明に日本人が大きく貢献してきたことが分かりました。最後のクイズは、モーター・発電機・切符の中で磁石が使われているものはいくつあるかというものでした。
クイズの後にはこれらのものに磁石がどのように使われているのか説明がありました。
身の周りで磁石が様々な用途で役立っていることを再認識させられました。最後にこの日のまとめ。
この授業で、一人でも多くの小学生の皆さんに、磁石等の実験・研究や高専に興味を持ってもらえると幸いです。
終わりの挨拶も皆さん元気にしてくれました。出前授業 「福島を学ぼう」(令和2年2月13日 於 治道小学校)
奈良高専では、今年度も出前授業を実施しています。これは、児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、
平成16年1月に奈良県大和郡山市と学市連携協定が結ばれ、創造性や科学的な考え方を育むことを目的に、小中
学校からの依頼により、奈良高専が出前授業として実施しているものです。令和2年2月13日(木)には、大和郡山市立治道小学校において、電子制御工学科 島岡 三義 教授が、「福島を学
ぼう」と題した出前授業を行いました。
(電子制御工学科 島岡 三義 教授)授業ではまず島岡教授から、東日本大震災でどのような被害があったのか、福島第一原子力発電所でその後何が
起こったのかについて説明がありました。今回の出前授業は小学6年生対象でしたので、その時のことを詳しく覚え
ている生徒さんはあまりいませんでしたが、皆さん、真剣に話を聞いてくれていました。
また、島岡先生から、福島が現在どのように復興に向けて頑張っているのか、福島県内の市町村が協力して作った
PR動画を交えて紹介がありました。続いて、今年度行われた「第4回廃炉ロボコン」に出場した本校のロボットの実演を行いました。ロボットの操作は、
実際に出場した本校の学生が行ってくれました。ロボットは配管を通って、踊り場から下に落ちている燃料デブリを
模したボールを回収して元の場所に戻ってくるというものです。生徒さんたちは興味深そうにその動きを見守ってい
ました。
最後に、島岡教授から、「コロナウイルスにしても放射能にしても、確かな証拠もない情報で怖がるのではなく、情報
について正しく理解して正しく怖がることが大事です」とお話がありました。
生徒の皆さんは最後まで真剣に話を聞いてくれました。この出前授業をきっかけに、一人でも多く、復興を目指す福
島に興味を持ってもらえると幸いです。
科学教室 「いこまっこチャレンジ教室『プログラミングに挑戦』」(令和元年12月15日 於 生駒市コミュニティセンター)
令和元年12月15日(日)に生駒市との学市連携事業による「いこまっこチャレンジ教室『プログラミングに挑戦』」を開催しました。
本校、情報工学科 山口 賢一 准教授、岩田 大志 講師、市川 嘉裕 助教、教育研究支援室 西野 貴之 技術専門職員、及び
専攻科・本科学生が参加しました。
山口先生から開会の挨拶がありました。
市川先生にバトンタッチ、プログラミング教室が始まりました。
補助学生が受講生をサポートしています。
受講生は、市川先生の講義にしっかりついてきてくれます。飲み込みが早いことに驚かされます。
受講生同士が教えあっています。
13時から16時の3時間、休憩を挟んで実施しましたが、受講生はパソコンから離れず熱心に取り組んでいて、
長時間にわたり集中力が途切れない様子に感心しました。今回作ったデータを持ち帰ってご自宅のパソコンでさらに取り組めるので、
作品に是非とも磨きをかけてください。長時間の講義お疲れ様でした。プログラミングを通じて理系科目に興味を持ってもらえたらうれしいです。
出前授業 「ロボットでプログラミング体験」 (令和元年12月9日 於 生駒北小学校)
令和元年12月9日(月)、生駒市立生駒北小学校において、電子制御工学科 玉木 隆幸 准教授が
小学5年生24名を対象に「ロボットでプログラミング体験」と題した出前授業を行いました。
時間割を特別に調整いただき90分の授業となりました。
玉木先生から、授業の概要とロボットについて説明がありました。
玉木先生がプログラムの作り方を説明しています。
児童が、床にロボットを置いて、試しているところ。思うように動きません・・・。
一通りプログラミングの練習をしたところで、コースを走らせることになりました。
「S」がスタートで「市章」から「奈良高専ロゴ」に行き、「IKOMA」の「O」を触れずに
「G」ゴールまで行くという課題です。簡単なようで結構難しいプログラムが要求されます。
児童は試行錯誤を繰り返してプログラミングをしています。休憩なしでみんな集中していました。
競技開始です。補助学生が課題クリアに対して点数を記録しています。
児童は、タブレットとにらめっこして真剣勝負です。上手くできたかな?
最高得点を出した児童への表彰状授与式です。
授与式終了後、質問コーナーを設けると、積極的に質問をしてくれました。
90分があっという間に過ぎたように見えました。
コンピュータは、プログラムをしっかり書かないと思ったように動かないことを、児童は学びました。
プログラミング教育を通じて理系科目に興味を持っていただけたら、
本校としてとてもうれしいです。皆さんお疲れ様でした。
出前授業 「対角線マスター になろう」(令和元年10月11日 於 昭和小学校)
奈良高専では、今年度も出前授業を実施しています。これは、児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、
平成16年1月に奈良県大和郡山市と学市連携協定が結ばれ、創造性や科学的な考え方を育むことを目的に、小
中学校からの依頼により、奈良高専が出前授業として実施しているものです。令和元年10月11日(金)には、大和郡山市立昭和小学校において、一般教科 名倉 誠 准教授が、「対角線マスター
になろう」と題した出前授業を行いました。
(一般教科 名倉 誠 准教授)
授業ではまず生徒の皆さんがこれまで学んできた三角形と四角形について簡単に復習を行いました。
いくつか名倉准教授から質問がありましたが、既に勉強した内容ということもあり、皆さん、元気良く回答してくれました。
続いて、対角線についての勉強。こちらも既に学んでいる内容でしたが、先程よりも難易度は上がります。
実際に図形に自分たちで書き込んでもらったり、モニターを使っての説明を聞いたりして、色々な図形の対角線の数え方
を考えてもらいました。
今度は、知育玩具ゾムツールを使用して正多面体作りに挑戦。今回は正十二面体を作ります。
グループを作って、協力しながらみんなで作ってもらいました。説明を聞きながら、全てのグループが完成させていました。
最後に、正二十四角形の対角線を使って正十二面体を描いてもらいました。正二十四角形には全部で252本の対角線が
あります。この対角線の何本かを選んで線を引くことにより正十二面体を描くことができます。
指示通りに線を引いていくうちに正十二面体が見えてくると、驚きの声をあげている生徒さんもいました。
授業の最後には皆さん、元気に挨拶をしてくれました。
今回は、普段の算数の授業では行わないプログラムを行いました。この機会に更に図形や算数に興味を持ってもらえると
幸いです。科学教室 「いこまっこチャレンジ教室『微生物の働きを調べよう』」(令和元年9月29日 於 奈良高専)
令和元年9月29日(日)、本校と生駒市との学市連携協定に基づき、本校物質化学工学科棟3階実験室にて、
物質化学工学科 三木 功次郎 教授、一般教科 北村 誠 准教授、物質化学工学科5年生4名が
科学教室「いこまっこチャレンジ教室『微生物の働きを調べよう』」を実施しました。
三木先生の講義が始まりました。スライドを使って微生物について説明しています。
米こうじ実験① 米こうじの固まりをもみつぶしてビーカーに入れ、お湯に入れます。
ビーカーにラップで蓋をし、恒温槽で保存します。中はどうなるのでしょう? → ④ぶどう糖の確認へ
米こうじ実験② 米こうじが澱粉を分解することを実験で確かめます。米こうじをすりつぶして水を入れ
ろ過して得た液体を使って、寒天で固めた片栗粉の入ったシャーレに絵を描きました。
ロートにろ紙を水を使ってぴったりつけて、ロートの口はビーカーの壁につける・・・。
確かに教科書に書いてあったなと36年ぶりに筆者の脳裏に記憶が甦りました。
絵を描いたら恒温槽でしばらく温めます。取り出してイソジンの10倍希釈液をシャーレに入れました。
アミラーゼでデンプンが分解されて絵が浮かび上がり、米麹にアミラーゼが入っていることが分かりました。
当初、イソジンの色だったシャーレが、ヨウ素デンプン反応が進行するとなかなかきれいな青色に変化しました。
パン酵母実験③ 次にパン酵母について学びました。市販されているパン酵母で実験開始です。
三木先生から講義で教えてもらっていますが、におってみるとかなりくさいです。子ども達もびっくりです。
パン酵母を水に入れ、その中にぶどう糖を入れ発酵させる実験。二酸化炭素とアルコールが生成されますが、
発生した気体がピストンを押し出しています。5分で20ml前後発生しました。
発生した気体を石灰水にくぐらせると白濁しました。二酸化炭素が生成されたことを確認しました。
アルコールチェッカーで、アルコールを調べています。 「0.2」という数値がでました。
ちなみに「酒気帯び運転」は呼気1リットル中アルコール0.15mg以上0.25mg未満が検出されると
13点減点免許停止90日なのでかなりの濃度があることが分かります。
④ぶどう糖の確認
米こうじにお湯を入れ、約2時間後の液のぶどう糖の検出をしています。
三角フラスコに含まれる液体を試験管に入れ試薬を入れて温めると 赤く変色し、
ぶどう糖が含まれることが分かりました。
3時間近い講義と実験でしたが参加児童は、集中力を切らすことなく
熱心に取り組んでくれました。
皆さんが、是非とも微生物の世界に興味を持って研究者になっていただけたらと
切に願っております。講義終了。皆さんお疲れ様でした。
出前授業 「超低温の世界を探る」(令和元年9月13日 於 片桐小学校)
令和元年9月13日(金)大和郡山市立片桐小学校において、一般教科 稲田直久 准教授が「超低温の世界を探る」を
テーマに出前授業を実施しました。
特殊な温度計で液体窒素の温度を計測しています。
液体窒素を床にこぼしているところ。玉になりながら、ホバークラフトのようにかなりの速さで転がってきます。
児童の皆さん、この不思議な現象にびっくりです。
お馴染みの花を凍らせる実験。液体窒素に浸かった可憐な花が見事バラバラになりました。
これもまたお馴染みのバナナでクギを打つ実験。クギをしっかり板に打つことができました。
風船の犬を液体窒素に浸けるとみるみるうちにしぼんでしまいましたが、外に出せば元通りです。
酸素を液体窒素に浸けると薄青色のきれいな液体になりました。
液体窒素で冷却した半導体とネオジム磁石の実験です。
つかず離れず不思議な動きをするネオジム磁石に触れて体験しています。
児童の皆さんはとても元気で、興味津々に授業に臨んでくれました。ありがとうございました。
これを機会に1人でも多くの子ども達が理科に興味を持ってくれたらと願います。
出前授業 「超低温の世界を探る」(令和元年9月6日 於 学科指導教室ASU)
奈良高専では、今年度も出前授業を実施します。これは、児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、
平成16年1月に奈良県大和郡山市と学市連携協定が結ばれ、創造性や科学的な考え方を育むことを目的に、
小中学校からの依頼により、奈良高専が出前授業として実施しているものです。
令和元年9月6日(金)に学科指導教室ASUにて一般教科 榊原和彦教授の「超低温の世界を探る」が
実施されました。
特殊な温度計を使って液体窒素の温度を測っています。
机に液体窒素をこぼすとホバークラフトのように浮き上がって転がっていきました。
実験の際には、必ず机から離れて安全を確保することの重要性について説明がありました。
お馴染みのバラの花を凍らせる実験。見事、粉々になりました。
これもお馴染みバナナでクギを打つ実験も見事成功しました。
乾いたティッシュペーパーはどうでしょうか?実験して確かめます。
結果、変化はありませんでした。
しかし、水に濡らして尖らせるとティッシュペーパーがクギに変身します。
見事にティッシュペーパーが板に刺さりました。
風船の犬を液体窒素に浸けるとくしゃくしゃのぺしゃんこになりますが、
取り出して常温にさらすと元通りになりました。
風船の犬の中で起きたことを分かりやすくするためにビニール袋を使い実験しました。
透明なので、袋の中で空気が液化していることがよく分かります。
ヘリウムが充填された風船を液体窒素に浸けると・・・、体積が減って浮かびにくくなりました。
常温にすると体積が戻り上昇しました。浮力の性質を学びました。
液体窒素に浸けた超伝導体とネオジム磁石の実験。付かず離れず面白い挙動をします。
右の写真は榊原先生が手に持っているネオジム磁石に超伝導体がついてきました。
実験成功です。
液体窒素の実験を通じて、理系の勉強に興味をもってもらえたら幸いです。
科学教室 「いこまっこチャレンジ教室『からくり人形を作ろう』」(令和元年9月1日 於 生駒市たけまるホール)
令和元年9月1日(日)、本校と生駒市との学市連携協定に基づき、たけまるホールにおいて、機械工学科 廣 和樹 教授、教育
研究支援室 尾﨑 充紀 技術専門員、補助学生7名が科学教室「いこまっこチャレンジ教室『からくり人形を作ろう』」を実施しました。
(機械工学科 廣 和樹 教授) (教育研究支援室 尾﨑 充紀 技術専門員)
まず最初に、現代の身近にある機械と昔から存在する機械であるからくり人形について比較しながら説明がありました。
今回はそのからくり人形の一つである「連理返り人形」を作ります。動画も交えながらどのようなものか理解してもらいました。
早速、連理返り人形の工作開始。連理返り人形キットは本校で製作したオリジナルのものです。
補助学生もサポートに入りながら作っていきます。まずは人形が降りる階段から作り始めました。
階段を作った後は、人形作り。きちんとまっすぐ降りられるよう、微調整を加えながら作ります。
皆さん、順調に作り進めていき、自分で作った階段はすぐに降りられるようになっていました。
降りられるようになった人から、あらかじめ用意しておいた3倍の長さの階段に挑戦してもらいました。
3倍もの長さの階段になると、最後まで降りきるのはかなり難しいです。
それでも何名かの参加者の方は何度も挑戦と人形の調整を繰り返して、成功させていました。
廣教授から、なぜ人形が降りて行くのか解説がありました。
