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地方創生推進事業(COC+) 平成27年度~令和元年度
本校におけるCOC+活動概要(平成27年度~令和元年度)
平成27年度に文部科学省「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」において、奈良女子大学と奈良県立大学の3校協働による『共創郷育:「やまと」再構築プロジェクト』が採択され、奈良県内での雇用創出や学生の定着率の向上を目指し諸施策に取り組みました。
教育面では、「地域創生マインド養成教育プログラム(TOMO)」を構築し、学年進行とともに順次履修していく地域創生科目を揃え、すべての学生が奈良県の魅力を知り、地域創生に対する意識が浸透しました。
研究面では、「地域共創研究クラスター」を組織し、奈良県が抱える課題をテーマに県内企業・自治体等と連携し、研究・開発を進めました。
さらに、奈良県内での人材定着を目指して県内企業や奈良県と連携し、企業と学生との交流深化を図りました。県内企業の見学会、企業経営者による講義(講演)、インターンシップへの参加促進や企業セミナー、県内企業に就職した卒業生との交流など、一人でも多くの学生が県内企業の魅力を発見できるよう、工夫をこらした企画を行いました。
COC+事業の継続について(令和2年度~)
本校ではCOC+事業を通じ、学内での地域創生意識の涵養とその風土づくりに注力してきました。“教育”“研究”“雇用創出・人材定着”を3本柱とした活動によって、奈良県唯一の工学系高等教育機関としての評価及び存在意義が高まったことは大きな成果です。
文部科学省採択事業は令和元年度で終了となりますが、令和2年度以降も引き続き事業を継続し、確かな技術と地域創生マインドを兼ね備えたエンジニアの育成を図ってまいります。奈良女子大学
奈良工業高等専門学校
奈良県立大学
本校におけるCOC+活動詳細(平成27年度~令和元年度)
『奈良高専 地域イノベーションコンソーシアム』第1回総会を開催しました。(2017年9月20日掲載)
『奈良高専 地域イノベーションコンソーシアム』は、本校を地域イノベーション拠点とした活動を通じて産学官金協働による知的資源の創造と地域経済の活性化に資することを目的に、平成29年2月に設立致しました。現在(平成29年9月15日時点)37の会員企業、7の特別会員(団体・教育機関等)に加入頂いております。
今般、本コンソーシアムの実質的なキックオフを兼ねた第1回総会を平成29年9月15日(金)、本校にて40名の会員様、20名の本校教職員が参加し開催致しました。
<盛況となった会場風景>
冒頭、本校の後藤景子校長より開会の挨拶があり、その後、各出席者から自己紹介が行われました。
<本校 後藤校長の挨拶>
<各出席者の自己紹介風景>
続いて、本校産学交流室室長 中村秀美教授より本コンソーシアムの事業説明が行われ、出席者の皆さんが熱心に耳を傾けておられました。
<中村教授による事業説明>
また、本校 一般教科 竹原信也准教授より「奈良における地域イノベーションコンソーシアムの役割を考える~奈良高専地域イノベーションコンソーシアムの可能性」と題し講演が行われ、「グローバリゼーションと地域の持続可能な発展」、「明治期以降の我が国地方自治の展開」、「地域社会における企業の機能と役割」、「経済地理学と地域政策論」等の観点から本コンソーシアムへの期待と役割について事例を交えながら紹介がありました。
<竹原准教授の講演>
その後、総務課 身吉専門員より銀行助成金・イベントの紹介が行われ、会員企業様の積極的な参加・エントリーをお願いしました。
最後に、中村教授による閉会挨拶の後、名刺交換を兼ねた歓談が行われ、お互いの交流を深める会員様の熱気に包まれました。
<銀行助成金・イベント紹介>
<閉会挨拶>
<名刺交換・歓談風景>
<会場に設置した会員企業の紹介ディスプレイを熱心に見つめる参加者の風景>
本校では、今後、本コンソーシアムを核に、会員企業・特別会員の皆様との連携を密に協働で地域のイノベーション創出に取り組んでまいります。