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科学教室 「少年少女パソコン教室(大和郡山市)」(令和5年7月 於 奈良高専)
2023年度(令和5年度)大和郡山市「少年少女パソコン教室」の年間計画(全20回)のうち、「アニメーションを作ろう」として3回の講義を奈良高専情報工学科が担当し全3回を終了しました。受講者の皆さん楽しんで学べましたでしょうか?
本校が担当するパソコン教室は終了となりますが、年間計画の残りのパソコン教室もがんばってください。【7月15日(土)】
第3回目の最終回は、情報工学科 山口賢一 教授が担当し、前半の時間で撮影に用いるモデリングクレイを完成させ、デジタルカメラによる撮影を行いました。後半は、撮影した静止画を繋ぎ合わせてアニメーションを製作しました。
撮影ではアニメーションのストーリーを頭にイメージしながらコマ撮りを行うため、難しい作業でもありますが、撮影しながらその場でモデリングクレイを変形させたり、滑らかな動きになるよう多数のコマを撮影したりと、楽しみながら創意工夫している様子が見られました。
完成したアニメーションは次々と披露され、その動画の名前のユニークさも含めて、様々な工夫が見られる素敵な作品が完成しました。【7月8日(土)】
第2回目は、情報工学科 上野秀剛 准教授が担当し、アニメーションの仕組みに関する講義の後、モデリングクレイを用いたアニメーション作りの準備を行いました。
まずは、アニメーションの仕組みとして、マウスで連続性のある複数枚の絵を描き、それらをフリーソフトでつなぎ合わせ、静止画からアニメーションが作成できることを体験しました。次に、モデリングクレイ(粘土)で作成したペンギンの3枚の写真を連続動作となるよう配置し、ペンギンが歩く様子のアニメーションを各自で作成しました。
続いて、パソコン教室から移動して、受講者の皆さんがアニメーションとして動かしたいキャラクター等を、モデリングクレイを用いて作成し始めたところで、第2回目の講義は終了となりました。次回は作成途中のモデリングクレイを完成させ、写真撮影、アニメーション作りとなります。
【7月1日(土)】
第1回目の講義は、情報工学科 松尾賢一教授が担当し、アニメーションの基礎知識として、画像の仕組みや光の三原色(赤・緑・青)、画像処理について説明しました。三原色の話では、動物(犬や猫)が見えている色の世界を、三原色の明るさを変化させ説明するなど、難しい話も体感を伴ってイメージしやすくなるような工夫をしています。
その後、校内を散策しながら思い思いの場所で受講者同志が写真撮影し合い、教室に戻って、ソフトウエアを用いて自分の顔部分を切り取るなどの画像処理方法を学び、第1回目の講義は終了となりました。