シーソーを例に出して力のモーメントについての話をした後、連理返り人形にも当てはめて、筒の中の重りの移動による
モーメントの変化で人形が降りて行くと説明がありました。
そして、最後の挨拶。この科学教室では科学技術の一端を体験してもらいましたが、この世界にはまだ色々なことがある
ので、今後も夢や希望を持って色々な事に挑戦してほしいと廣教授から小学生の皆さんにお話がありました。
なお、作ってもらった連理返り人形は、皆さんにお土産として持って帰ってもらいました。
科学教室 「3D-CADを使ってみよう!パソコンで3Dモデル組立て」(令和元年8月20日 於 奈良高専)
8月20日(火)、2019年度の大和郡山市科学教室「3D-CADを使ってみよう!パソコンで3Dモデル組立て」が、
機械工学科棟3階コンピュータデザイン演習室で開催されました。
機械工学科 須田 敦 助教 から挨拶と概要説明がありました。
今回受講生の皆さんに使っていただく3次元CAD設計ソフトウェア「SolidWorks」です。
このソフトウェアはとても高性能でお値段もかなりのものです。
多くの企業や高等教育機関、研究所等で利用されており、まさに日本のものづくりを支える
ソフトウェアと言って過言ではありません。
これを受講生である小学生の皆さんに使っていただきます。
ダミー人形のデータを操作するとコンピューター上でいろいろな動きをします。
なお、1人につき1体配置しているダミー人形のポーズをコンピューター上で
再現することは、簡単に見えて実は結構難しい作業です。
余談ですが1体1体全く違うポーズをとって置いてある構図は、
じわじわと遊び心をくすぐってくれます。
さいころを組み立てる作業です。
受講生の写真を撮影しています。パソコン上に反映させるとあたかも自分自身が
パソコンで動いているようです。
実際にブロックを手に取り、3D-CAD上のブロックと比較しています。
須田先生と補助学生が、丁寧に受講生をサポートしています。
受講生は、正味5時間の演習にも関わらず集中力を切らすことなく3D-CADにも慣れ、
いろいろ画像処理を試していました。子ども達の上達の早さには目を見張るものがあります。
是非とも3D-CADに関心を持って将来の技術者・研究者になってくださいね。
受講生の皆さん、本当にお疲れ様でした。
科学教室 「親子で楽しく作る6足歩行ロボット」(令和元年8月25日 於 奈良高専)
令和元年8月25日(日)、大和郡山市との学市連携協定事業の一環として、科学教室「親子で楽しく作る6足歩行ロボット」が奈良高専で開講され、大和郡山市の 小学生と保護者の10組が参加しました。
最初に、電子制御工学科 早川 恭弘 教授、矢野 順彦 准教授による挨拶の後、本校の補助学生等スタッフと参加者の小学生の皆さんの自己紹介がありました。
その後はこの日のスケジュール等の説明。この科学教室では、「アボイダーⅢ」という6足歩行ロボットの製作に親子で挑戦してもらいます。
矢野 准教授から、ロボットの動作やセンサーについて説明がありました。(電子制御工学科 早川 恭弘 教授)
(電子制御工学科 矢野 順彦 准教授)
今回のロボットの製作では、はんだ付けの作業が必要になります。教育研究支援室 道下 貴広 技術専門員から、はんだ付けの手順や注意事項などにつき実演を交え説明がありました。(技術支援室 道下 貴広 技術専門員)
ロボットを製作する前に、先程の説明を踏まえてはんだ付けの練習をしてもらいました。
ロボットの製作を開始。取扱説明書を見ながら、まずはトランジスタや抵抗器等の部品を基板にはんだ付けしました。
先程の練習の成果か、皆さんスムーズに基板を組み立てていました。
昼食後、基板ができた人から機構部の組み立てを開始。皆さん、親子で集中して協力しながら組み立てている姿が印象的でした。
また、本校の補助学生も適宜補助に入りました。
悪戦苦闘しながらも補助学生等のフォローもあり、受講者の皆さん、ロボットを完成させていました。
また、完成させた人から順にロボットを作業台で動かしていました。「アボイダーⅢ」はただ動くだけでなく、センサーの働きで前方に障害物を察知すると回避します。
小学生の皆さんは色々な障害物をロボットの前方において楽しんでいました。
終わりの挨拶。約5時間に及ぶ科学教室でしたが、皆さん常に集中してロボット製作に取り組まれていました。
今回の科学教室をきっかけに、さらにロボット製作に興味を持っていただけると幸いです。科学教室 少年少女パソコン教室(令和元年6月22日、29日、7月6日 於 奈良高専)
2019年度の大和郡山市科学教室(パソコン教室)が、6月22日(土)、6月29日(土)、7月6日(土)に開催されました。
【6月22日】
早速、情報工学科 松尾 賢一教授の講義が始まりました。
まず画像のしくみや光の三原色(赤、青、緑)、画像処理について学びました。その後、校内を散策しながらデジタルカメラで写真を撮って、自分の顔を使って画像処理します。
受講生は指導補助の学生に指導を受けながら、自分で画像処理を進めていきます。
本日の授業はここまで。皆さんお疲れさまでした。また次回よろしくお願いします。
【6月29日】
上野秀剛准教授の講義が始まりました。本日の内容はアニメーションづくりです。フリーソフトを使って、連続した動きのある
絵を描き、ぱらぱら漫画のように動かします。
アニメーションづくりは、多くの絵を描かなければならず非常に労力、集中力が必要です。普段TVで何気なく見ているアニメから、
その成り立ちを考えるきっかけになればいいですね。
粘土を使ったアニメーションづくりに入ります。上野准教授よりNHKで放映されたアニメを事例に説明がありました。
補助学生のサポートの下、受講生は思い思いに粘土細工を作っています。どのようなクレイアニメができるのでしょうか。
続きは来週です。受講生のみなさん、お疲れ様でした。
【7月6日】
3回目の講座は、前回(6月29日)で作成しかけた粘土のキャラクターを仕上げるところからスタートします。
はじめに、情報工学科 山口賢一准教授の講義がはじまりました。先週に続き、クレイアニメーションの製作を始めるにあたり、手順等の説明がありました。
受講生たちは、自分だけのオリジナルなアニメキャラクターを思い描きながら、真剣な眼差しで粘土をこねて形作っていきます。
補助学生もいっしょになってアドバイスを行いながら楽しく製作に加わります。
粘土で作った造形を、アニメの動きを思い描きながら数コマ分デジカメで撮影していきます。
補助学生のアドバイスを受けながら撮影した画像をパソコンに取り込み、専用のアプリケーションでアニメーションを作っていきます。
全てを紹介できないのは残念ですが、力作の一例です。なかなかレベルの高い作品揃いです。
これで3週連続の「大和郡山市科学教室(パソコン教室)」は無事終了しました。受講生の皆さんそれぞれが独創的な発想でパソコンを使ったアニメーションの世界を楽しみ、充実した3日間となりました。
今回の科学教室をきっかけに多くの小学生たちがパソコンに興味をもっていただけることを願っております。
出前授業 「超低温の世界を探る」(平成31年3月4日 於 郡山東中学校)
一般教科 新野康彦准教授が、「超低温の世界を探る」を実施しました。
安全教育の観点から液体窒素がどういうものか、
どういう挙動をするのかを説明しつつ、実験の心構え、理科を学ぶ姿勢について説明がありました。
常温の塩ビパイプを、液体窒素に浸けると・・・・・突沸を起こして白い煙が吹き出しました。
特殊な温度計で液体窒素の温度を測定しています。
床に液体窒素をこぼすと床を滑るように流れていきました。
風船のワンちゃんを液体窒素の入った小さな器に入れてみると・・・
みるみるうちに風船が収縮し器に入っていきます。小さくしわくちゃになった風船を取り出すと
常温に戻りみるみるうちに元通りになりました。
風船ではよく見えないので透明のビニール袋で実験しました。
縮んだビニール袋に液体空気が確認できました。
バナナを凍らせる実験。バナナを金槌のようにクギを打ち込むことができました。
バナナを凍らせる時間を使ってスーパーボールも凍らせてみました。ゴム製のスーパーボールがガラス玉のようになりました。
花を凍らせる実験。カーネーションは見事粉々になりました。
酸素を液体窒素で冷やし液化させると、美しい透明のうす青色になります。
液化してもやはり酸素です。火のついた線香に液体酸素を浸けると激しく燃え出しました。
ヘリウムガスの入った風船を液体窒素に浸けると体積が小さくなり、浮かびにくくなりました。体積や密度が浮力に影響することを学びました。
特別製のネオジム磁石と液体窒素で冷却した超伝導体の実験。
ネオジム磁石と超伝導体のつかず離れずの面白い挙動を確認できました。
この状態を実際に生徒に触れていただきました。
中学生諸君には是非とも理系科目に興味を持ってもらい、日本の技術、研究を支える人材に
なってほしいと思います。皆様お疲れ様でした。
出前授業 「プログラミングを体験しよう」(平成31年2月13日、26日 於 俵口小学校)
奈良高専では、児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、今年度も出前授業を実施しています。
平成30年3月に、新たに生駒市と学市連携協定を締結し、今年度から、生駒市内でも協定に基づいた出前授業を
行うことになりました。平成31年2月13日(水) 6年生、26日(火) 5年生に、生駒市立俵口小学校において、情報工学科 松村 寿枝
教授が「プログラミングを体験しよう」と題した出前授業を行いました。
(情報工学科 松村 寿枝 教授)まず最初に、プログラミングがどういうものなのか、使われているスマホなどの身近な事例を挙げて説明がありました。
現代において、プログラミングがどれだけ多くの場所で使われ、どれだけ重要かがよく分かりました。次に、この授業で使用する Scratch(スクラッチ) というソフトについて説明がありました。
このソフトはアメリカの大学で作られたソフトで、誰でも簡単にプログラミングをして、ゲームやアニメーションを作る
ことができます。今回のプログラミング作業の最初は、動かすキャラクターを一つ選択してもらいました。
その後、実際にどのように動かすのか命令を入力していきます。
本校の学生が補助学生として参加しました。児童からの質問に次々に答え、作業のお手伝いをしました。
入力した命令により、キャラクターを実際に動かしてみました。この日は左右移動やジャンプをさせたりしました。
どの向きにどれだけ動かすかは座標軸で考えます。
もう一つキャラクターを選んでもらいました。さらに、それも動かして、最初のキャラクターが避けるようにするなど、
色々な動きをさせることに挑戦しました。
各クラス、授業の最後には元気に終わりの挨拶をしてくれました。この出前授業をきっかけに多くの児童さんが
プログラミングに興味を持ち、さらに色々挑戦してもらえると嬉しいです。なお、この出前授業で使用した Scratch はフリーソフトで、Webで誰でも自由に使うことができますので、興味の
ある方は調べて、是非使ってみてください。出前授業 「磁石の不思議 君も磁石博士だ!」(平成31年2月22日 於 生駒南第二小学校)
奈良高専では、児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、今年度も出前授業を実施しています。
平成30年3月に、新たに生駒市と学市連携協定を締結し、今年度から、生駒市内でも協定に基づいた出前授業を
行うことになりました。
平成31年2月22日(金)には、生駒市立生駒南第二小学校において、電気工学科 藤田 直幸 教授、芦原 佑樹
准教授、池田 陽紀 講師が「磁石の不思議 君も磁石博士だ!」と題した出前授業を行いました。
(電気工学科 藤田 直幸 教授)
(電気工学科 芦原 佑樹 准教授) (電気工学科 池田 陽紀 講師)授業は、楽しみながら学んでもらうため、クイズや実験をグループに分かれて実際にしてもらいながら進みました。
また、各グループには本校の学生が補助として1名ずつ入りました。
最初のクイズは、磁石に関する簡単なものをいくつか。これは、皆さん正解していました。
次のクイズから難易度が上がります。
まずは磁石の先にくっついたクリップ(鉄)の先はどうなるかというもの。正解したグループの児童さんの一人がその
変化の理由も完璧に答えてくれました。
磁石振り子(吊るされた磁石とその下の台の磁石の磁力を利用した振り子)をどのチームが一番早く停止させられ
るかを競うゲームをしました。磁石振り子は台の上の3つの磁石の配置によって、動きが変わります。
各チーム、試行錯誤して磁石を配置した磁石振り子で競争を行いました。
競争後には、藤田教授から試行錯誤(実験・工夫)から発明・発見が生まれるとお話がありました。
くっつかないはずのクリップに鉄球がひっつく手品を藤田教授が披露。タネは机上の紙の下にリング状のフェライト
磁石を隠していて、それから出る磁力を利用してクリップに磁気を持たせているというものでした。
これについても、児童さんたちになぜくっつくようになるのか考えてもらい、説明してもらいました。かなり難しい問題
でしたが、皆さん、間違うことを恐れず自分たちの考えを積極的に発表してくれました。
また、児童さんたちにも実際にクリップ・鉄球・磁石を使ってチャレンジしてもらい、どのグループが一番早く全員が
浮かすことができるか競争してもらいました。
磁界観察器や磁界観察シートを使って、磁界を見てもらいました。
最も強力な磁石であるネオジム磁石についての実験です。この磁石同士をくっつけると、大人の力でも引き離すの
は難しいです。小学校の先生でもくっついた磁石をまっすぐ引っ張って引き離すことはできませんでした。
また、2つの小さなネオジム磁石の間に手を入れ磁石同士を近づけると、手を挟むことができるほど強力です。
児童さんたちにもネオジム磁石に触れてもらい、その強力な磁力を体験してもらいました。
磁石の歴史についても勉強しました。磁石の発明には多くの日本人が関わってきたことが紹介された後、ここで
「ネオジム磁石を発明したのはどこの国の人か?」というクイズが出されました。
答えはこれも日本人。磁石の発明に日本人が大きく貢献してきたことが分かりました。
最後のクイズは、モーター・発電機・切符の中で磁石が使われているものはいくつあるかというものでした。
答えは「3つとも」です。
クイズの後にはこれらのものに磁石がどのように使われているのか説明がありました。
身の周りで磁石が様々な用途で役立っていることを再認識させられました。
ネオジム磁石同士を反発させて足場を浮かせた台に乗ってもらいました。児童さんだけでなく、小学校の先生が
乗っても足場は浮いています。ネオジム磁石の磁力の強さに改めて皆さん驚かれていました。
