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出前授業 「パズルの達人」(令和6年11月14日(木) 於 矢田小学校)
令和6年11月14日(木)、大和郡山市矢田小学校において、情報工学科 山口 賢一 教授、岩田 大志 准教授が「パズルの達人」をテーマに出前授業を実施しました。
(出前授業は児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、奈良県大和郡山市及び生駒市と学市連携協定を締結し、創造性や科学的な考え方を育むことを目的に、教育委員会や小中学校からの依頼により、実施しているものです。)
矢田小学校で年に一度行われる保護者等が企画する授業と併せての開催となり、6年生の児童30名及びその保護者16名の計46名に受講いただきました。
「パズルの達人」は、スライドパズル(15パズル)を使って、パズルの動かし方に非常に多くのパターンがある中で効率的に解くための方法があること、また実生活にも繋がっていることに気が付いててもらえる事を目的としています。
最初に、山口先生より奈良高専の紹介がありました。次に、今回使用する スライドパズル(15パズル)は奈良高専が3Dプリンターを使って作成したものであること、授業後はプレゼントすることを説明しました。
続いて、スライドパズル(15パズル)をする前に、3パズルで組み合わせの勉強をします。
何パターンの配置があるか、保護者等と一緒に一生懸命考えます。そしていよいよ、スライドパズル(15パズル)に挑戦。なかなか完成させることができませんが、先生と補助学生が法則性などアルゴリズムを伝えると、すぐに完成させた歓声も挙がっていました。
最後に本日のまとめ。 このようなアルゴリズムを活用することで宅配便が荷物を運ぶ順路を最も短い道筋で運搬するなどの活用があります。
スライドパズル(15パズル)のような16マスでの数字の並べ方は約20兆通りあり、そのうち約10兆通りは絶対に答えにたどり着きません。
ここから、世の中には解けない問題もあること、答えの求め方にはいくつも方法があること、また現代のコンピュータはさらに難解な問題を解くことができることなどの話がありました。
パズルを通して奈良高専や理系科目に興味をもって頂ければと思います。