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平成27年度 No1 バズーカで獲物を捕獲しているようにみえるテッポウエビを徹底解明
テッポウエビとは?
テッポウエビは体長40mmほどのエビで片方のハサミが極端に大きいです。
テッポウエビはこのハサミを素早く閉じることによってパチンという音を鳴らします。そして、この音で少し離れた小魚などを気絶させることができ、仲間同士での喧嘩や合図を取るためにもハサミの音を使っています。
ハサミのもう一つの役割はハサミをブルドーザーのようにして砂を掘ったり、自分よりも大きなサンゴ石を持ち運んだりして巣を作り上げることです。
テッポウエビはあまり目が良くないので、写真のようにハゼが見張り役をしてテッポウエビと共生しています。
目的
僕たちはこのハサミを閉じるだけで相手を気絶させる現象に興味を持ち、調べることにしました。ハサミの閉じるスピードが速すぎるのでハイスピードカメラを使用し撮影をしました。
ハイスピードカメラってなに?
1秒間に30コマ(30枚の写真)をこえるコマ数で撮影できるカメラのことです。今回、使用したハイスピードカメラは1秒間に最大15万コマで撮影できるカメラを使用しました。※クリックすると、記事(PDFファイル)が表示されます。