最後にこの日のまとめ。この授業で、一人でも多くの児童さんに、磁石の研究や高専に興味を持ってもらえると幸い
です。
また、終わりの挨拶も元気にしてくれました。
出前授業 「ムラサキキャベツの色素で液の性質を調べよう!」(平成31年2月15日 於 治道小学校)
奈良高専では、今年度も出前授業を実施しています。これは、児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、
平成16年1月に奈良県大和郡山市と学市連携協定が結ばれ、創造性や科学的な考え方を育むことを目的に、小中学
校からの依頼により、奈良高専が出前授業として実施しているものです。平成31年2月15日(金)には、大和郡山市立治道小学校において、物質化学工学科 伊月 亜有子 准教授が、「ムラ
サキキャベツの色素で液の性質を調べよう!」と題した出前授業を行いました。
(物質化学工学科 伊月 亜有子 准教授)授業ではまずムラサキキャベツをエタノールが入ったビンに入れ、それが紫色になるまでよく振りました。
この色素はアントシアニンといい、酸性やアルカリ性の水溶液により変色するので、液の性質を調べる指示薬と
して使われます。リトマスやBTBといった他の指示薬と異なり、このアントシアニンは様々な色の変化を見る事が
できるという特徴があります。
このムラサキキャベツ液を、様々な性質(pH)の水溶液に入れることでどのような変化が起こるか実験しました。
ムラサキキャベツの色素は入れた水溶液の性質により下図のような変化を示します。生徒さんたちも、用意された様々な水溶液が入った試験管にムラサキキャベツ液を入れていきました。
皆さん、カラフルな変化に驚きの声を上げていました。
続いて、身近な食品や日用品の性質を調べる実験を行いました。
空の試験管に先にムラサキキャベツ液を入れ、その中に色々な食材や日用品を入れていきます。
今回は、レモン・こんにゃくの液・中華麺・重曹・虫刺されの薬の性質を調べました。
生徒さんたちはそれぞれの色の変化を確認すると、プリントに記録していました。
最後に生徒の皆さんが元気良く挨拶してくれました。
今回の実験では、身近にある物を多く使用しました。これをきっかけに、身近な化学に興味を持ってもらえると
幸いです。出前授業 「磁石の不思議 君も磁石博士だ!」(平成31年2月15日 於 生駒北小学校)
平成31年2月15日(金)に生駒北小学校において、電気工学科 藤田 直幸 教授、芦原 佑樹 准教授、
電気工学科学生(5年生)6名による「磁石の不思議 君も磁石博士だ!」を実施しました。
藤田教授の質問に児童は元気よく答えています。
学生が児童5人に対して1名ついて指導補助をしています。
藤田教授からの質問に児童が答えています。「何故そうなるか?」理由を考えることが大切です。
磁石振り子をどのチームが早く静止できるか競争をしました。児童は、磁石の配置をそれぞれ工夫しています。
各チームで一斉に競争します。写真では伝わりにくいのですが、現場では非常に盛り上がっていました。
児童の生き生きとした表情をお伝えできないことが残念です。
勝ち残った上位2チームに、工夫した点を発表してもらいました。
藤田教授より、実験・工夫を積み重ねてがんばった結果に発明や発見があることを児童に伝えました。
藤田教授が何の変哲もないパチンコ玉とクリップを使った手品を披露しました。児童に何故そうなるのか質問しています。
手品のタネを説明して、児童の皆さんにもチャレンジしてもらいました。チームで早くできた順番を競うのですが、
これもまた大変盛り上がりました。
磁力線の出ている様子を模型で説明しています。
ネオジム磁石の凄さを担任の先生に体感いただきました。本当に10cm四方のネオジム磁石同士がくっつくと
人間の力ではどうしようもありません。児童には小さなネオジム磁石を引き離してもらいました。
磁石の力でなかなか離れてくれません。
ネオジム磁石16個を使用した浮遊機に乗ってもらいました。大人でも浮きます。
最後に磁石の歴史、用途についてお話しをしました。
児童の皆さんは、熱心にかつ楽しく磁石のお勉強をしました。是非とも磁石に興味を持ってもらって
奈良高専で新しい磁石を研究してくださいね。皆さんお疲れ様でした。
出前授業 「超低温の世界を探る」(平成31年1月28日 於 郡山西中学校)
一般教科 榊原 和彦 教授、稲田 直久准教授の「超低温の世界を探る」を実施しました。
安全教育の観点から、「液体窒素」がどういうものか、どういう挙動をするのかを
説明しつつ、実験の際の心構えに付いて説明がありました。
榊原教授が上腕に液体窒素をかけました。液体窒素は瞬時に蒸発するため、一瞬であれば大丈夫です。
また、床にこぼすと、液体窒素の液滴がホバークラフトのように床面をかなりの速さで滑って行きました。
ちょうど熱して真っ赤になった鉄板に水滴を垂らしたような状態が常温で起きています。
生徒は、安全に実験するために必要なことを学びました。
特殊な温度計を使用し液体窒素の温度を確認しています。
お馴染みの花を凍らせる実験。液体窒素に浸かった花はカチコチに凍り、握ると粉々になりました。
バナナを凍らせる実験、バナナを金槌のように使いクギを打ち込みました。
さて、ティッシュペーパーを液体窒素に浸けるとどうなるでしょうか?
乾いたティッシュペーパーは、ほとんど変化はなかったのですが、濡らしてクギのように形作り液体窒素に浸けると
先ほどの冷凍バナナで板に打ち込むことができました。
風船で作った犬を液体窒素に浸けると、しわくちゃになりましたが、
外に出すと元に戻りました。でもこれでは、中でどうなったかわかりません。
郡山西中学校の馬場先生に部屋の空気をビニール袋に閉じ込め液体窒素に浸けていただきました。
ビニール袋の様子を確認してもらっています。袋を拡大すると白く濁った液体が
溜まっていることが分かります。
ヘリウム風船を使った実験。常温では浮きますが、液体窒素に冷却されて体積が減ったヘリウム風船は
浮かびません。浮力が作用していることがよく分かります。
ヘリウムボイスの実験。この写真では、榊原先生のヘリウムボイスをお伝えできないことが残念です。
もちろん、生徒にはとても受けました。
ヘリウムガスだと音の伝播速度が上がり声のオクターブが上がることを学びました。
ネオジム磁石を使った「超伝導」の実験。
生徒からの質疑応答に応えています。
中学生諸君には、是非とも理系科目に興味をもってもらい、
日本の技術、研究を支える人材になってほしいと思います。
皆様お疲れ様でした。
科学教室 「いこまっこチャレンジ教室『プログラミングに挑戦』」(平成30年12月15日 於 たけまるホール)
本校と生駒市との学市連携協定に基づき、平成30年12月15日(土)にたけまるホールにて
情報工学科より、山口 賢一准教授、岩田 大志講師、市川 嘉裕助教、西野技術専門職員、
補助学生8名が科学教室「いこまっこチャレンジ教室『プログラミングに挑戦』」を実施しました。
今回は生駒市小紫市長、中田教育長にも参観いただきました。
山口准教授より概要説明がありました。
市川助教にバトンタッチ、講義開始です。
岩田講師、西野技術専門職員、補助学生が受講生の側につき、サポートしています。
小紫市長から受講生、保護者の皆様に挨拶がありました。
受講生の取り組みを視察されています。
受講生がそれぞれ自由な発想でキャラクターや背景を選び、作品を作っています。
受講生は、講義を聞きながらプログラムを組んでいます。補助学生のアドバイスを聞いたり、
配付資料とにらめっこして自ら切り開こうとする姿がとても素晴らしいです。
画像では小さくて分かりにくいかもしれませんが、
画面の左側に受講生が作ったプログラムに基づきキャラクターが動きます。プログラムの組み方でゲームにもなります。
中田教育長と本校スタッフが情報交換をしています。
受講生の作品を1人ずつ発表、講評しています。皆さん自由な発想で一所懸命作った成果で
非常に感心できるものが多かったのですが、やはり発表は恥ずかしいようです。
13時から16時の3時間、休憩を挟んで実施しましたが、
受講生はパソコンから離れず、熱心に取り組んでいました。
長時間にわたり集中力が途切れない様子に感心しました。また、実施の度にレベルが上がっているように見えました。
今回作ったデータを持ち帰ってご自宅のパソコンでさらに取り組めるので、
作品に是非とも磨きをかけてください。長時間の講義お疲れ様でした。
プログラミングを通じて理系科目に興味を持ってもらえたらうれしいです。
出前授業 「貿易ゲームを通して世界の国々を知ろう」(平成30年12月12日 於 学科指導教室ASU)
奈良高専では、今年度も出前授業を実施しています。これは、児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、
平成16年1月に奈良県大和郡山市と学市連携協定が結ばれ、創造性や科学的な考え方を育むことを目的に、小中学
校からの依頼により、奈良高専が出前授業として実施しているものです。平成30年12月12日(水)には、学科指導教室「ASU」において、一般教科 前田 哲宏 准教授による「貿易ゲームを
通して世界の国々を知ろう」と題した授業を行いました。
(一般教科 前田 哲宏 准教授)授業ではまず最初に貿易ゲームについて説明がありました。このゲームは英国のNGO クリスチャン・エイドによって
開発された世界の貿易を疑似体験するシミュレーションゲームです。
まず、最初にグループに分かれてもらい、各グループに道具(文房具)と紙とクリップが配られます。この中の道具と
紙を使って、指定された大きさ・形の図形を作ってもらい、これらをマーケットで販売してどれだけ多くのクリップを得る
ことができるかを競います。なお、グループが国、道具が技術力、紙が資源、できた図形が商品、クリップがお金を
表しています。
最初に配られる道具等の内容はグループによってバラバラです。これが国ごとの「格差」を表しています。
できた製品はマーケットで買い取ってもらうのですが、型によって値段が決まっています。さらに、その出来によっては、
その決められた値段より低くされてしまったり、最悪の場合は買い取ってもらえません。
今回、この役を見学で参加していた本校グローバル教育センター長 松井 良明 教授にも担当してもらいました。製品作りを開始。道具、紙を十分に配られたグループから先に製品が作られ、マーケットに販売されていきます。
なお、最初に説明されたルール以外は特に制限はなく、何をしたら良いかなどの説明もありません。ですので、道具や
紙が少ないグループはクリップを獲得するために様々な行動をとることになります。
今回は、道具をお金を払って借りたり、紙を買い取ったりする様子などが見られました。
途中で、多く作られた製品の値段が下がったり、一部のグループに折り紙が配られ、それで折った折鶴が高額で買い
取ってもらえることになったりと、市場に変化が起こりました。
この中で、折り紙が配られたグループはその時点でクリップをあまり獲得できていないグループでした。これは、発展
途上国の生産品を適正な価格で取引するフェアトレードを体験してもらうためです。
作業時間が終了すると、各グループ、金額の計算を行いました。
今回は、最初の道具はあまりなかったものの、途中で折り紙を配られたグループが上位に来ました。フェアトレードが
有効活用された形です。
最後に、今回のまとめ。貿易ゲームは、現代のグローバル社会における貿易システムの問題点などを楽しみながら実感
できるものです。今回参加した生徒さんからも、「こんな風にゲームしながら勉強できるものがあるのを知って驚いた」
との感想をいただきました。
今回の出前授業が、国家間の格差がその国の人々にどのような影響を与えているのかなどグローバル社会の問題を考える
一助になると幸いです。
出前授業 「超低温の世界を探る」(平成30年12月7日 於 郡山北小学校)
平成30年12月7日(金)に郡山北小学校において、一般教科 稲田 直久 准教授、新野 康彦 准教授による
「超低温の世界を探る」をテーマに出前授業を実施しました。
液体窒素の温度を計測しています。
液体窒素を床にこぼしているところ。ホバークラフトのようにかなりの速さで転がってきます。
実験は立ってしなければ安全を確保できないことを学びました。
お馴染みの花を凍らせる実験。液体窒素に浸かった可憐な花がバラバラになりました。
これもまたお馴染みのバナナでクギを打つ実験。見事成功です。
給食の残ったパンを凍らせてみました。1回目、2回目は焼いたトーストのようにパリッパリになり
粉々になりましたが、3回目は湿気を吸ったためにカチンコチンに凍りました。
安全に成功してよかったです。余談ですが、パンは消費期限が切れたものを使用しています。
液体酸素を液体窒素に浸けると薄青色のきれいな液体になりました。
液体酸素の入った試験管に火の付いた線香を浸けると中で激しく燃えました。
液体窒素に塩ビパイプを入れると・・・瞬間に突沸し白い煙が吹き出しました。
風船の犬を液体窒素に浸けるとみるみるうちにしぼんでしまいましたが外に出せば元通りです。
スーパーボールも液体窒素で冷却されるとガラス玉のようになります。
超伝導体とネオジム磁石でリニアモーターカーの原理を体験しました。
つかず離れずの実験も成功。
児童は皆、とても元気で興味を持って授業に臨んでくれました。
これを機会に1人でも多くの子ども達が理科に興味を持ってくれたらと願います。
科学教室 「手作りモーターを作ろう!」(平成30年9月8日 於 奈良高専)
平成30年9月8日(土)、大和郡山市との学市連携協定事業の一環として、科学教室「手作りモーターを作ろう!」が本校で開講され、大和郡山市の小学生17名が参加しました。
電気工学科 池田陽紀講師による今回の科学教室の概要紹介の後、エネルギー、モーター、磁界(磁場)について基礎的な説明が行われ、モーターや磁石、コイルのサンプルなどに触れながら受講生たちは真剣な眼差しで学びました。
(池田陽紀講師による基礎知識の講義風景)
基礎講義に続いて、実際にモーターを作る作業に移りました。
まずは材料の確認です。部品がたくさんあるので受講生たちは真剣に部品点数をチェックしました。
(モーター作製に使う材料をチェックする様子)
まずはロータの作製です。補助学生の指導のもと、エナメル線を適切な寸法に切り細かな作業に取り組みました。
(ロータ作製の様子)
続いてステータの作製です。銅線をパイプに巻き付けコイルを作ります。プラスチックダンボールに切り込みを入れてコイルを取り付けます。銅線の先端に端子を取り付け、電池ボックスのマイナス線とエナメル線をつなげてステータの出来上がりです。
最後は、ステータにロータを取り付け、手作りモーターの完成です。
