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科学教室 「少年少女パソコン教室(大和郡山市)」(令和6年6・7月 於 奈良高専)
2024年度(令和6年度)大和郡山市「少年少女パソコン教室」の年間計画(全20回)のうち、奈良高専情報工学科が担当する「アニメーションを作ろう」の全3回が無事終了しました。
受講者の皆さんの楽しい様子や真剣な様子は、講義を担当する教員、補助学生ともにとても嬉しい気持ちになります。今年度もありがとうございました。【7月13日(土)】
第3回目の最終回は、情報工学科 山口賢一 教授が担当し、前半の時間で撮影に用いるモデリングクレイを完成させ、デジタルカメラによるコマ撮りを行いました。後半は、撮影した静止画を繋ぎ合わせ、アニメーションを製作しました。
撮影では、パーツを多数駆使したもの、受講生同士が協力してモデリングクレイに動作を付けているもの、パーツを少しずつ動かし多数のコマを撮影したものなど、楽しみながら創意工夫している様子が見られました。
完成したアニメーションは次々と披露され、受講者の皆さんの考えが詰まった力作動画を見ることができました。【7月6日(土):第2回】
第2回目は、情報工学科 上野秀剛 准教授が担当し、アニメーションの仕組みに関する講義の後、モデリングクレイ(粘土)を用いたアニメーション作りの準備を行いました。
まずは、アニメーションの仕組みとして、マウスで連続性のある複数枚の絵を描き、それらをフリーソフトでつなぎ合わせ、静止画からアニメーションが作成できることを体験してもらいました。次に、モデリングクレイで作成したペンギンの3枚の写真を連続動作となるよう配置し、ペンギンが歩く様子のアニメーションを作成してもらいました。1コマの再生時間を変えるなどして、動画に変化を加える様子が見られました。
続いて、パソコン演習室から移動し、アニメーション用のパーツをモデリングクレイで作成する作業に入ったところで、第2回目の講義は終了となりました。次回は作成途中のモデリングクレイを完成させ、写真撮影、アニメーション作りとなります。完成するアニメーションがとても楽しみです。【6月29日(土):第1回】
第1回目は、情報工学科 松尾賢一 教授が担当し、アニメーションの基礎知識やアニメーション作りに必要となるパソコン操作について講義を行いました。
画像は小さな点の集合体であることや光の三原色(赤・緑・青)について説明を行い、続いて、アニメーション作りで必要となる画像の「切り取り」や「大きさ変更」等の画像処理方法を受講者の皆さんに実践してもらいました。
教室の後半は、校内を散策しながら好きな場所で撮影したグループ写真を演習室へ持ち帰り、ソフトウエアを用いて自分の顔部分を決められた大きさに切り取るなどの画像処理方法を学び、第1回目の講義は終了となりました。