(ステータ作りの様子)
(手作りモーターの完成)
(作ったモーターを実際に回してみる様子)
出来上がったモーターが実際に動き出すのを体感し、教室は歓声に包まれました。
最後にこの日のまとめと復習です。
参加した小学生たちは、自分たちでモーターをつくる体験から、ものづくりの楽しさと科学の不思議を学び、満足そうな様子でした。
参加者の皆さん、お疲れ様でした。
科学教室 「いこまっこチャレンジ教室『プログラムに挑戦』」(平成30年9月8日 於 たけまるホール)
本校と生駒市との学市連携協定に基づき、平成30年9月8日(土)にたけまるホールにて
情報工学科より、山口 賢一准教授、岩田 大志講師、市川 嘉裕助教、西野技術専門職員、補助学生7名が
科学教室「いこまっこチャレンジ教室『プログラムに挑戦』」を実施しました。
山口 准教授より概要説明がありました。
市川助教にバトンタッチ、講義開始です。
岩田講師、西野技術専門職員、補助学生が受講生の側につき、サポートしています。
受講生は、講義を聞きながらプログラムを組んでいます。
画像では小さくて分かりにくいかもしれませんが、画面の左側に受講生が作ったプログラムに基づき
キャラクターが動きます。プログラムの組み方でゲームにもなります。
受講生がそれぞれ自由な発想でキャラクタや背景を選び、作品を作っています。
13時から16時の3時間、休憩を挟んで実施しましたが、受講生はパソコンから離れず、
熱心に取り組んでいました。長時間にわたり集中力が途切れない様子に感心しました。
今回作ったデータを持ち帰ってご自宅のパソコンでさらに取り組めるので、
作品に是非とも磨きをかけてください。長時間の講義お疲れ様でした。
プログラミングを通じて理系科目に興味を持ってもらえたらうれしいです。
科学教室 「4次元の世界を見てみよう〜正120胞体に挑戦!~」(平成30年8月26日 於 奈良高専)
平成30年8月26日(日)、大和郡山市との学市連携協定事業の一環として、科学教室「4次元の世界を見てみよう
〜正120胞体に挑戦!~」が奈良高専で開講され、大和郡山市の小学生19名が参加しました。最初に、一般教科名倉 誠 准教授から自己紹介があった後、本校の補助学生と各グループのメンバーの間で
自己紹介が行われました。
(一般教科 名倉 誠 准教授) (参加者の皆さんと補助学生との間で自己紹介)三角形と四角形について簡単に説明があった後、知育玩具ゾムツールを使用しての立体パズル作成を開始しました。
まず、正三角形、正方形、立方体などを作りました。その後には、多角形、対角線についての勉強をしました。配布されたテキストの問題を実際に解いてもらいながら
様々な多角形の対角線の数え方を理解してもらいました。
また、正多角形、正多面体、正多胞体についても、分かりやすく解説がありました。続いて、ある立体の影を映すことによりその立体の実際の次元よりも低い次元で表す「投影」について学んだあと、
この日の最終目標である正120胞体の作成に挑戦しました。4次元である正120胞体の3次元投影をゾムツールで
表したものを作ります。作成時は、全体で2グループに分かれて、さらにグループ内で外側の枠にあたるUFOと名付けられたパーツを中心に
作るチームと内側の骨組部分であるテトラを作るチームに分かれました。
補助学生の助けのもと、みんなで協力して作っていきました。
見事完成!一人ではかなり作るのが難しいものですが、みんなで作ることにより短時間で完成させることができました。
最後にこの日のまとめと復習。みなさん、普段の学校の算数の授業ではできないプログラムを通して、図形の面白さを体感した様子でした。お疲れ様でした。科学教室 「少年少女パソコン教室」(平成30年6月9日、23日、30日 於 奈良高専)
平成30年度の大和郡山市科学教室(パソコン教室)は、6月9日(土)、23日(土)、30日(土)に開催されました。
【6月9日】
情報工学科 松尾 賢一教授の講義が始まりました。
画像のしくみや光の三原色(赤、青、緑)、画像処理について学びました。屋外でデジタルカメラで写真を撮って、自分の顔を使って画像処理します。
受講生は指導補助の学生に指導を受けながら画像処理を進めていきます。
本日の授業はここまで。最後に大和郡山市教育委員会の担当者から次回の案内がありました。
【6月23日】
上野秀剛准教授の講義が始まりました。本日の内容はアニメーションづくりです。フリーソフトを使って、連続した動きのある
絵を描き、ぱらぱら漫画のように動かします。
アニメーションづくりは、多くの絵を描かなければならず非常に労力、集中力が必要です。普段TVで何気なく見ているアニメから、
その成り立ちを考えるきっかけになればいいですね。
粘土を使ったアニメーションづくりに入ります。上野准教授よりNHKで放映されたアニメを事例に説明がありました。
補助学生のサポートの下、受講生は思い思いに粘土細工を作っています。どのようなクレイアニメができるのでしょうか。
続きは来週です。受講生のみなさん、お疲れ様でした。
【6月30日】
山口賢一准教授の講義が始まりました。先週に続きクレイアニメーションの作成です。粘土をこねて作品を作っていきます。
受講生は思い思いに粘土を形作っています。
和やかな雰囲気の下、学生同士で「ドラえもん」対決が始まりました。軍配はどちらに上がったのでしょうか?
粘土の造形を撮影し、専用アプリケーションでアニメーションを作っています。
全てを紹介できないのですが、受講生の力作の一例です。みなさん一所懸命がんばりました。
3日間の「大和郡山市科学教室(パソコン教室)」は和やかな雰囲気の下、無事終了しました。みなさんお疲れ様でした。
科学教室を通じて理系科目に興味を持っていただけるとうれしいです。
奈良高専×生駒市 学市連携企画 第1弾!科学教室「いこまっこチャレンジ教室『LEGOでつくるロボット in IKOMA 』」(平成30年5月5日 於 ベルテラスいこま)
平成30年5月5日(土・祝)にベルテラスいこまにおいて、生駒市との学市連携協定に基づく科学教室を、午前、午後の2回(定員28名/回)で実施しました。 本校にとっても屋外での科学教室は初めての試みです。
当日は晴天に恵まれましたが風が強かったため、同伴いただいた保護者の皆様にテントが飛ばないよう支えていただくなど、科学教室の実施に多大なるサポートをいただきました。
本校、生駒市のスタッフ、受講生、保護者の皆様が一体となって無事に実施できたことをこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。では、当日の様子を紹介いたします。
生駒市教育委員会 中田教育長より挨拶をいただきました。
本校からは武田副校長(午前)、榊原校長補佐(午後)より挨拶をさせていただきました。
本校電子制御工学科 玉木 隆幸 准教授が率いるシステム開発研究会の学生にバトンタッチし、科学教室開始です。
最初はプログラミングを体験していただきました。
プログラムを入力したロボットを試走しています。うまくできたかな?
プログラムを入力している様子。微妙なセッティングが競技に影響します。
コース上で試走している様子。なお、コース上にあるものは、本校の3Dプリンタで作成した地元生駒の特産品(茶筌、レインボーラムネ、おかき)です。
学生から競技の説明をしています。ロボットにどういう機構をつけたらうまく「特産品」を運べるでしょうか?
受講生はそれぞれ工夫をして特産品を摑まえる仕掛けをロボットにつけています。
「1,2,3,レゴー」のかけ声で競技開始です。
プログラムで組んだロボットでスタートし、リモコン操作のロボットにバトンタッチ、
「特産品」をゴールまで運ぶことを得点付けして競います。
実際やってみると難しい作業なんですが、
受講生は学生の指導をスポンジのように吸い込み要領を得ていました。
やはり若年層でのプログラミングや
それに伴うクリエイティブさを涵養する学習は重要であると思います。
白熱した競技会場の様子。
表彰式の様子。受講生の皆さんが、一所懸命に取組みました。
最後に電子制御工学科 玉木 准教授より挨拶がありました。
COC+事業の展開から学市連携が生まれ、今回の科学教室に至りました。
この科学教室に参加いただいた受講生が理系分野に興味を持ち、将来の技術者・研究者になってくれることを祈っています。
改めて強風の中、無事に科学教室を終えることができまして、関係各位に厚く御礼を申し上げます。
出前授業 「磁石の不思議 君も磁石博士だ!」(平成30年2月~3月 於 平和小・治道小・筒井小・矢田小)
奈良高専では、今年度も出前授業を実施しています。これは、児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、
平成16年1月に奈良県大和郡山市と学市連携協定が結ばれ、創造性や科学的な考え方を育むことを目的に、小中
学校からの依頼により、奈良高専が出前授業として実施しているものです。この2・3月には、下記小学校の3年生を対象に、電気工学科 藤田 直幸 教授・平井 誠 准教授・芦原 佑樹 准教授
・池田 陽紀 助教による「磁石の不思議 君も磁石博士だ!」と題した授業を行いました。・2月15日(木) 大和郡山市立平和小学校
・2月16日(金) 大和郡山市立治道小学校
・2月21日(水) 大和郡山市立筒井小学校
・3月 2日(金) 大和郡山市立矢田小学校この「磁石の不思議 君も磁石博士だ!」は、小学3年生で学ぶ磁石の学習のまとめと発展に利用してもらうために
行っています。
また、小学校の通常の授業では行わない様々な実験を通して子供たちに驚きを与え、磁石の開発の歴史に日本人
が大きくかかわっていることも知ってもらい、「科学する」ことにチャレンジする心を養うことも目的にしています。各小学校、生徒さんたちは、楽しくかつ積極的に実験やクイズに取り組んでくれました。
普段の授業ではできない様々な実験に興味津々の様子で、我先にと実験に挑戦していました。授業の流れは以下のとおりです。
どの小学校も、生徒さんたちは元気にあいさつしてくれました。
授業はクイズをしながら、そのクイズの内容に沿った実験を行っていきます。
まずは、スチール缶、アルミ缶、そして紙の箱の中で磁石にくっつくものを当ててもらいました。
スチール缶とアルミ缶で迷っている生徒さんもいましたが、多くの生徒さんが正解していました。
続いては、2つの磁石で、N極同士、S極同士、そしてN極とS極を近づけたけときに、くっつくのはどれかというものでした。
これは、ほぼ全員が分かった様子でした。
磁石のN極の先にくっついたクリップのくっついていない側が何極になるかという問題です。
この問題は答えるだけでなくなぜそうなったのかという理由も考えてもらいました。
説明もとなると難しそうですが、何人かの生徒さんは正確にその理由を説明してくれました。
続いては、磁石振り子(吊るされた磁石とその下の台の磁石の磁力を利用した振り子)で、台の上の磁石の配置を変える
ことによりどのグループが一番早く振り子を止めることができるかを競いました。
皆さん、試行錯誤(工夫)しながら実際に試す(実験)ことによりを繰り返し、他のグループより少しでも早く止めようと競って
いました。
競争の後には、藤田教授から、この「工夫」と「実験」を繰り返すということを普段の研究でも行っていて、これにより発明や
発見が生まれるとお話がありました。
何度も根気強くこのローテーションを繰り返すことの大切さを学んでもらいました。
くっつかないはずのクリップに鉄球がひっつく手品を藤田教授が披露。タネは机上の紙の下にリング状のフェライト磁石を
隠していて、それから出る磁力を利用してクリップに磁気を持たせているというものでした。
これについても、生徒さんたちになぜくっつくようになるのか考えてもらい、説明してもらいました。かなり難しい問題でした
が、皆さん、間違うことを恐れず自分たちの考えを積極的に発表してくれました。
また、生徒さんたちにも実際にクリップ・鉄球・磁石を使ってチャレンジしてもらい、どのグループが一番早く全員が浮かす
ことができるか競争してもらいました。
最も強力な磁石であるネオジム磁石についての実験です。この磁石同士をくっつけると、大人の力でも引き離すのは
難しいです。小学校の先生たちでもくっついた磁石をまっすぐ引っ張って引き離すことはできませんでした。
また、2つの小さなネオジム磁石の間に手を入れ磁石同士を近づけると、手を挟むことができるほど強力です。
生徒さんたちにもネオジム磁石に触れてもらい、その強力な磁力を体験してもらいました。
ネオジム磁石同士を反発させて足場を浮かせた台に乗ってもらいました。生徒さんだけでなく、体の大きな先生が
乗っても足場は浮いています。ネオジム磁石の磁力の強さに改めて皆さん驚かれていました。
磁石の歴史についても勉強しました。磁石の発明には多くの日本人が関わってきたことが紹介された後、ここで
「ネオジム磁石を発明したのはどこの国の人か?」というクイズが出されました。
答えはこれも日本人。磁石の発明に日本人が大きく貢献してきたことが分かりました。
最後のクイズは、モーター・発電機・切符の中で磁石が使われているものはいくつあるかというものでした。
答えは「3つとも」です。
クイズの後にはこれらのものに磁石がどのように使われているのか説明がありました。
身の周りで磁石が様々な用途で役立っていることを再認識させられました。
終わりのあいさつ。どこの小学校も皆さん、元気にお礼のあいさつをしてくれました。
様々な実験を行ったこの授業を通して理科に興味を持つ生徒さんが増えると嬉しいですね。
出前授業 「パン酵母のひみつを探ろう」(平成30年1月15日 於 矢田南小学校)
平成30年1月15日(月)に矢田南小学校にて、物質化学工学科 三木 功次郎教授、一般教科 北村 誠准教授による「パン酵母のひみつを探ろう」をテーマに出前授業を実施しました。(5年生1組・2組対象)
はじめに、地球上に存在する「微生物」についてスクリーンを使っての授業が始まりました。
続いて、「パン酵母でアルコールを作ろう」と題し、実験が始まりました。
まずはコップに入っているパン酵母の観察です。みんな興味深くコップの中のパン酵母を見つめます。
次にマドラーを使ってブドウ糖を水が入ったビーカーに入れ、マドラーでよくかき混ぜてとかし、その後、パン酵母をビーカーに入れ、マドラーでよくかき混ぜます。
パン酵母とブドウ糖の混ざったビーカーの液を三角フラスコに入れ、チューブのついたゴム栓を三角フラスコの口にはめます。
お湯の入ったビーカーに三角フラスコを入れ、1分してから注射器をチューブに付け、タイマーを動かします。
注射器のピストンが動いた目盛で二酸化炭素の量をはかります。
それを5分ごとに2回測定します。
本当に二酸化炭素が出ているのかどうか、注射器からチューブをはずし、そのチューブの先を石灰水の入った試験管に入れて透明な石灰水が二酸化炭素と反応し白く濁るのを目で確認しました。
最後に、三角フラスコの栓を取り、アルコールができているかアルコールチェッカーで確認です。
「パン酵母からアルコールをつくる」実験を通じ、微生物の仲間である「パン酵母」の不思議について学びました。これを機会に1人でも多くの子供たちが理科に興味を持ってくれればと願います。
出前授業 「電池づくりの達人 自分で作ろう!色々な電池」(平成30年1月15日 於 学科指導教室ASU)
奈良高専では、今年度も出前授業を実施しています。これは、児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、
平成16年1月に奈良県大和郡山市と学市連携協定が結ばれ、創造性や科学的な考え方を育むことを目的に、小中
学校からの依頼により、奈良高専が出前授業として実施しているものです。平成30年1月15日(月)には、学科指導教室「ASU」において、物質化学工学科 片倉 勝己 教授による「電池づくり
の達人 自分で作ろう!色々な電池」と題した授業を行いました。
(物質化学工学科 片倉 勝己 教授)授業ではまず最初に奈良高専についての簡単な紹介、実験を手伝ってくれる補助学生の挨拶があった後、電池の
歴史や簡単に作ることができる電池の種類について説明がありました。
この中で、片倉教授から、「世界最古の電池は何年くらい前のものか」というクイズがあったのですが、2000年以上
前にバグダッドで作られたものであるという答えが発表されると、皆さん、非常に驚いた様子でした。
引き続き、これから作る空気電池について説明があった後、実際に空気電池の作製を開始しました。
今回の実験では備長炭、アルミホイル、針金、紙、塩水を用いて作りました。
空気電池の製作の流れは、
①備長炭のはしに針金を巻いて固定
②針金は露出させた状態で、備長炭に紙を巻く
③その紙の更に上にアルミホイルを巻く
④塩水を備長炭に落とす
となります。これで、空気電池の完成です。仕組みとしては、備長炭の部分が+極、アルミホイルの部分が-極、
食塩水が電流を流すための電解液として働くことになります。
皆さん、この空気電池を完成させるとモーターに繋がれたプロペラを回していました。
また、2個の空気電池を繋げて動かす等の実験も行いました。
モーターを動かしたあとアルミホイルを光にかざして見ると、小さい穴がたくさん空いていて、溶けたことが分かります。
デモ実権として、片倉教授が備長炭と重曹を使った燃料電池を作り、生徒の皆さんに見てもらいました。
最後に生徒の皆さんがお礼の挨拶をしてくれました。皆さん、賑やかに実験を非常に楽しまれた様子でした。
科学教室 「いこまっこチャレンジ教室『プログラミングに挑戦!~SCRATCHでゲームやアニメをつくろう~』」(平成29年12月17日 於 たけまるホール)
平成29年12月17日(日)、生駒市たけまるホールで生駒市教育委員会主催の『いこまっこチャレンジ教室』が開催され、
本校 情報工学科 山口 賢一 准教授、市川 嘉裕 助教による「プログラミングに挑戦!~SCRATCHでゲームやアニメを
つくろう~」と題した授業が行われました。(本校 情報工学科 山口 賢一 准教授、市川 嘉裕 助教)
まず最初に奈良高専の紹介とプログラミングの簡単な知識について説明のあった後、実際にプログラミング体験の開始
です。
Scratchという教育用のプログラミング環境を使って、障害物を避けて進むアクションゲームを作ります。補助学生や先生にアドバイスしてもらいながら、ゲームを作ります。皆さん、色々なアイデアを出され、個性あふれるゲーム画面を見ることができました。最後に、先生が作ったゲームがどのようなものか市川助教から紹介がありました。
また、1人の受講生さんが作った作品を発表してくれました。本日のまとめと終わりの挨拶。3時間に及ぶ長丁場でしたが、皆さん、非常に楽しみながら、プログラミングを学んでいました。出前授業 「超低温の世界を探る」(平成29年12月5日 於 郡山北小学校)
一般教科 榊原 和彦 教授(午前)、稲田 直久 准教授(午後)の「超低温の世界を探る」が始まりました。
特殊な温度計を使い液体窒素の温度を確認しました。
液体窒素の扱い方を学ぶためにこぼれた液体窒素の動きを見ました。
続いて実験の心得について説明があり、
実際に液体窒素に触れる実験を行いました。(安全性を考慮して実施しています。)
花を凍らせる実験。液体窒素に浸かった花はカチカチに凍り、握ると粉々になりました。
バナナを凍らせる実験。バナナを金槌のように使いクギを打ち込みました。
ティッシュペーパーはそのまま液体窒素に浸けても変化はありませんが、
水に濡らして凍らせるとクギのようになりました。
風船の犬を液体窒素に浸けるとしわくちゃになりましたが、
外に出すとすぐに復活しました。
ビニール袋に空気を詰めて液体窒素に浸けると液化した空気の様子がよく分かります。
稲田先生の授業の一コマ。酸素を液体窒素につけると液化し薄青い液体酸素になりました。
線香に火をつけて液体酸素に浸けると、線香は激しく燃え出しました。
ヘリウムガスを注入した風船を液体窒素に浸けると体積が小さくなり、「浮かない」のですが、
室温にさらされて体積が回復すると上昇しました。「浮力」について学びました。
点灯している豆電球につながっている乾電池を液体窒素に浸けると電気が流れなくなりました。
ネオジム磁石を使った「超伝導」の実験。
とても明るく元気な雰囲気で出前授業終了。みなさまお疲れ様でした。
出前授業 「ネットの仕組みを学ぼう」(平成29年11月27日 於 片桐西小学校)
情報工学科 本間 啓道 講師の「ネットの仕組みを学ぼう」が始まりました。
有線ケーブル、光ケーブルのサンプルを提示しながらネットワークを接続する方法について説明がありました。
奈良高専で使用されている光ファイバーケーブルのサンプルを見てもらいました。
髪の毛より細い光ファイバーに児童は興味津々です。
IPアドレス、DNS、ネットワークの歴史について説明がありました。
普段私たちの生活の中で何気なく利用されているネットワークについて、より理解を深めることができました。
講義のまとめの中で、インターネットの危険性についても事例を交えて説明があり、個人的な情報は安易に
インターネット上にあげないことの重要性を学びました。
児童からの質問に答える本間先生。フレンドリーで明るい雰囲気の中出前授業は終了。みなさまお疲れ様でした。
出前授業 「超低温の世界を探る」(平成29年10月6日 於 矢田南小学校)
一般教科 新野 康彦 准教授の「超低温の世界を探る」が始まりました。
何の仕掛けもない塩ビパイプを液体窒素が入った容器に入れると、液体窒素が突沸し煙が吹き出しました。
実際に液体窒素の温度を特殊な計測器を使って計りました。
液体窒素の扱い方を学ぶためにこぼれた液体窒素がどのような挙動をするか体験しました。
水と違ってすごい速さで転がっていきます。
液体窒素に触れる体験。シュワッとした感触に児童はびっくりです。(安全性を考慮して実施しています。)
風船で作った犬が液体窒素に浸かるとどのようになるか確かめました。
空気が冷却されてぺっちゃんこになりましたが、外に出すと温まって元に戻りました。
風船で起こった現象をビニール袋を使って見えるように再現しました。液化した空気が底に溜まっています。
お馴染みのバナナで釘を打つ実験。無事成功しました。
これもお馴染みの花を凍らせる実験。無事成功。花は粉々になりました。
並行して液体窒素に浸けたスーパーボールは、ガラスのようになっていました。あまりの変化に児童もびっくりです。
酸素を液体窒素で冷却すると淡く美しい薄青色になりました。液体酸素に火をつけた線香を浸けると激しく燃え出しました。
ヘリウムガスを詰めた風船を液体窒素で冷やすとどうなるかな?
体積と重さ、浮力について学びました。
液体窒素で冷却した超伝導体と強力なネオジム磁石とのコラボレーション。超伝導状態の原理を学びました。
積極的に質問も飛びだし、とても明るく元気な雰囲気のもと出前授業終了。理科って本当に面白いね!
出前授業 「中国語で遊ぼう」(平成29年10月6日 於 平和小学校)
奈良高専では、今年度も出前授業を実施しています。これは、児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、 平成16年1月に奈良県大和郡山市と学市連携協定が結ばれ、創造性や科学的な考え方を育むことを目的に、小中学校からの依頼により、奈良高専が出前授業として実施しているものです。
平成29年10月6日(金)には、大和郡山市立平和小学校において、一般教科 松井 真希子 講師による「中国語で遊ぼう」と題して授業を行いました。
授業ではまず松井講師から自己紹介があった後、今日の予定について説明がありました。
授業の最初は、「中国語で使われている漢字を知ろう」と題して、プロジェクターに表示された中国語の簡体字が日本の漢字の何に当たるか、生徒の皆さんにクイズに挑戦してもらいました。日本の漢字とよく似ているものもあまり似ていないものもありましたが、積極的に手を挙げて回答してくれました。
また、クイズの後には、生徒の皆さんのお名前を簡体字で書いた名札を配付し、自分の名前がどういう表記になるのか確認してもらいました。引き続いて、身の回りのものが中国語でどのように言うのか勉強してもらいました。普段、接する機会の多い中華料理を中心に中国語での書き方・読み方を学んだ後、じゃんけんで使う「はさみ」「石」「布」についても説明があり、実際にみんなでじゃんけんをしてみました。
先程教わった中国語のじゃんけんを使い、じゃんけん列車で遊びました。非常に楽しそうで、大盛り上がりでした。
なお、じゃんけんで勝ち続け、最後まで先頭だった生徒さんには表彰状が授与されました。「きらきら星」の中国語歌詞を教わり、みんなで歌いました。皆さん、大きな声で歌ってくれました。
最後に、この日の感想を発表してくれました。とても楽しんでくれたようです。終わりの挨拶もみんな元気にしてくれました。
お疲れ様でした。出前授業 「超低温の世界を探る」(平成29年9月11日 於 片桐小学校)
平成29年9月11日(日)に片桐小学校において、一般教科 稲田直久准教授が「超低温の世界を探る」
をテーマに出前授業を実施しました。
特殊な温度計で液体窒素の温度を測っているところ。
液体窒素に触れているところです。極短時間なら安全にシュワッとする感覚を味わうことができます。
液体窒素が床にこぼれると猛烈な勢いで転がっていきます。
お馴染みのバラの花を凍らせる実験。握りつぶすとバラバラになりました。
バナナを凍らせてクギを打ちました。
液体酸素を使った実験。液体窒素で冷却すると酸素はきれいな青色の液体になりました。
液体酸素に火をつけた線香を入れると激しく燃え出しました。
液体窒素で冷却した半導体とネオジム磁石の実験。
つかず離れず不思議な動きをするネオジム磁石を触れて体験しています。
液体窒素が織りなす不思議な現象はいかがでしたか。
一人でも多くのみなさんが理系の世界に興味を持って、将来の技術者・研究者になってもらえるとうれしいです。
科学教室 「立体パズルで数学(算数)とふれあおう」(平成29年8月27日 於 奈良高専)
平成29年8月27日(日)、大和郡山市との学市連携協定事業の一環として、科学教室「立体パズルで数学(算数)とふれあおう」が奈良高専で開講され、大和郡山市の小学生20名が参加しました。
今回の科学教室は、本校の数学に興味を持つ学生によるプロジェクトチーム「数学 LOVE!」のメンバーを中心に行われました。最初に、一般教科 名倉 誠 准教授から自己紹介があった後、「数学 LOVE!」のメンバーも補助に入る各グループに対して自己紹介を行いました。
(一般教科 名倉 誠 准教授) (「数学 LOVE!」のメンバーによる自己紹介)三角形と四角形について簡単に説明があった後、ゾムツールを使用しての立体パズル作成を開始しました。まず、正三角形、正方形、立方体などを作りました。
次は難易度が上がって、正20面体です。補助学生の助けも借りながら、皆さん、上手に完成させていました。完成させたあとは正20面体がなぜ正20面体というのか、頂点や辺がいくつあるのかをみんなで考えました。引き続き、正多角形についての勉強です。色々な正多角形に対角線をひいてみたり、逆にひかずに正多角形の対角線の数を考えたりしました。また、正20面体を描いてみたりもしました。
続いて、ある立体の影を映すことによりその立体の実際の次元よりも低い次元で表す「投影」について学んだあと、この日の最終目標である正120胞体の作成にチャレンジしました。4次元である正120胞体の3次元投影をゾムツールで表したものを作ります。作成時は、全体で2グループに分かれて、さらにグループ内で外側の枠にあたるUFOと名付けられたパーツを中心に作るチームと内側の骨組部分を作るテトラチームに分かれました。補助学生の助けのもと、みんなで協力して作っていきました。
見事完成!一人ではかなり作るのが難しいものですが、みんなでつくることにより短時間で完成させることができました。
最後にこの日のまとめと復習。みなさん、普段の学校の算数の授業ではできないプログラムを通して、図形の面白さを体感した様子でした。お疲れ様でした。科学教室 「連理返りを作ろう」(平成29年8月25日 於 奈良高専)
平成29年8月25日(金)、大和郡山市との学市連携協定事業の一環として、科学教室「連理返りを作ろう」が奈良高専で開講され、大和郡山市の小学生15名が参加しました。
(機械工学科 廣 和樹 教授)機械工学科 廣 和樹 教授により奈良高専について簡単に紹介があった後、身近にある現代のメカと、それに対してモーターやガソリンを使わない昔からあるメカであるからくり人形についてお話がありました。最近は省エネなからくり人形の仕組を活かした機械も色々と作られるようになっているそうです。
さて、連理返り作りの開始です。連理返りは、引合筒という筒の中の重りを移動させ、人形が階段を自動的に降りるからくりです。まずはストローや球などを使って、引合筒を作りました。ちゃんと人形を動かすためにこの引合筒作りは非常に重要です。分からないことがあったときには、先生以外に技術職員や補助学生もサポートに入ってくれました。人形の降りる階段の作成。続いて人形を作っていきます。レーザー加工で作られたいくつかの部品を組み合わせていきます。細かい部品が多く接着剤を使ったりもしたので、皆さん、慎重に作業を進めていました。人形と引合筒を合体させました。筒の位置の調整が難しそうでしたが、上手くいった人から順に階段を降りるのに成功させていました!
廣教授から、なぜ人形が降りて行くのか解説がありました。シーソーを例に出して力のモーメントについて話をした後、連理返りにも当てはめて、筒の中の重りの移動によるモーメントの変化により人形が降りて行くと説明がありました。最後に廣教授から「今後も夢や希望を持って色々な事に挑戦してほしい」と挨拶がありました。皆さん、お疲れ様でした。なお、作った連理返りは持って帰ってもらいました。家でもまた実験してみてください。
科学教室 「身の回りの食材でハンカチを染めてオリジナルハンカチをつくろう!」(平成29年8月5日 於 奈良高専)
平成29年8月5日(土)、大和郡山市との学市連携協定事業の一環として、科学教室「身の回りの食材でハンカチを染めてオリジナルハンカチをつくろう!」が本校 物質化学工学科棟 生物化学工学実験室で開講され、大和郡山市の小学生13名が参加しました。
はじめに、物質化学工学科 石丸 裕士准教授による“学科紹介”・“実験スタッフ紹介”・“受講生の自己紹介”が行われました。
つぎに、“実験にあたっての注意”・“つかう器具のチェック”等の説明がありました。
(物質化学工学科 石丸 裕士准教授)
(実験スタッフ紹介)
所属小学校・学年の異なる3~4名が1グループとなり、それぞれがつかう器具の準備が整い、早速実験が行われました。
(実験1 カレーとぶどうでハンカチを染めよう)
(実験2 染めたハンカチを使って実験しよう)
実験1により、白いハンカチをカレーやぶどうで染めることで、受講生はハンカチが「めん」という細い線の束になった繊維でできていることやカレーやぶどうの色のもとが、クルクミンやアントシアニンという色素であることを知りました。そして、色素が繊維に引っ付いてはなれなくすることを染色といい、ミョウバンを入れたバケツの中に染色したハンカチを入れて30分待つことで、色素と繊維をより強く結びつける働きがあることを実際に目にし、ハンカチが染まるしくみを学びました。
(白いハンカチをお湯でカレー粉とともに煮て、黄色く染めている様子)
実験2により、カレーとぶどうで染めたそれぞれのハンカチを使って、“じゅうそう”と“クエン酸”をスポイトで順番に同じ場所にかけて、色の変化を調べました。
(染めたハンカチで色の変化を調べる様子)
(色素と繊維をより強く結びつける働きの説明)
さらに、試験管中のカレー色素やぶどう色素、紫キャベツ色素にスポイトで、①トイレ洗剤②レモン③クエン酸④ヨーグルト⑤じゅうそう⑥油よごれ洗剤のそれぞれを入れて、色の変化を調べました。そして、溶液の性質について、①トイレ洗剤②レモン③クエン酸④ヨーグルトは、「すっぱい」溶液で、このような性質を酸性といい、⑤じゅうそう⑥油よごれ洗剤は、「ぬるぬる」した溶液で、このような性質をアルカリ性と言うことを知りました。そして、カレーの色素は、酸性で黄色に、アルカリ性で赤色になり、ぶどうや紫キャベツの色素は酸性で赤色~赤紫色~青紫色に、アルカリ性で青緑色~緑色になることを実験により確認しました。さらに、紫キャベツの色素のように、溶液の性質を示すものを指示薬と呼ぶことを学び、夏休みの自由研究にも使えるトピックとなりました。
(試験管中の紫キャベツ色素に、①から⑥の身の回りにあるものを入れて、溶液の性質を調べる様子)
オリジナルハンカチが仕上がるまでの時間に、身の回りの食材に色を付けた断面を顕微鏡で観察しました。受講生たちは、自分が染めたオリジナルハンカチが完成し、それぞれの仕上がりに満足の表情を浮かべました。この講座が終わるころには、はじめは緊張した面持ちの受講生たちも打ち解けて和気あいあいとした雰囲気に包まれていました。
(顕微鏡で観察する様子)
(顕微鏡で見たとうもろこしの断面の説明)
(染め上ったばかりのぶどうハンカチ)
(出来上がったオリジナルハンカチ)
最後に、石丸 裕士准教授から「この講座に、参加してくれた受講生の皆さん、一緒に参加していただいた保護者様、送迎していただいた保護者様、本日はありがとうございました。これをきっかけに、皆さんが“理科が楽しい”と思えるようになっていただければと思います。お疲れ様でした!」と、述べられました。
科学教室 「親子で楽しく作る6足歩行ロボット」(平成29年7月29日 於 奈良高専)
平成29年7月29日(土)、大和郡山市との学市連携協定事業の一環として、科学教室「親子で楽しく作る6足歩行ロボット」が奈良高専で開講され、大和郡山市の小学生10名が参加しました。
電子制御工学科 飯田賢一教授、矢野順彦准教授による概要紹介の後、6足ロボット「アボイダーⅢ」を組み立てる作業に必要なはんだ付けや回路,本体の組み立てについて説明がありました。
(電子制御工学科 飯田賢一教授)
(電子制御工学科 矢野順彦准教授)
初めて体験するはんだ付け作業の前に、技術支援室 道下貴広 技術専門員からはんだ付けの手順や注意事項などにつき実演を交え説明がありました。
(技術支援室 道下貴広 技術専門員)
取扱説明書を見ながら、まずはトランジスタや抵抗器等の細かな部品のはんだ付け作業に一生懸命に取り組み、はんだ付けされた小さな基盤を手に取って喜びを浮かべる様子も見られました。
本体の組み立て,回路等の取り付けに悪戦苦闘しながらも補助学生のフォローを受け、受講者全員が時間内にロボットを完成させました。
受講した小学生たちは、完成したロボットを床や作業台で歩かせた。
苦労して作り上げた作品の出来栄えに満足した子供たちの様子に、同伴の保護者の皆さんも安堵の表情で、終始和やかな雰囲気に包まれました。
出前授業 「空気電池を作ろう!」(平成29年7月13日 於 矢田南小学校)
奈良高専では、今年度も出前授業を実施しています。これは、児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、
平成16年1月に奈良県大和郡山市と学市連携協定が結ばれ、創造性や科学的な考え方を育むことを目的に、小中
学校からの依頼により、本校が出前授業として実施しているものです。平成29年7月13日(木)には、大和郡山市立矢田南小学校において、物質化学工学科 片倉 勝己 教授による「空気
電池を作ろう!」と題して授業を行いました。
授業では最初に奈良高専について簡単な紹介があった後、電池の歴史やその便利なところ、簡単に作ることができる
電池の種類について説明がありました。この中で、片倉教授から、「世界最古の電池は何年くらい前のものか」という
クイズがあったのですが、2000年以上前という答えが発表されると、生徒の皆さんは非常に驚いた様子でした。
引き続き、これから作る空気電池について説明がありました。空気電池は空気中の酸素と金属を用いる電池です。
今回の実験では備長炭、アルミホイル、針金等を用います。
さぁ、実験開始です。二人一組になって、空気電池の作製を行いました。先生や本校の補助学生の助けを借りながら、
空気電池の製作を進めて行きました。最後には皆さん、空気電池でモーターに繋がれたプロペラを回すことに成功して
いました。終わりの号令。皆さん、1時間半以上の長時間に関わらず、集中しながらも楽しく実験を行えた様子でした。
出前授業 「プラスティックをリサイクルしよう!」(平成29年7月13日 於 治道小学校)
平成29年7月13日(木)に物質化学工学科 中村 秀美 教授、米田 京平 助教が、
大和郡山市立治道小学校において出前授業「プラスティックをリサイクルしよう!」を実施しました。
本日3種類の薬品を使用します。
まず、シャーレにリモネンを入れて細かくした発泡スチロールを溶かします。
次のステップを中村教授が説明しています。
発泡スチロールが溶けたリモネンの液にエタノールを入れます。
するとおもちのような白いポリスチレンが現れました。子ども達は楽しそうです。
中村教授よりシャーレで起こっている現象について説明を行いました。
3番目の実験、ポリスチレンを発泡スチロールに変えます。
先ほどのシャーレにアセトンを混ぜて、ポリスチレンを米粒大に丸めてお湯に浸すとポップコーンのように
ふくれて発泡スチロールになりました。発泡スチロールは体積の98%が空気で2%がポリスチレンだそうです。
最後に発泡スチロールにふくらむ理由を中村教授から説明がありました。
児童のみなさん、是非とも理科に興味を持って将来技術者や科学者になってください。
お疲れ様でした。
出前授業 「音を見てみよう-フリーソフト で音を分析する-」(平成29年7月10日 於 緑ヶ丘中学校)
奈良高専は、平成29年7月10日(月)に、生駒市立緑ヶ丘中学校で出前授業を行いました。
この日は、緑ヶ丘中学校が周辺の高校から教員を招待し、生徒さんに高校で行われているような授業を受けて
もらうという内容の催しを開催され、本校は、情報工学科 松村 寿枝 准教授により「音を見てみよう-フリーソフト
で音を分析する-」と題した授業を行いました。授業では、まず奈良高専について紹介があった後、松村准教授が研究する音声工学・音響工学について説明が
ありました。次に、フリーソフトを使用してどこまで高い周波数の音を聞き取れるかという可聴域のチェックを行いました。
一般的に年齢が高くなるとともに、可聴域は狭くなるのですが、10代の中学生の皆さんは18,000Hzの高音も
聞き取ることができていました。次の実験は、音に含まれる周波数成分を見ることができるフリーソフトを使用して、様々な音の分析を行いました。
生徒さんたちが事前に準備してくれていたリコーダー、カスタネット、笛といった楽器や、声や拍手の音などの周波
数成分を分析しました。
最後に、この日一緒に学んだことのまとめを行い、出前授業は終了。
皆さん、楽しみながらも真面目に授業を受けられていました。なお、この日、実験で使用したフリーソフトは誰でもインターネットでダウンロードできるので、興味のある方は
ぜひ検索してみてください。科学教室 少年少女パソコン教室(平成29年6月10日、24日、7月1日 於 奈良高専)
奈良高専は、大和郡山市教育委員会と連携し科学教室を毎年度実施しています。その中で
大和郡山市教育委員会が主催している「大和郡山市少年少女パソコン教室」の全20回の講
座のうち、3回の講座を情報工学科が担当しています。その様子を紹介いたします。
【6月10日】
情報工学科 松尾賢一教授の講座でスタートです。講座内容の理解を深めるために学生が
受講生をサポートしています。
1回目は画像のしくみや編集方法について勉強しました。画素一つ一つを地域の人口に例えると確かに画像の大きさは
分かりやすいですね。
【6月24日】
2回目の講座は、モノクロアニメの作成です。本題に入る前に1回目の復習をしています。
上野 秀剛准教授がモノクロアニメの講座をしました。多くの人が経験のあるぱらぱら漫画をパソコンで作ります。
受講生が思い思いに線画を描き、モノクロ線画アニメを作っています。
2回目の講座終了。次は粘土で作ったキャラクターを使ったアニメーションを制作します。
【7月1日】
3回目の講座はモデリングクレイ(粘土)を使ったアニメーション制作です。みんなどのようなものをつくるのかな?
補助学生が受講生と一緒に粘土細工を作っています。とても楽しそうです。
粘土細工ができた受講生から順次デジタルカメラで撮影を始めました。
デジタルカメラで撮影した写真をパソコンに取り込みアニメーションを制作しました。3回目終了。受講してくれたみなさんが情報工学に興味を持ってもらえることを期待しています。
ではまた来年のパソコン教室も来てくださいね。
出前授業 「磁石の不思議 君も磁石博士だ!」(平成29年2月~3月 於 平和小・治道小・筒井小・矢田小)
奈良高専では、今年度も出前授業を実施しています。これは、児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、
平成16年1月に奈良県大和郡山市と学市連携協定が結ばれ、創造性や科学的な考え方を育むことを目的に、小中
学校からの依頼により、奈良高専が出前授業として実施しているものです。この2・3月には、下記小学校の小学3年生を対象に、電気工学科 藤田 直幸 教授・平井 誠 准教授・池田 陽紀 助教
による「磁石の不思議 君も磁石博士だ!」と題した授業を行いました。・2月15日(水) 大和郡山市立平和小学校
・2月17日(金) 大和郡山市立治道小学校
・2月21日(火) 大和郡山市立筒井小学校
・3月 1日(水) 大和郡山市立矢田小学校この「磁石の不思議 君も磁石博士だ!」は、小学3年生で学ぶ磁石の学習のまとめと発展に利用してもらうために
行っています。
また、小学校の通常の授業では行わない様々な実験を通して子供たちに驚きを与え、磁石の開発の歴史に日本人
が大きくかかわっていることも知ってもらい、「科学する」ことにチャレンジする心を養うことも目的にしています。どの小学校でも生徒さんたちは、賑やかにかつ積極的に実験などに取り組んでくれました。初めて見る磁石の一面
に興味津々の様子で、新たな実験を行う度に驚きの声があがっていました。授業の流れは以下のとおりです。
どの小学校も、生徒さんたちは元気にあいさつしてくれました。
授業は興味を持って参加してもらうため、クイズ形式で行われます。
まずは、スチール缶、アルミ缶、そして紙の箱の中で磁石にくっつくものを当ててもらいました。
やはりスチール缶とアルミ缶で迷っている生徒さんが多かったです。
続いては、2つの磁石で、N極同士、S極同士、そしてN極とS極を近づけたけときに、くっつくのはどれかというものでした。
これは、皆さんすぐに分かった様子でした。
磁石のN極の先にくっついたクリップのくっついていない側が何極になるかという問題です。
この問題は答えるだけでなくなぜそうなったのかという理由も考えてもらいました。
説明もとなると少し難しそうですが、何人かの生徒さんが分かりやすくその理由を説明してくれました。すばらしい!
クイズではなく、磁石振り子(吊るされた磁石とその下の台の磁石の磁力を利用した振り子)で、台の上の磁石の配置を
変えることによりどのグループが一番早く振り子を止めることができるかを競いました。皆さん、試行錯誤(工夫)しながら
実際に試すこと(実験)を繰り返し、他のグループより少しでも早く止めようと競っていました。
競争の後、先生たちから、この「工夫」と「実験」を繰り返すということを普段の研究で行っていて、これにより発明や
発見が生まれるとお話がありました。
何度も根気強くこのローテーションを繰り返すことの大切さを知ってもらいました。
くっつかないはずのクリップに鉄球がひっつく手品!?実は机上の紙の下にリング状のフェライト磁石を隠していて、
それから出る磁力を利用してクリップに磁気を持たせているというものでした。
これについても、生徒さんたちになぜくっつくようになるのか考えてもらい、説明してもらいました。かなり難しい問題
でしたが、皆さん、積極的に間違うことを恐れず考えを発表してくれました。
また、生徒さんたちにも実際にクリップ・鉄球・磁石を使ってチャレンジしてもらい、どのグループが一番早く全員が
浮かせることができるか競争してもらいました。
最も強力な磁石であるネオジム磁石についての実験です。この磁石同士をくっつけると、大人の力でも引き離すのは
難しいです。
また、2つのネオジム磁石の間に手を入れ磁石同士を近づけると、手を挟むことができるほど強力です。
生徒さんたちにもネオジム磁石に触れてもらい、その強力な磁力を体験してもらいました。
ネオジム磁石同士を反発させて足場を浮かせた台に乗ってもらいました。生徒さんだけでなく、体の大きな先生が
乗っても足場は浮いています。ネオジム磁石の磁力の強さに再び驚かされました。
磁石の歴史についても勉強しました。磁石の発明には多くの日本人が関わってきたことを学びました。
ここで再び「ネオジム磁石を発明したのはどこの国の人か?」というクイズが出されました。
答えはこれも日本人。磁石の発明に日本人が大きく貢献してきたことが分かりますね。
最後のクイズは、モーター・発電機・切符の中で磁石が使われているものはいくつあるかというものでした。(正解は
3つとも。)クイズの後にはこの3つやスピーカーに磁石がどのように使われているのか説明がありました。
身の周りで磁石が様々な用途で役立っていることを再認識させられました。
終わりのあいさつ。皆さん、元気にあいさつしてくれました。
この授業で磁石に興味を持って、その発明に携わるような生徒さんが出てくれば嬉しいですね。
出前授業 「パズルの達人 アルゴリズム的思考法を学ぶ」(平成28年12月9日 於 学科指導教室ASU)
奈良高専では、今年度も出前授業を実施しています。これは、児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、
平成16年1月に奈良県大和郡山市と学市連携協定が結ばれ、創造性や科学的な考え方を育むことを目的に、小中
学校からの依頼により、本校が出前授業として実施しているものです。平成28年12月9日(金)には、郡山城内にある学科指導教室「ASU」において、情報工学科 山口 賢一 准教授に
よる「パズルの達人 アルゴリズム的思考法を学ぶ」と題した授業を行いました。はじめに、生徒さんたちがこの後の授業を理解しやすくするため、身近な事例を挙げながらコンピュータと
アルゴリズムについて簡単な解説がありました。本校の学生も補助学生として授業に参加しました。
ここではアルゴリズム的思考法について生徒さんたちにも分かりやすいように解説を行いました。アルゴリズムについて理解してもらった後は、タブレットを用いて2つのパズルゲームに挑戦してもらいました。
まずは、数字の記載されたパネルを左から小さい順に並べ替える(ソートする)パズルです。
生徒さんたちはいかに少ない回数で並び替えるかに挑戦しました。最初のSTAGE1は全てのパネルの数字(1~9)が確認できる状態で並べ替えを行います。
常に全ての数字が見えているので簡単に並び替えできますが、並び替える回数は挑戦する人によって違います。補助学生もサポートに入りました。
STAGE2はパネルの数字(1~50までのランダム)が隠された状態で並べ替えを行います。(選択したパネルだけ数字が表示されます。)
選択していない数字は見えないず、数字のパターンも多いのでSTAGE1より難しいです。最初は何度も選択し直して悪戦苦闘していた生徒さんたちも、チャレンジするうちにより少ない回数で並べ替えることができるようになっていました。
早く並べ替えることができるようになったら、どのような方法で並べ替えたのかを紙に実際に書いてもらいました。
パズル上で解くことができても、実際に文章や図で説明することは非常に難しいです。
これをできる人は、「アルゴリズム的思考法」ができる人であり、プログラマーに向いているそうです。2つ目のパズルは、1~15の数字を順番に並べる「15パズル」です。
このパズルでは、いかに短時間で完成させるかに挑戦しました。まずは、山口准教授から15パズルについて簡単な説明がありました。
15パズルについて理解してもらった後は、それを短時間で完成させるための方法を教えてもらいました。
山口准教授の最速記録はなんと11秒台だそうです!実際に挑戦してもらいました。先程聞いた短時間で完成させる方法を使うと皆さん見る見るうちに上達していき、1分以内に完成させる生徒さんもいました。
ASUの先生方にもパズルをしていただきました。生徒さんに負けず集中して何度も挑戦されていました。
最後に、今日学んだコンピュータとアルゴリズムについてのまとめと奈良高専では関連することをどのように学んでいる
かについてお話がありました。
皆さん、最後まで集中して授業を受けられていました。
終わりの号令。お疲れ様でした。
科学教室 「エコエコ電池を作ろう」(平成28年11月12日 於 奈良高専)
奈良高専は、平成28年11月12日(土)に、大和郡山市との学市連携事業の一環として科学教室「エコエコ電池を作ろう」を開催しました。
当日、大和郡山市内の小学4~6年生13名が参加し、電気工学科 平井 誠 准教授による「電気」の授業が行われました。
授業では、小学生たちが、実験を交えた「電気」の不思議さや面白さを学習し、環境にやさしい燃料電池作りにチャレンジしました。
静電気による不思議な現象やモーターの回転で作った電気でおもちゃの車を動かして競争するなど、楽しみながら「電気」が起こす動きを熱心に見入っていました。燃料電池作りではエコの大切さを学び、未来を担う小学生たちがこれからのエネルギーについて真剣に考える貴重な体験となりました。
科学教室 少年少女パソコン教室(平成28年6月11日、25日、7月2日 於 奈良高専)
奈良高専 情報工学科は,平成28年6月11日(土),25日(土),7月2日(土)の3日間に渡り,大和郡山市との学市連携事業の一環としてパソコン教室を開催し、市内の小学生15名が参加しました。
一日目に,アニメーションのソフトウェアやデジタルカメラ,画像処理の仕方等の基礎知識について講義を受けました。
(情報工学科 松尾賢一教授)
二日目に,モデリングクレイによる動くアイコン作成を行いました。最初はカラー粘土を無心にこねるものの,色が混ざったり崩れたりとなかなか思うようにできませんでしたが,時間と共に慣れ、可愛らしいアイコンキャラクターが次々と作られました。
(情報工学科 上野秀剛講師)
三日目に,作成したアイコンキャラクターに,少しずつ動きを加えて一コマずつデジタルカメラで撮影し,画像データをパソコンで処理して見事なアニメーションが完成しました。最後に作成したアニメーションの発表会で,参加した小学生は歓声をあげながら熱心に映像を見入っていました。
(情報工学科 山口賢一准教授)
科学教室 「親子で楽しく作る6足歩行ロボット」(平成28年7月30日 於 奈良高専)
平成28年7月30日(土)、大和郡山市との学市連携協定事業の一環として、科学教室「親子で楽しく作る6足歩行ロボット」が開講され、大和郡山市の小学生10名が参加しました。
講座を担当する電子制御工学科,矢野順彦准教授による概要紹介の後、6足ロボット「アボイダーⅢ」を組み立てる作業に必要なはんだ付けや回路,本体の組み立てについて説明がありました。
(電子制御工学科 矢野順彦准教授)
(回路を組み立てる受講者)
一所懸命に親子で作業に取り組み、トランジスタや抵抗器等がはんだ付けされた小さな基盤を手に取って喜びを浮かべる様子も見られました。
本体の組み立て,回路等の取り付けに悪戦苦闘しながらも補助学生のフォローを受け、受講者全員がロボットを完成させました。
受講した小学生たちは、完成したロボットを床や作業台で歩かせ歓声を上げ,苦労して作り上げた作品の出来栄えに満足した様子でした。
記念に写真撮影する保護者からも安堵の笑顔が溢れていました。
大和郡山市 学市連携事業(科学教室・スーパーサイエンスの達人派遣) 過去の一覧(平成27年度~平成18年度)
大和郡山市学市連携事業(科学教室・スーパーサイエンスの達人派遣)
本校と大和郡山市は、子どもの「理科離れ」を防ごうと、本校の教員を小中学校に派遣するなどを盛り込んだ連携協定を結びました。
子ども達にも理解できるわかりやすい内容の教育シーズ集を大和郡山市を通じて各小中学校に配布し、各校が選んだ「達人」が、理科や総合学習の時間に出前授業をしたり、本校の施設を使用した授業を行っています。
また、大和郡山市が市民会館で開催している科学教室の「少年少女発明クラブ」や「少年少女パソコンクラブ」なども本校教員により分担実施しています。
なお、「大和郡山市科学教室・高専教室」への参加募集は、大和郡山市発行の広報誌で行っています。大和郡山市科学教室・高専教室
平成27年度 平成26年度 平成25年度 平成24年度 平成23年度
平成22年度 平成21年度 平成20年度 平成19年度 平成18年度出前授業
平成27年度 平成26年度 平成25年度 平成24年度 平成23年度
平成22年度 平成21年度 平成20年度 平成19年度 平成18年度
このページに関するお問い合わせは奈良工業高等専門学校総務課までお願いします。
なお、大和郡山市科学教室・高専教室への参加募集は大和郡山市発行の広報誌で行っています。
奈良工業高等専門学校 総務課
TEL : 0743−55−6013
E-Mail: s-soumu◇jimu.nara-k.ac.jp
(巡回ロボット対策によりメールアドレスの@を◇に変えています。送信の際は◇を@に変えてから送信してください。)
大和郡山市科学教室・高専教室(平成27年度)
日時 内容 対象者 担当学科 6月13日(土)
6月20日(土)
6月27日(土)パソコンでアニメーションを作ろう 小学4年生以上 情報工学科 8月26日(水) メカをきわめよう(からくり人形の工作) 小学4~6年生 機械工学科 8月17日(月) みかんの皮でプラスチックをリサイクル 小学5~6年生 物質化学工学科
大和郡山市科学教室・高専教室(平成26年度)
日時 内容 対象者 担当学科 6月 7日(土)
6月21日(土)
7月19日(土)パソコンでアニメーションを作ろう 小学生 情報工学科 8月 2日(土) 親子で楽しく作る6足歩行ロボット 小学生4年~6年生
(保護者)電子制御工学科 11月2日(日) エコエコ電池 (燃料電池) を作ってみよう 小学生4年~6年生
(保護者)電気工学科
大和郡山市科学教室・高専教室(平成25年度)
日時 内容 対象者 担当学科 6月15日(土)
6月22日(土)
7月13日(土)パソコンでアニメーションを作ろう 小学生(4年生以上) 情報工学科 7月20日(土) 身の回りの食材や草花で
オリジナルハンカチをつくろう!小学生(4年生以上) 物質化学工学科 8月23日(金) メカをきわめよう 小学生(4年生以上) 機械工学科
大和郡山市科学教室・高専教室(平成24年度)
日時 内容 対象者 担当学科 6月23日(土)
6月30日(土)
7月 7日(土)パソコンでアニメーションを作ろう 小学生(4年生以上) 情報工学科 7月28日(土) 親子で楽しく作る6足歩行ロボット 小学生(4年生以上) 電子制御工学科 11月17日(土) エコエコ電池(燃料電池)を作ってみよう 小学生(4年生以上) 電気工学科
大和郡山市科学教室・高専教室(平成23年度)
日時 内容 対象者 担当学科 6月18日(土)
6月25日(土)
7月 2日(土)パソコンでアニメーションを作ろう 小学生(4年生以上) 情報工学科 8月27日(土) 錬金術に挑戦しよう! 小学生(4年生以上) 物質化学工学科 8月28日(日) 粉末を成形して世界で一つ
だけの金属製品を作ろう!小学生(4年生以上) 機械工学科
大和郡山市科学教室・高専教室(平成22年度)
日時 内容 対象者 担当学科 7月24日(土)
7月25日(日)親子で楽しく作る6足歩行ロボット 小学生(4年生以上) 電子制御工学科 9月 4日(土)
9月11日(土)
10月 2日(土)コンピュータを用いたアニメーションづくり 小学生(4年生以上) 情報工学科 11月 6日(土) エコエコ電池(燃料電池)を作ってみよう 小学生(4年生以上) 電気工学科
大和郡山市科学教室・高専教室(平成21年度)
日時 内容 対象者 担当学科 8月29日(土) ムラサキキャベツから指示薬を作ろう! 小学生(4年生以上) 物質化学工学科 9月 5日(土)
9月12日(土)コンピュータを用いたアニメーションづくり 小学生(4年生以上) 情報工学科 9月 6日(日) パスタで作るじょうぶな橋 小学生(4年生以上) 機械工学科
大和郡山市科学教室・高専教室(平成20年度)
日時 内容 対象者 担当学科 7月26日(土)
7月27日(日)楽しく作る6足歩行ロボット 小学生(4年生以上) 電子制御工学科 10月18日(土)
10月25日(土)コンピュータを用いたアニメーションづくり 小学生(4年生以上) 情報工学科
大和郡山市科学教室・高専教室(平成19年度)
日時 内容 対象者 担当学科 9月 9日(日) パスタで作るじょうぶな橋 小学生(4年生以上) 機械工学科 10月20日(土)
10月27日(土)
11月17日(土)コンピュータを用いたアニメーションづくり 小学生(4年生以上) 情報工学科 2月 2日(土) 静電気でモータを回そう 小学生(4年生以上) 一般教科
大和郡山市科学教室・高専教室(平成18年度)
日時 内容 対象者 担当学科 7月22日(土)
7月23日(日)楽しく作る6足歩行ロボット 小学生(4年生以上) 電子制御工学科 8月28日(月) パスタで作るじょうぶな橋 小学生(4年生以上) 機械工学科 10月21日(土)
10月28日(土)
11月18日(土)少年少女パソコン教室 小学生(4年生以上) 情報工学科 2月 3日(土) 静電気でモータを回そう 小学生(5年生以上) 一般教科
出前授業(平成27年度)
開催日 内容 派遣小・中学校等 担当教員 学科 9月14日(月) 磁石の不思議
〔磁気工学〕学科指導教室
「ASU」榊 原 和 彦
武内 將洋
新 野 康 彦
稲 田 直 久
一般教科 12月 7日(月) 超低温の世界を探る
〔物理〕郡山北小学校 榊 原 和 彦
武内 將洋
新 野 康 彦
稲 田 直 久
一般教科 2月15日(月) 磁石の不思議
〔磁気工学〕平和小学校 藤田 直幸
平井 誠電気工学科 2月16日(火) 磁石の不思議
〔磁気工学〕筒井小学校 藤田 直幸
平井 誠電気工学科 2月17日(水) 超低温の世界を探る
〔物理〕郡山西中学校 榊 原 和 彦
武内 將洋
新 野 康 彦
稲 田 直 久
一般教科 2月19日(金)
磁石の不思議
〔磁気工学〕昭和小学校 藤田 直幸
平井 誠電気工学科 2月24日(水) 磁石の不思議
〔磁気工学〕矢田小学校 藤田 直幸
平井 誠電気工学科 3月 8日(火) 超低温の世界を探る
〔物理〕郡山東中学校 新野 康彦 一般教科
出前授業(平成26年度)
開催日 内容 派遣小・中学校等 担当教員 学科 11月28日(金) 超低温の世界を探る 郡山北小学校 榊原 和彦
稲田 直久
一般教科 12月9日(火) からくり人形を作ろう 学科指導教室
「ASU」廣 和樹 機械工学科 2月2日(月)
2月5日(木)光を探る 郡山西中学校 玉木 隆幸 電子制御工学科 2月18日(水) 磁石の不思議 平和小学校 藤田 直幸 電気工学科 2月19日(木) 磁石の不思議 片桐小学校 藤田 直幸
平井 誠
電気工学科 2月26日(木)
磁石の不思議 片桐西小学校 藤田 直幸
平井 誠電気工学科 2月27日(金) 磁石の不思議 筒井小学校 藤田 直幸
平井 誠電気工学科 3月4日(水) 超低温の世界を探る 郡山東中学校 新野 康彦 一般教科 3月5日(木) 磁石の不思議 郡山北小学校 藤田 直幸
平井 誠
電気工学科
出前授業(平成25年度)
開催日 内容 派遣小・中学校等 担当教員 学科 10月17日(木) パン酵母の性質を探ろう 昭和小学校 三木 功次郎
北村 誠物質化学工学科
一般教科11月21日(木) パズルの達人 筒井小学校 山口 賢一 情報工学科 11月21日(木) プラスチックをリサイクルしよう 昭和小学校 中村 秀美
林 啓太物質化学工学科 11月29日(金) 超低温の世界を探る 筒井小学校 榊原 和彦 一般教科 2月17日(月) 磁石の不思議 片桐小学校 藤田 直幸 電気工学科 2月24日(月)
磁石の不思議 片桐西小学校 藤田 直幸
平井 誠電気工学科 2月26日(水) 磁石の不思議 筒井小学校 藤田 直幸
平井 誠電気工学科 2月27日(木) 磁石の不思議 郡山南小学校 藤田 直幸
平井 誠電気工学科 2月27日(木) 英語ノートで宇宙人との
共存を探る郡山北小学校 金澤 直志 一般教科 3月 4日(火) 磁石の不思議 郡山北小学校 藤田 直幸 電気工学科 3月 7日(木)
磁石の不思議 平和小学校 藤田 直幸
平井 誠電気工学科 3月10日(月) 超低温の世界を探る 郡山東中学校 新野 康彦 一般教科
スーパーサイエンスの達人派遣【出前授業】(平成24年度)
開催日 内容 派遣小・中学校等 担当教員 学科 10月16日(火) 磁石の達人 矢田南小学校 藤田 直幸
平井 誠電気工学科 10月25日(木) 朗読指導のマエストロ 治道小学校 神澤 和明 一般教科 10月25日(木) 超低温の世界を探る 郡山北小学校 榊原 和彦
稲田 直久一般教科 12月 5日(水) 超低温の世界を探る 筒井小学校 榊原 和彦 一般教科 12月 6日(木) 電池づくりの達人 平和小学校 片倉 勝己 物質化学工学科 12月13日(木) 磁石の達人 矢田小学校 藤田 直幸
平井 誠電気工学科 1月24日(木) 自立型ロボットを探る 矢田小学校 櫟 弘明 電子制御工学科 2月18日(月) 磁石の達人 治道小学校 藤田 直幸 電気工学科 2月19日(火) 磁石の達人 片桐小学校 藤田 直幸 電気工学科 2月26日(火) 磁石の達人 筒井小学校 藤田 直幸
平井 誠電気工学科 2月28日(木) 磁石の達人 郡山北小学校 藤田 直幸
平井 誠電気工学科 3月 6日(水) 超低温の世界を探る 郡山東中学校 新野 康彦 一般教科
スーパーサイエンスの達人派遣【出前授業】(平成23年度)
開催日 内容 派遣小・中学校等 担当教員 学科 9月30日(金) 超低温の世界を探る 郡山南小学校 新野 康彦 一般教科 10月28日(金) 超低温の世界を探る 郡山北小学校 榊原 和彦
新野 康彦一般教科 11月 1日(火) 超低温の世界を探る 矢田南小学校 榊原 和彦
新野 康彦一般教科 2月23日(木) 磁石の達人 治道小学校 藤田 直幸
平井 誠電気工学科 2月24日(金) 磁石の達人 片桐西小学校 藤田 直幸 電気工学科 3月 2日(金) 磁石の達人 郡山北小学校 藤田 直幸
平井 誠電気工学科 3月 5日(月) 超低温の世界を探る 郡山東中学校 新野 康彦 一般教科
スーパーサイエンスの達人派遣【出前授業】(平成22年度)
開催日 内容 派遣小・中学校等 担当教員 学科 10月 8日(金) 超低温の世界を探る 矢田南小学校 新野 康彦 一般教科 2月10日(木) ふしぎ実験教室 郡山北小学校 三木 功次郎 物質化学工学科 2月25日(金) 磁石の達人 片桐西小学校 平井 誠 電気工学科 2月28日(月) 磁石の達人 治道小学校 藤田 直幸
平井 誠電気工学科 3月 4日(金) 超低温の世界を探る 郡山東中学校 新野 康彦 一般教科
スーパーサイエンスの達人派遣【出前授業】(平成21年度)
開催日 内容 派遣小・中学校等 担当教員 学科 10月26日(月) 超低温の世界を探る 矢田南小学校 新野 康彦 一般教科 2月25日(木) 磁石の達人 郡山北小学校 藤田 直幸
平井 誠電気工学科 2月26日(金) 磁石の達人 治道小学校 藤田 直幸 電気工学科 3月 5日(金) 超低温の世界を探る 郡山東中学校 新野 康彦 一般教科
スーパーサイエンスの達人派遣【出前授業】(平成20年度)
開催日 内容 派遣小・中学校等 担当教員 学科 10月 7日(火) 環境とエネルギーの問題に挑む 矢田南小学校 泉 生一郎 物質化学工学科 10月15日(水)
10月17日(金)超低温の世界を探る 郡山北小学校 榊原 和彦 一般教科 11月21日(金) 光の不思議を調べよう 昭和小学校 堀内 泰男 一般教科 12月 2日(火) 超低温の世界を探る 矢田南小学校 榊原 和彦 一般教科 1月29日(木) 電池づくりの達人 郡山北小学校 片倉 勝己 物質化学工学科 3月 4日(水) 超低温の世界を探る 郡山東中学校 榊原 和彦 一般教科 3月 9日(月) 磁石の達人 郡山北小学校 藤田 直幸 電気工学科 3月13日(金) 磁石の達人 治道小学校 藤田 直幸 電気工学科
スーパーサイエンスの達人派遣【出前授業】(平成19年度)
開催日 内容 派遣小・中学校等 担当教員 学科 6月29日(金) 「ペーパークロマトによる色素分離実験」 ろ紙と水を用いて水性のインクの分離実験を行う 郡山西小学校 中谷 武志 物質化学工学科 8月 3日(金) 授業に役立つパソコンの活用
~プレゼンテーションの楽しさを味わおう~郡山北小学校 松尾 賢一 情報工学科 9月27日(木) 夏休み理科作品の講評 片桐西小学校 平 俊男
三木 功次郎機械工学科
物質化学工学科10月16日(火)
10月19日(金)超低温の世界を探る 郡山北小学校 榊原 和彦 一般教科 12月 4日(火) 超低温の世界を探る 昭和小学校 榊原 和彦 一般教科 12月19日(水) 超低温の世界を探る 矢田南小学校 榊原 和彦 一般教科 3月 5日(水) 超低温の世界を探る 郡山東中学校 榊原 和彦 一般教科 3月 7日(金) 磁石の達人 郡山北小学校 藤田 直幸 電気工学科
スーパーサイエンスの達人派遣【出前授業】(平成18年度)
開催日 内容 派遣小・中学校等 担当教員 学科 6月 5日(月)
6月15日(木)超低温の世界を探る 郡山北小学校 榊原 和彦 一般教科 6月29日(木) ロボット創りに挑戦 郡山北小学校 阪部 俊也 電子制御工学科 7月14日(金) 太陽光を使って環境クリーニングに挑戦 南井町児童館 泉 生一郎 物質化学工学科 7月31日(月)
8月 8日(火)パソコン教室(エクセル・パワーポイントの使い方,ホームページ作成法) 本校
(幼稚園教職員)成田 紘一 電気工学科 9月11日(月) 夏休みの自由研究発表会に専門教員がコメントを行う 片桐西小学校 平 俊男
三木 功次郎機械工学科
物質化学工学科9月29日(金) 環境問題を考える 南井町児童館 梅原 忠 物質化学工学科 10月13日(金) 水や空気の性質を学ぶ 矢田小学校 小柴 孝 機械工学科 12月12日(火) ふしぎ実験教室 矢田小学校 三木 功次郎 物質化学工学科 12月13日(水) 光のおもしろさ・不思議体験 郡山北小学校 宮本 止戈雄 一般教科 1月23日(火) 電池づくりの達人(備長炭電池を作る) 矢田小学校 片倉 勝巳 物質化学工学科 1月25日(木) 電池づくりの達人(備長炭電池を作る) 郡山西小学校 片倉 勝巳 物質化学工学科 2月 5日(月) 電池づくりの達人(備長炭電池を作る) 郡山東中学校 片倉 勝巳 物質化学工学科
パスタで作るじょうぶな橋
電気モータのしくみを学ぶ
超低温の世界を探る